ブルーアーカイブ 廻星のアリア   作:misoran

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timeline1 寒空のステラ編
おはようポラリス、キヴォトス[最高]の学園よ


「んぅ〜あさぁ...」

 アラームの音で目を覚ます。カーテンを開けて、部屋に朝日を流し込む。窓の外は文字通り()()()()()で、光を遮るものは何もない。

「この光景にも慣れたものだねぇ」

 そう呟き朝の支度を始める彼女は量数(りょうすう) テラ。ここ、[ポラリス]ことミレニアム分校ポラリス天文学院の生徒会[ステラ]のトップである。

 ポラリスは正式名称にミレニアム分校と書かれているように、キヴォトス三大校の一つ[ミレニアムサイエンススクール]によってとある目的のため、数十年前に設立された全校生徒400人程度の新設の学校である。その一番の特徴といえば、自治区が()()()()()()()ことだろう。

 支度を終えたテラは校舎へと向かう途中、見知った背中を見かける。彼女もテラに気づいたのだろう。駆け寄ってくるテラをハグで受けとめ、

「おはようテラちゃん、今日も元気そう」

「うん!おはようアルハ!」

などといつも通りの会話をする。

「今日も生きててよかった〜!」

「テラちゃん、いつも生きててよかったって言うよね」

「うん!死んじゃったらアルハのお胸を堪能できないからね〜」

「もう!テラちゃん!」

 そんな他愛も無い話をしながら2人は学院の最上層、その一角にある生徒会室へと向かう。

 生徒会室に着くと、何やらギャルが銃を派手にデコっていた。

「おはようリオンちゃん、今何してるの?」

「あ、ちーっすアルハ先輩、テラ先輩!」

「リオンちゃちーっす!」

 挨拶の後にリオンは今やっていたデコ、否[実験]について話しだした。

「少し前、特定のアクセつけるとウチらが強くなるって話あったじゃないっすか」

「あ〜何だっけ、確か愛用品理論ってやつ?」

「そっす!そんで、それを元に学会の子たちがシール作ったんすけど」

「やっぱ駄目だった感じ?」

「いや、確かに効果はあったっす。あったけど誤差レベルというか...」

 そう言って手渡された資料にテラが目を通す。

「なるほど〜、それをなんとか実用化まで持っていきたいわけだ。分かった、効果量をあと一桁上げれたら来月の予算あげちゃっていいよ」

「ちょっとテラちゃん!?勝手に決めちゃ駄目じゃあ...」

「...お飾りとはいえ、私生徒会長なんだけどな...」

 私達ポラリスの役目は、[神秘]の謎を解き明かすこと。[千年難題]とやらが課されているミレニアムじゃ出来ない、問題にすらならない謎を究明し、利用する。それがポラリス天文学院に課された使命であり、任務なのだ。

 そんなわけでポラリスでは様々な部活が、予算のため神秘に迫りそうな研究で(しのぎ)を削り合っている。その中でも一際有力なのが学会こと[魔法学会]だ。10名近くの部員全員が天賦の才を持ち、神秘の研究に心血を注いでいる。

 ...なぜ()()学会なのかって?見たほうが早い。君もいずれ知るさ。

「おはようございま...げっ、テラさん...」

 ガチャ、と扉が開き青髪のショタっぽい子が現れる。それに気づいたテラはばっと後ろを振り返り、獲物(エサ)を見つけた狼のように青髪の子ににじり寄る。

「ねぇねぇシオンきゅ〜ん、v12自動迫撃砲買ってくれな〜い?」

「一応聞きます。費用どこから出すかと、理由を言って下さい」

「学校の防衛用なんだから、もちろんうちの資産から。理由は」

 そこまで言ったところでシオンと呼ばれた生徒は逃げの構えに入ってしまった。こうなったシオンは誰も捕まえられない。

「...どうせまたかっこいいからとか言うんですよね!?」

「大正解!まて〜!」

 そうして二人の追いかけっこが始まった。いつものことなのでこの場に止める人もいない。

「はぁ...シオンさんも大変ですね」

「まーしばらくすりゃウチの子達(警備チーム)が出るっしょ!ウチらいつもヒマだし!」

「警備チームの方々には頭が上がりませんね...」

 こうして、いつも通りの今日が始まるのであった。




 こんにちは、misoranです。とりあえず一話目だけでもあげとこうということで。ポラリス自治区の外見は半径1kmくらいの円盤UFOみたいなのを想像して頂ければ。いずれ生徒の見た目なんかも合わせて描く予定です。
 それではお読みいただきありがとうございました、アビドス砂漠より感謝を込めて。
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