無双ゲーの無双される側に転生したので、ネームド達を避けつつ生きていき…たかったなぁ? 作:ムクロウ
丁度1年ぶりですね〜はい!
すみません!
ぶっちゃけ所属部署が変わったり病院通ったりでクソ忙しいってのもあったんですが、それ以上に精神が割と終わっててですね!
展開考えようとしても手が止まり続けてたんすよ!
言い訳ばっかで本当にすみません!
今度投稿していけるかは分かりませんが、どうにかします!はい!
魔法
生物が生まれ持つ属性の通り
物理法則を歪めるもう一つの法則
基本的に生まれ持つ属性は一つで
後天的に増える事は酷く稀だ
基本属性は炎、水、風、雷、土、氷の六属性
俺も含めた凡百の奴らは大抵このどれかだ
だが稀にではあるが、
これら以外の属性を生まれ持つ連中がいる
それが亜種属性
規格外である事を運命付けられた
とんでも能力の化け物達だ
亜種属性にも色々ある
基本属性だが特殊な性質を持つタイプ
二種の属性が混ざってるタイプ
そして完全に独自の属性を持つタイプ
シオンは三つ目のタイプであり、
星を司る夜の支配者
ぶっちゃけアイツは地球上にいて良いスペックを
軽く超越している
そしてもう一つ例外を俺は知っている
夜霜丸
コイツは明らかに亜種属性になっている
おそらくは星属性を氷属性に混ぜたせいで
特殊な性質を持ったごちゃ混ぜ闇鍋属性
というか後天的に属性が変化してる時点で
イレギュラー過ぎてマジで分からん
言うなれば黒凍属性とでも言おうか
これを使いこなすには、
まずどんな属性なのかを把握する必要がある
…まぁそもそもコイツがどうなってるか
知ってる奴なんていないんだけどな!
ちなみに俺はシオン以外に3人程亜種属性を把握している
全員がメインストーリー絡みな為、
まぁ多分関わる事は無いだろう…無いよね?
………………
「着きました!ここが私達の村です!」
「へぇ…」
壊れる前はこんな感じだったのか
なんというか…明るい雰囲気なのに不穏だな
流石は邪法の儀式を行う村って感じだ
「…」
リュニーはめちゃくちゃ嬉しそうだが、
モブ巫女さんは半分闇堕ちしてないかこれ
さっきから何も喋らないまま
ドス黒い魔力が漏れ出てるんだけど
「お、おいっ!」
モブ巫女さんに気を取られていたら
その辺の村人が声を掛けてくる
「なんで巫女がここにいる!?
それからコイツは誰だ!
なんで村に部外者を招き入れた!?」
村人がゾロゾロと俺とモブ巫女さんを囲む
「儀式はどうした!レレ!」
「村長…」
ほーん、モブ巫女さんはレレって名前なのか
んでこの初老の男が村長ね
「…魔物は、殺されました」
「…何?まさかその男が」
「はい、この方が儀式の途中で現れ、
魔物を切り伏せました」
おいおい、悪意が剥き出しだな
この巫女カス逆恨みしやがって
「貴様…タダで済むと…!」
槍を持った村人達が俺を囲む
「ま、待ってください!
確かに儀式を邪魔したのは悪い事だけど
お姉様を助けてくださったんですよ!?
いきなり槍を向けるなんて…!」
「黙れリュニー!此奴を野放しには出来ん!」
いや、えぇ…
お前らを守る為の魔物を殺した奴に
なんで勝てると思ってるんだ…?
「貴様、守り神がいなければ、
この村がどうなると思っている…!」
いや知るか。というか引っ越せよ。
いつまでもこんな場所に居ないでさぁ…
いや分かるよ?危険だもんな?
老人とか幼児引き連れての進軍はリスクデケェよ?
だからって外道儀式で生き延びるは
流石にゴミ倫理が過ぎるだろ…
いやまぁ半分人辞めてる俺が言うのもアレだけど
「…とりあえず落ち着けよ。
俺を殺したとして、問題解決になるのか?」
「…ならん」
「じゃあとりあえず話を」
「だがタダで済ませられるほど軽い事態でもない。
罪人として捕えなければ
こちらとしてもメンツが立たん」
…拘束って殺害より余程難しいんだぞ?
なんでお前らそんな強気なの?
いや、ワンチャンなんか手札あるかもしれんけど
「守り神とやらより強い相手に挑むのは無謀過ぎねぇか?」
「何も知らぬ貴様に教えてやろう。
我らだけでもこの高原の魔物は容易く屠れる。
問題は数。絶えることない戦闘など
人間である我々には不可能だ」
へぇ、思ってたよりはここの連中強いのな。
話を聞くに帝国の小隊長よりちょっと強いくらいか?
