ブルーアーカイブ 廻星のアリア   作:misoran

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アビドス滞在契約

 瞼を開くと見知らぬ天井が目に入る。周りに見える救急箱や薬品棚、そして自分が寝ているベッドからここは保健室だろうか。そんな風に考えていると隣にいる大人、おそらく私の看病をしていた人が声をかけてきた。

「目、覚めたかい?大丈夫?どこか痛むとことか...」

「ゔ...」

 返事をしようとしたが声が出ない。それに気づいてくれたのか目の前の大人は水を差し出してくれた。

 

「んぐんぐ...ぷはぁ!あーあー、よし!喉の調子はおーけー♪」

「それならよかった...ところで」

「質問の前にここはどこ?あなたは誰?」

 そう言ってすこし詰め寄ると後退りしようとしてつまずいた。何だこの大人?

「えっと、ここはアビドス高校の保健室で、私はシャーレの先生です。それと一緒にいた子は先に目を覚まして対策委員会の教室に行ってるから安心して。動ける?大丈夫なら案内するよ」

 私の質問にしっかり答えて、かつアルハの居場所まで教えてくれた様子を見て悪い人ではないと判断。それにしても[シャーレ]...最近どっかで聞いたことがあるような?

「なるほどなるほど...とりあえずあの後私たちは倒れて、それをアビドスまで運んで治療してくれたのが先生たちってことね?」

「うん。それで、何で君達は砂漠にいたの?ゲヘナの方から来たみたいだけど、ゲヘナの生徒じゃないよね」

「とりあえず、その対策委員会とやらの部屋に行かない?話はそれから〜」

 そうして私は[先生]とやらと共に、アルハと対策委員会の元へ向かった。

 

「それでは改めて自己紹介を。私はアビドス高校1年、奥空アヤネです」

「同じく1年の黒見セリカよ、その...助けてくれてありがとう」

「私は十六夜ノノミです〜、そしてこっちは」

「ん、シロコ。砂狼シロコ。次はホシノ先輩」

「おじさんのことは好きに呼んでね〜」

 おじさん...?まあいいか、次は私たちの番。ステラとして、無事契約を結ばなければ。

「ふぅ...私は量数(りょうすう) テラ。ポラリス天文学院という学校で、生徒会長をしてます。本日は訳あって、こちらアビドスにお邪魔しています」

 周囲の目が警戒のそれに変わる。当然だ、本来一学校の長である生徒会長がこんな辺境の学校に「用がある」と言っているのだ。これで警戒しないのはよほど自信があるか、よほどのアホかの二択。

「私はポラリス天文学院副生徒会長、翳手(かざすて) アルハです。まずは助けて頂いて、ありがとうございます」

「...ふぅん、それじゃあ帰ってくれる?お礼はいらないからさ」

「ちょ、ホシノ先輩!?」

 とくにこのホシノという子は警戒心が強い。周りの子達の言動から察するに恐らく唯一の三年生、となるとこの子を説得できなければ契約を結ぶのはほぼ不可能だろう。

「わかりました...ですが、話だけでも聞いて貰えないでしょうか?」

「私たちは、アビドスの自治権を持っている方に用があって来ました。みなさん対策委員会がその権利をお持ちでないならば、大人しく帰ります」

「自治権?何か胡散臭いわね」

「...!いえ、待ってください皆さん。えっと、貴方達はポラリス天文学院の生徒会の方なんですよね?...もしかして、[滞在契約]ですか?」

 驚いた。正直言ってうちの学校はお偉いさんの方々ならともかく、一般の人たちへの認知度は低い。しかも滞在契約のことを知っているとは...もしやノノミさんは、どこかの上層部と繋がりがあるのだろうか。

「はい。他の方のため簡単な説明するとポラリス天文学院はキヴォトス各地を移動し続ける学校です。また、校舎は巨大なドローンで出来ていてその内部と周囲500mが私たちの自治区として認められています」

「待ってください、そんなのでたらめです!これじゃあ他校の自治区を侵略し放題じゃないですか!?」

「そ、だから[滞在契約]があるの。私たちポラリスは他校の自治区を間借りする代わり、相手の決めた契約内容を遵守する義務がある」

「契約を破ったら連邦生徒会直々の廃校命令が下されます。なので私たちはそちらの自治区を侵害できません」

 また、契約内容は不可侵の他、相手自治区の施設を利用してよいかやポラリスの校舎はどこまで立ち入りが許されるか、そもそもうちの生徒が地上に降りていいかなどを事細かく、自由に決めてよいことを伝えた。

「それと間借り代としてこっちが出せるものを要求する権利もあるよ〜?例えば弾薬や技術。あとはやっぱお金とかが」

「お金!?ホシノ先輩!アヤネちゃん!やろう!」

 わお...お金って単語を出した途端、セリカさんがすごい反応した。ちなみにこれは後ほど知ったのだが、どうやら今のアビドスは借金をしているらしい。

「うへ...すぐには決められないや。他にも考えることがあるし、ちょっと時間をもらえる?」

「はい。二週間以内にお返事をいただければ」

 結局今日は解散したが、手応えはあったように思える。少なくとも持ち帰ってくれたなら結果は上々。さらに今学校があるゲヘナ近郊地区まで先生に送ってもらったため、遭難もせず無事帰ることが出来た。

「シャーレ、それに先生か...軽く調べておこう」




 こんにちは、misoranです。まさかの水着ヴァルキューレ実装ですね。石に余裕があれば引きたかったのですがハフバが控えてやがるため見送りとします。水着ネムガキィのあの股の部分が好き好き大好きドラゴン。あっちょっと待ってカンナさん私怪しいものでは
 ...それではお読みいただきありがとうございました、矯正局より感謝を込めて。
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