通り魔に刺されて死んだと思ったら大筒木家のご本家として転生しました 作:虚無神
この男の人生は実に散々な人生だった、四歳の頃に両親を強盗に八つ裂きに殺され、祖父母に育てられるもこれも五歳の時に大規模のテロに巻き込まれ、彼を庇って死亡、今度こそ彼を引き取ってくれる人はおらず、金も無く借金に手を染め、しかし金だけでは借金取りは満足すること無く、幼くして男達にレイプされ続ける日々を送っており、彼の中で感情は徐々に薄れていった。
だが、そんな彼の人生に幼い時以来の幸せと言う物が巡ってきた、それは十三歳の時だった、彼はいつも通り男達にレイプされる筈だった、だが見ず知らずの男が駆け付け、彼はその男に優しく「大丈夫か」っと言われハイライトを失った眼に色が戻り、以降その助けてくれた男に諸々の事情を説明した、その男の人は彼の話を聞いて可哀想だと思ったのか引き取る事にした。
そこから三年間、彼は普通の学生らしい生活を送る事が出来た、ただ違うとすれば、彼は容姿がとても整っており、男なのに女に見える程の美少年だったからなのか、他の大人の男や女の人にもナンパされる事がしょっちゅうになった。
大人の男に対してはレイプされた経験から苦手意識が強かった、大人の男性で唯一安心出来たのは自分を助けてくれた男の人だけだった。
そして4月7日、彼は華々しい高校生活を送る筈だった、そう通り魔が現れるそれまでは彼の高校生活は無事にスタートしていた、だがそのスタートの日に彼は近くにいた女子高生に刃物を突き立てようとする男に突っ走り女の子を庇って逆に刺されてしまい、そこで彼の華々しい高校生活はスタートする前に幕を閉じてしまった。
自信を助けてくれた恩人を残して自分が死ぬのは彼にとって唯一の心残りであった。
そんな彼を見て来た神様が一度魂の彼を天界に呼び寄せ、ある選択肢をさせる事にした。
「青年よ・・生きたいか…?」
神様は彼にそう尋ねる。
『生きたい・・叶うならあの人にもう一度・・・』
「すまぬ・・一度無くした生では二度目に同じ世界で同じ生を持ってる生まれる事は禁じられている」
『そうなんですねぇ・・』
「だが君には新しい生として異世界にて転生する権利を得ている、まぁぶっちゃけ言うと君の死亡予定日は83歳で死因は自然死・・の筈だったんだが・・・運命の神が間違えてお前の死亡日を今日にしてしまってなぁ・・だから元いた世界に返す事は出来ないが、異世界なら何処へでも転生させられる…」
『特に生きたい異世界とかは無いし・・貴方が選んだ世界で良いよ』
「欲が無いか・・分かった・・・ではお前はBORUTOの世界に行ってもらう……」
神様はそう言うとBORUTOの世界に彼を転生させる事にした、そして天界にいる彼の魂は消えBORUTOの世界にて転生を果たした。
そして転生した彼の名は大筒木ナラクとして生を過ごす事になった。
大筒木として転生した彼は、大筒木家の中でも飛び抜けてチャクラ量が異常に多く、潜在能力も大筒木一の才能を持っていた。
彼が転生を果たして五年が経ち、彼は時空を超えて地球に訪れた、彼はこの世界での地球に興味があった、生前の地球とどう違うのかと不安と好奇心の両方があった、好奇心の方が勝り時空を超えて地球にやって来た。
そして地球で暮らしても不自然にならない様に肌色を人間と同じ色に擬態し人間そのものに化ける事にした。
元人間であるから分かる事であり、人は周りと少し違うだけで差別をして虐めをする、彼は生前に男達にレイプされる以外に酷い虐めにもあっていたから尚更分かるのだ、だから化ける事でカモフラージュした。
運命の出会いとは突然来るものであり、街を歩いているとナンパされている一人の女の子を見掛ける、自身の経験上彼女を報知する事は出来ず、彼女の前に立ち男達の前に立った。
「んだこのガキ・・その小娘とアレなのか?」
『……いや、無関係だ…』
「じゃあどうして庇いたてするんだ?」
『嫌がっていた様に見えたから・・放置は出来なかった…』
「……へぇ〜・・けどよ・・・お前・・よく見ると滅茶可愛い顔してんじゃん、それにスタイルも細くて綺麗で申し分は無い・・・まぁ胸が無いのがちょっと残念ではあるが・・まぁ・・・どうとでもなるわなぁ……」
『この世界でもそう言う目線で見て来る奴はやっぱいるんだなぁ……』
「さて、じゃあ後ろの小娘の代わりに慰め者になってくれよぉ〜」
男は口角を上げ、やらしい目線を向けながらナラクに触れようとするが、ナラクは指を前に突き立て男の腹に押し込む、すると男は急にその場に倒れ気絶した。
少女はその光景を見て驚愕していた、何故なら彼女は彼がどうやって男を気絶させたか、その方法が全く分からなかったからだ。
ナラクはただ指を突き立てた訳では無かった、誰にも認識されずに白眼を使い男の神経を一時的にシャットアウトさせる事で気絶させていた。
「あ、ありがとう・・私・・・」
『……俺の自己満だ・・気にするなぁ…』
「それでも助けてくれたのは変わりないわ、それにお礼を言わなかったら心が無いと思われるじゃない…」
『俺は気にしない・・じゃあ…』
「待って!・・その顔・・・見たい・・恩人の顔を知らずにって私としては嫌だし…」《それに・・声的にかなりの美形なのが想像付く、男の反応もそれと同じ・・・まぁでも単純にどんな顔なのか気になるのもあるし・・》
『……』《どうしよう・・・まぁ適当に顔を見せてやり過ごすか…》
少女に顔を見せて欲しいと言われ顔を見せる事にした。
ナラクのその顔を見た少女は意識しているのか無意識なのか頬を赤くしており、心臓の鼓動も激しくなり初めての感覚を覚えていた。
『……これで良いんだよねぇ?』
「…………え、え、えぇ//」
『じゃあ行っても良い?』
「ねぇ、・・貴方行く宛てあるの…?」
『……無い…』
「だったら家来て欲しいなぁ!!//」
『どうして・・見ず知らずの他人を家に招ける?』
「私を助けてくれた・・それだけじゃあダメ……////?」
少女は頬を真っ赤に染めてナラクに自分と一緒に来て欲しいと懇願した。
『……分かった…』《そんな顔されたら断れないじゃんか・・ズルいよなぁ・・・女って…》
「こっち!!」
嬉しいのか少女はナラクの手を引っ張りそのまま自分の家に突っ走った。
ナラクは少女のなすがままにそのまま移動した、引っ張られながらである、そして少女の家の前に付き、彼は転生してと言う寄り人生初女の子の家に入る事になった。