「守り神は力としてはそこまで強くはない。
ただそこに込められた呪詛や怨念によって
弱い魔物を寄せ付けず、
強くてもこの高原の魔物程度なら倒せる。
何より疲れることがないのだ」
だから村の守護には最適って事ね。
まぁだから生贄するねはクソ喰らえだが
「ようはアレか?お前らの方が強いから
守り神を倒した相手でも捕らえられると?
お前ら頭の中スカスカか?」
「なんだと貴様っ!」
「ふざけた野郎だ…!」
おっと、最後につい口が滑った。
囲んでる奴らが青筋浮かべてやがる。
「もういい、捕えよ!多少傷つけても構わん!」
「「「はっ!」」」
えっマジで?横にリュニー達いるぞ?
人質とか巻き添えとかあるだろうに
…いや、巫女を魔法使いと解釈するなら
この姉妹も戦闘員側なのか?
まぁ、とりあえず考えるのは後だ
背後から突き出された槍の石突を掴み取りつつ、
裏拳で顔を殴り飛ばす。
「ガフッ!?」
続けて仰け反った顔面に蹴りを捩じ込み、
前に出た腹に一回転しながら肘を叩き込む。
「ゴォ、ゥッ…!?」
気絶したのを尻目に槍を投げ捨てつつ
手招きして挑発する
「次」
「「っ…!」」
殺気だった戦士達がこちらに構え直す
丁度良いし、
この体での戦闘の実験に付き合って貰おうか
「…全員でかかれ!」
「「「承知っ!」」」
…全部で19人ってとこか
気絶させた奴入れて20人が総数らしい
まずやるべき事は
「
「えっ!?」
「っ!?」
隣の
「邪魔ぁっ!」
「「キャーッ!?」」
「ちょ待tブベッ!?」
力尽くで蹴飛ばして1人巻き込みつつ
戦闘から離脱させる。
残り18人
「「…はっ?」」
「余所見か?」
「ブッ!?」
「しまっ…ガハッ!?」
それに目を向けた隙に
膝を顔面に叩き込みつつ、着地しながら手首に手刀
奪い取った槍でもう1人の鳩尾を横薙ぎに打ち据える。
…槍が折れた。力加減に慣れてないな。
この調子で技を使うと死人が出かねないし、
今回は帝国式体術は動きのみで行こう。
槍を奪った兵士の顎を蹴り抜く。
残り16人
「お前、よくも!」
3本の槍の切先が突き出されるのを
右手、左脇、右膝で受け止め、
「なっ!?手が…」
「そこっ!」
「ングッ!?」
「カッ!?」
「アグッ!?」
即座に槍をへし折り、1人目の顎に掌底。
その流れのまま2人目、3人目の
こめかみ、脳天にそれぞれ肘打ちを打ち込む。
魔力の流れは問題なし。
ただやはり弱くなってるな。
どっちしろ大規模な魔法は
シオンに探知されかねないからNGだが
ふらついた3人の内の1人の首を片足で挟み
残り2人を巻き込むように薙ぎ倒す
残り13人
「喰らえっ!」
投げられた槍を掴み取る。
そのまま向かってきた奴らに
石突側を向けて投げ返しつつ、
飛び蹴りからの踵落としでもう1人を沈める。
「グッ!?」
「ブッ!?」
跳ね返った槍を蹴り飛ばして
今度はこめかみに持ち手部分をぶち当てる
残り11人
「このっ!」
ヤケクソ気味に振り下ろされた槍を手で流し、
その勢いを利用して槍ごと背負い投げ
背後の連中に叩き付ける。
「ングゥッ!?」
「「嘘だrゴハッ!?」」
叩きつけた衝撃で奪えた槍で
怯んだ2人の鼻面を殴り抜く
どれくらい動けるかは分かってきたな。
身体能力はレベル40後半くらいか?
転生したばかりの頃以下なのは中々キツイな
慣れるまではしばらく掛かりそうだ。
残り9人
「闇雲に攻めるな!
