ポラリス天文学院は他校の自治区を間借りできる特殊な権限を持っている。がそれ故に連邦生徒会から目をつけられてしまい、過去にいくつかの厳しい規則を定められた。その内の一つが、
「ですから先輩!攻撃許可を!」
「ダメですシオンちゃん!それは、
滞在契約。私たちステラの最大の
「このままじゃ墜落するんです先輩!アビドスには何度連絡しても応答しませんし......やっぱりぼくら嵌められたんですよ!あンの銀行強盗共め...っ!」
(いやシオシオ、今深夜の2時だし。学校に電話したとこで誰もいないって...)
今回アビドスから許可されたのは自治区上空への入領のみで、それ以外は一切許可されていない。攻撃なんてもってのほかだ。が、このまま何も手を打たないとポラリスが墜落してしまうのも事実。
「あ〜あ、契約を破ったらウチらの学校は解散、つってもこのままじゃ学校は爆散。こりゃ八方塞がりだねぇ」
「のんきに言ってる場合ですか!?」
それでも何とかなると思えるのは、こういう時だけは頼りになる先輩がいるからだろう。
「わたしに良いアイデアがあるんだ」
そう言って現れたのは、「こういう時だけは頼りになる先輩」兼ポラリスの現生徒会長、量数テラ。
「...一応聞きますけど、おふざけじゃないですよね?」
「シオン、流石にこの状況じゃふざけないよ」
悲しきかな、テラはかわいい後輩ちゃんに一切信用されていないのである。普段の行いのせい?それはそう。
「まずは現状を把握しよっか、私達は今、アビドスに向かっている途中に攻撃を受けています」
「追加で言うとシールドの耐久がマズいです。割られるまでおよそ10分くらいかと」
「そう、そして残り10分じゃ砲撃の射程から逃れられないんだったね」
「うん、それに生徒の避難もまだ...」
「相手の砲撃が止んでくれれば、ウチらは無事撤退出来るんすけどねぇ...はぁ」
状況を整理すると、結局[砲撃をどうにかする]所に行き着く。当然こんな巨大な飛行物が弾幕を躱せるわけないし、シールドももうすぐ割れてしまう。するとやはり原因を叩くかどうかの論争になる...が。
「ねぇアルハ、降りちゃおうよ。地上」
「テラ先輩...!」
「!テラちゃんまで...契約を破ったらポラリスは廃校なの!これはバレなければ大丈夫とかの問題じゃないんだよ!?」
その通り、これはバレるバレないの問題ではない。滞在契約は絶対なのだ。
...しかし、もし前提を違えていたら?
「ねぇアルハ、
「...その学校の自治権を持っている組織と協議し、相手方の提示した条件にお互いが納得、了承すること。それが一体...」
「私たち、まだ話し合いすらしてないよね?」
そう、私たちは
「とはいえやりすぎはダメだよ?今回のこれは滞在契約の前借りみたいなもの、結局ポラリスの命綱を握ってるのはアビドス側だからね」
前にお邪魔した時の様子じゃ、戦闘行為の禁止は絶対要求されるだろう。それを分かっていて「契約前だからセーフです」なんて言ったら滞在させてもらえないのは当然。何か行動を起こすにしても、攻撃は必要最低限にとどめるべきだ。
「それなら砲台の無力化のみでどうでしょうか」
「いいねそれ!出来そう?リオン」
壁によりかかっていたその少女は、満を持してこう答えた。
「
こんにちは、misoranです。次回は火花散り銃弾飛び交うかっこいい戦闘シーン!しかし困った、そんなもの書ける気がしないゾ。めちゃカッコ悪くてもこんな駄作を見てくれる読者様なら許してくれると信じて、それでもやはり最善は尽くして書いてみましょう戦闘シーン!
それではお読みいただきありがとうございました、カイザー基地より感謝を込めて。