ブルーアーカイブ 廻星のアリア   作:misoran

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襲撃①

 午前1時半ごろ、アビドス砂漠のとあるカイザーPMC基地にて。

「何だ?空に何か見えるような」

「何かって何だよ。こんな砂漠のど真ん中、雲以外に何もねぇだろ?」

「いや、何つーかもっとこう...UFOみたいな感じの奴が...」

「残業で頭イカれたか?UFOなんてあるわけ」

『基地上空に不明な飛行体を補足!不法侵入だ、撃ち落とせ!』

 

「シオンちゃん、状況は!」

『底部に異常、地上からの攻撃です!!』

「地上!?一体どういうこと!?」

 警報鳴り響く中急いでブリッジに駆けつける。途中、立て続けに襲い来る揺れと爆発音で目を覚ましたのだろう。混乱した生徒たちが道を塞いでいたが、偶然居合わせた学会の部員たちの協力によりその場は収まった。

「避難誘導は私たちが担当しますね!」

「原因の対処はお願いします、先輩」

「すいません。そちらはお願いします、皆さん!」

 助けてくれた二人にうなずいて、アルハは再びブリッジへと向かった。

 

「テラ、最終チェック終わったぞ!」

「りょーかいっ!シールドユニット、使用許可!」

『許可確認、シールド張ります!』

 直後に止んだ地面の揺れと、現れたポラリスを覆う青白い光の壁([シールド])。主にタンク役や味方の援護(サポート)を務める生徒がもつそれと原理を同じくするこのシールドは、しかし範囲と持続力が段違いである。

「急かしてごめんね、整備チームは危ない仕事ばっかなのに」

「なーに、緊急事態だし気にすんな。それにテラのお陰で仕事は前よりずっと楽になった。ならじゃんじゃん使って恩返しさせてくれよ!」

「...うん!じゃあステラ(こっち)も頑張らないとね!」

 そう言ってテラは、ブリッジへと駆け出した。

 

『シールドユニット、使用許可!』

「許可確認、シールド張ります!」

『避難誘導、学会の生徒たちがやってくれるって』

「了解。誰か、学会に無線繋いで下さい!」

 握っていたレバーを引いてシールドを展開。目線は大画面、ポラリス各所にある監視カメラやセンサーから得た情報から安全または危険なエリアを推測、情報を共有しながら避難を進める。

「シオンさん、攻撃が想定より激しいです!シールド、もってあと20分かと...!」

(避難状況もまだ1割程度、残り20分じゃ射程外まで逃げるのはおそらく無理...)

「あーもうっ!何とかしてやりますよ!」

 

「っし、みんな大丈夫そ?」

『はい。警備チーム8分隊37名、全員揃っていますわ』

 有事の際こそ冷静に。そんな先輩からの教えを体現するかのように、警備チームの無線は他よりも落ち着いた雰囲気をかもしていた。

「オッケ。んじゃパラもってエアロック前集合、ウチの合図で1分隊(いっこ)づつジャンプね。てかさ〜、夜のスカイダイビングってエモくね?」

『今夜は晴れてるので星がよく見えそうですわね、リオン。ところで、許可もなく勝手に作戦準備して大丈夫なのでしょうか?』

「ま、これから許可は下りるっしょ。...このままじゃシールド持たんし、逃げきれないならこっちから攻める。シオシオなら絶対そうするね」

 

 テラがブリッジに着くと、すでにアルハ達が集まり話し合っていた。...が、あまり穏やかな感じではなさそうだ。

「ですから先輩!このままでは墜落しちゃうんです!」

「でも規則を破ったらポラリスは廃校だよ。きっと他に方法が...」

(さて、アルハとシオンは何話してるのかな〜?ま、十中八九あの件だろうけど。リオンは...落ち着いてるね、さすが警備室長。じゃあまずは...)

「は〜い、二人共落ち着いて?一緒に深呼吸しよ」

「テラちゃん...」「テラ先輩...!」

「お待たせリオン。さっそくだけど、心得は?」

()()()()()()()()()、っすね」

 皆に深呼吸を促したテラは、満を持して話を切り出した。

 

「...ね、わたしに良いアイデアがあるんだ」




 こんにちは、misoranです。秋に近づいてだんだんと涼しくなってきましたね。私季節の変わり目に弱くて、最近体調を崩しがちなんですよね...コマッタコマッタ。皆さんも体調には気をつけてお過ごし下さいな。
 それではお読みいただきありがとうございました、レモンと遺跡より感謝を込めて。

 ...マジでコハルの線ってどこまで繋がってるんだろう?
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