複数方向から攻撃しろ!」
流石に学習したのか、
隊長らしき奴の命令通り
正面、両側面、背後の4方向から
別々の攻撃を仕掛けてくる。
「遅ぇ」
攻撃の瞬間に正面に飛び込み、
迫る槍の側面に右の裏拳を当てて逸らしつつ
顎を左フックで打ち抜き脳を揺らす。
「カッ…!?」
再度左右から突き出された槍を屈んで躱し、
背後の槍を掴んで相手を引き寄せる
喉元を掴みつつ軸足を刈り
後頭部から地面に叩きつける
「…ッ!?」
左右から振り下ろされる槍の側面を
掌で軽く押して互いが衝突するよう受け流し
後ろ回し蹴りで双方の脇腹を蹴り飛ばす
「「グフッ!?」」
精密動作自体に問題はなし。
ただ身体能力が落ちた影響で動体視力まで落ちたのは
中々に痛手だな。
何より魔力循環が使えないのがキツい。
身体強化魔法は他の強化魔法と重ね掛け不可だし、
魔力消費も中々だ。
残り5人
「貴様ぁ!」
隊長らしき奴が副官らしき2人と共に
息のあった連撃を仕掛けてくる。
結構速い。
槍先に拳を合わせる。
当たる瞬間一瞬だけ樹鱗を接触箇所のみに発現させ
槍先を殴り砕く。
「何っ!?」
1本目は位置が、3本目はタイミングが少しズレた。
直ぐに再生させたが若干肉が抉れたわ。
半人半魔だとバレずに鱗を使えるのは便利だが、
まだまだ練習が必要だな。
しばらくは人体改造の再生で誤魔化しとこう。
先頭の1人の肩に組み付き、回転して脱臼させる
「〜ッ!?」
「このっ…!」
殴りかかってきた隊長(仮)の顔に
カウンター気味に拳を叩き込み
カバーに入った最後の1人の膝裏を踏みつけて
下げた脳天に肘を殴り落とす
「ゴッ!?」
隊長(仮)の蹴りを上側に流して崩し
背後に回って首を締め上げる
「ゥ…グゥ…」
えっと残りは…
隊長(仮)を締め落とした後
背後から忍び寄った1人に肘打ちし、
裏拳からの振り返りつつ回し蹴りで刈り取る
索敵能力は変わりなし
寧ろ魔力循環を意識しない分
魔力探知だけなら上まであるな
最初に槍を投げてきた1人に向き直る。
コイツで最後か
「まだやるか?」
そう言って一歩踏み出そうとして
片膝を突く
「…あ?」
力が上手く入らねぇ、これは…
「麻痺毒の類か」
槍殴った時に抉れた傷口から吸い込んじまったか
中々強力な毒だな
拘束出来る自信の源はコレか
「どこかで槍が当たってたか!」
最後の1人が拘束しようと走ってくる
いやまぁ…
「悪いが拘束させてもらグフッ!?」
掴み掛かる手を掴み返し、
走り込んできた腹に思いっきり蹴りをぶち込む
普通に分解できるけどさ
「な、ぜ…!?」
「毒の量ケチったんじゃねぇの?
命と天秤に掛けたなら、水滴一つで等価だろうよ」
「ほざ、けっ…!」
そう吐き捨てつつ最後の1人も倒れ伏す
腐っても俺は軍用クローン
このくらいの毒くらい難なく分解できるさ
つーか自己再生系の人体改造は
基本的に免疫向上とセットにしないと
癌細胞とか傷口からの感染祭りになっちまうし
体の調子を確かめつつ、村長に向き直る
「さて、アンタもやるかい?」
「…貴様、何者だ。
ただの旅人にしては体捌きが洗練され過ぎている」
「そう言われても名乗れる肩書きなんて無くてね。
俺は天文観測と登山が趣味なただの無職だよ」
帝国軍から抜けてるからマジで無職なんだよね。
「ただの無職が刀を持つか?」
「良い杖だろ?山頂を目指す時には
自力で体を支えれる杖が必須だからな」
「随分と物騒な山登りだな」
「自分の安全の為に他人に頑張らせ続けるとか
恥の重さで上を向けなくなっちまうからな」
「…」
「どうした?眉間にシワが増えてるぜ?
空でも眺めて落ち着けよ」
俺が自分の眉間を指を叩いて見せると
額に青筋が浮き出る。
どこにイラつく要素があったんやろ?(すっとぼけ)
俺はただ趣味を語っただけだと言うのに…
「んで?
「…本職の戦士には及ばぬが、これでも私は村長。
貴様に好きにさせる訳にはいくまい」
そう言って短剣を懐から引き抜き、構える
「俺から手を出した覚えはないな」
「だとしても、だ。
この村に変化を受け入れられるだけの余裕はない」
「待ってるだけで何かが良くなる事はない。
思考停止の言い訳は結構だが、
その対価をガキに支払わせるんじゃねぇよ」
「…儀式が間違っている事は認めよう。
だがより多くを生かすことが出来るなら、
弱き我らは自ら地獄へ堕ちようぞ」
…拙い構えながらブレない目だ。覚悟が決まっている。
コイツらも村を護るって動機自体は扱く真っ当だ
せめてもっと他の方法取ってればなぁ
「その意思だけは見事だよ。
だからこそ、時代遅れのテメェの思考回路に…」
夜霜丸の鯉口を切る
「現実を教えてやる」
瞬間、周囲一帯の温度が急速に低下する
微かに見える
その場の景色が水面の様に揺蕩っている
「ぅ…くっ…」
あまりにも"重い"気配に、
圧力だけで空間が悲鳴を上げるようとさえ錯覚する
「ハァ…やっぱ耐えられないのか」
「…ッ!」
構えた状態のまま体の固まった村長
及びその他全ての村人を見渡した後、
鞘から引き抜く事はせずに納刀
「ッ…!ハァッ…!ハァッ…!」
極度の緊張から解放されて
短剣を取り落としながら片膝をつく村長
「立ち寄った旅人1人に魔物ごと一蹴される。
これがお前達の現実だ。
外道に堕ちるは勝手だが、
他人の犠牲の結果をテメェが享受して
ただ振りかざすだけで生き残れるなんざ
考え方が甘過ぎるんじゃねぇか」
俺をイレギュラーだと考えても、
実際コイツらの村本来滅びてるしな
「何が…言いたい…」
息も絶え絶えの村長に容赦ない言葉をぶつける
「無駄に悪趣味なだけで中途半端。
コスパ最悪な割に大した戦闘力が無い。
つまり倫理的にも戦略的にもお粗末。
0から出直してこいド三流」
「知った様な…口を…若造…が…!」
「歳食っただけの老害らしい無様さだ。
俺の数日とお前の数十年、
どっちの方が重いだろうな?」
まぁ結果は聞くまでもない
見下ろす俺と見上げるコイツ
それが全てだろう?
…いかん、また
人間関係が不安定化するのは洒落になってないぞ。
傲慢さは元から?うるせぇ!
「…まぁ流石にここでサヨナラして
次寄ったら村半壊とかだと目覚めが悪い。
数日は村に滞在して魔物除けになってやる。
その間に話し合って儀式以外の代案持ってこい」
「そんなものがあるなら、
とっくにそちらに変えておるわ!」
「俺が果たすべきだと感じた義理はそこまでだ。
お前達が何を言おうがどうしようが、
いずれにしろ数日以内に俺はこの村を出る」
「くだらん…ならば貴様が出た後
再び儀式をすれば良いだけだ」
「…思考停止もここまでいくと哀れだな。
お前はレレってやつの今の状態も分からんのか。
アレが儀式なんざやったらこの村滅ぶぞ」
「…どういう意味だ」
「少しは自分で考えろや。
何の為にテメェの脳みそは詰まってんだよ」
元になってるのは水だろうが、
純粋な水にしちゃ少し
恐らくは呪詛や穢れ方面の亜種属性だろうが、
あの類の儀式とは相性が
単独で魔物の命令の書き換えが可能なレベルでな
無意識に自分の願いの通りに命令を捻じ曲げたのが
原作での守り神による村崩壊の真相だろうな
「…ぇ……ょっと…っ!」
亜種属性は所謂突然変異って形が多い
それが奇跡的に儀式に相性が良い属性になったのは
因果応報ってやつなんだろうなぁ…
「…ねぇったら!いつまで放置するのよ!」
「狭い…!早く…出し…て…!」
…なんか聞こえるな
一体何だって言うんだか……あっ
「こうなったら殴って壊して…
硬っ!?氷の強度じゃないでしょこれ!?」
「…私の魔法なら」
「ここでお姉様の魔法使ったら私死んじゃうよ!?」
ちょっと解説
・敵の強さについて
村の戦士達はレベルとしては30中盤から後半くらい
ただ戦闘系のスキルを中途半端にしか伸ばしてないし、装備が貧弱のでそんなに強くない
帝国の兵士は雑魚兵が10〜20前後、小隊長は20後半〜30前半程度だが戦闘系のスキルは充実してるし、装備も国から支給された良質な物なので割と強い
・ヒリュウのステータスについて
基本的なステータスは同レベルのクローン兵と一緒だが、剣術や魔力隠蔽、習得済みの魔法といったスキル類はそのままである。
例外として魔力量や魔力出力といった魔法関係の能力だけは氷刀《エッジ・オブ・クレバス》習得の影響で高めになっている