ちょっとリアルで時間調整ミスって中々書けてなかったです
申し訳ありません
「呪術師め!私達の邪魔をするな!!」
「邪魔?するのはお礼さ。ヤのつく奴が参るほうのな」
サオリが自身のARの引き金を引くも先に回避してた浩介は拳を振りかぶる。下手なキヴォトスの住民の振るうそれよりも危険な呪力の籠った拳は容赦なくサオリの肝臓付近を捉える。
「ゔぅっ!?」
ボクサーのリバーブローのようにモロに入る。サオリは腹に物凄い衝撃が走ったからか胃の中のものを少し吐き出す。中々味わった事のないそれにサオリはガクつく。
「ミ゛サキぃっ!!」
そんな状況で浩介を放っておかない人がいた。メンバーの中で一番の火力を持つ武器を構えるミサキだ。サオリの叫びに呼応するように意図を察して行動していた。避けられて拳を喰らう可能性を排除する為に距離を取る。
あのままではサオリが滅多打ちにされてしまうと判断したミサキは巻き込む恐れはあるがあのまま滅多うちにされるよりはマシと判断して引き金に指を置く。
だが、浩介はミサキの存在を忘れてはいない。次の攻撃を用意していた。自分が羽織っているコートに銃口を突きつけていた。自分の身体を挟むようにミサキに狙いを定めている。
「"焔"」
浩介は自身の服を貫通させるように"焔"を発動させる。弾丸は服を貫きミサキの目前に到達する。ミサキが弾丸を認識する頃にはもう手遅れの段階に来ていた。
「なっ!?」
驚きことしているがそれでも引き金は引けていた。だが、浩介の弾丸は避けられない。弾丸はミサキの掌に当たり、貫通こそしなかったが激痛と共に自慢の愛銃も落とす。
「っあ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛……ハァ……ハァ……でもこれだとあんただ……って……!?」
「これ、なぁーんだ?」
「うぅ……」
「ヒヨリ……?……まさか!?」
痛みこそあれど先程のありえない自傷込みの攻撃に火力の高い攻撃。これで倒せないはずはないとミサキは確信する。それも浩介が持っているヒヨリを見て青ざめた顔へと変貌する。
浩介は風穴の空いた傷から煙を噴き出しながら、ヒヨリを盾にする。先にヒヨリを攻撃したのは一番危険なスナイパーの排除兼盾の確保である。そして次に危険なミサキの攻撃をやり過ごす為の鬼畜な作戦である。
ドカン!
「ヒヨリ!!」
浩介の策にハマり対浩介では一番重要なヒヨリに大ダメージを与えてしまう。浩介にも衝撃は行くだろうが直撃はしていない。本来ならそれでも大怪我だ。いくら呪力でガードするからと言って無傷とはいかない。
だというのに──
「なんなの……!?……本当に人間なの?」
「失礼だな。れっきとした人間さ。最低がつくけどな」
──浩介の傷はみるみる塞いでいき余裕綽々としている。
「軽めの仕返しはここまで。これ以上はお前らの生徒会長にするよ」
ここで浩介は追撃はせず、先生の元へと歩いていく。アリウスの面々は怒りを浩介に向けながらそれをただ眺めるだけしか出来なかった。
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「先生!腹撃たれたって聞いたけど……大丈夫なんですか!?」
「……浩介、今の行動は何?君は少なくとも私なんかよりも大怪我を負っていたはずだよね?」
俺は先生の元に行き、撃たれたと聞いた先生の様子を尋ねる。先生は俺の質問には答えず、不機嫌そうに質問で返す。
「……黙秘します」
「赤点」
「はい……」
先生の短い言葉に物凄い怒りを感じる。ハイになってやってしまった行動に今になって後悔の念が走る。背筋に冷や汗が伝うのが嫌というほどわかる。
「取り敢えず先生をさっきの回復能力で治すんで今はそれで後回しにしてくれませんかね……」
「え!?そんなこと出来るの!?ありがたいけど……、それとこれは別だよ。後で色々と聞くから」
「うす」
一先ず先生の猛攻をしのぐ為に先生の治療を提示して一連の奇行から逸らすことにする。先生はふらついていたからか後でお説教を受けることを条件に一時的に見逃してくれた。
明確に縛りと言ってないから逃げるけどね。
「……私もご一緒させてください。先生」
「もちろんだとも。今は戦いに集中してね」
そして追加戦士、チナツさんも投入される。これもう本当に逃げるしかないだろ。反転術式のことは何にも教えてないから俺が病み上がりに無茶苦茶な動きをしていることに怒っているであろうことはわかる。
「さ、さぁ先生!お身体はどうですかあ?」
「うーむ、悪くない……。今度私の腰痛も治して」
「まだ治ってなかったの?嫌です」
拙いが反転術式で先生の治療をある程度済ます。まだ目覚めたばかりで完璧とは言えないがそれなりの精度で使えそうである。何よりも他人へのアウトプットが出来ることは喜ばしかった。
先生も冗談を言えるほど余裕が出来たようだ。顔は心なしか苦笑いなあたり本音が混じってそうではある。前に天童さんと一緒に手伝いをした時になったギックリ腰の影響はまだあるらしい。
「先生は今いる子達を指揮するよ。浩介は病み上がりなんだし、さっきの回復能力で負傷者が出たら治してくれる?」
「それはいいけど……今の俺だとまだ止血ぐらいが精一杯だよ。さっきの先生みたいにさ」
「充分だよ。即効性があるからね。本格的な治療は救急医学部や救護騎士団の領分さ。君にはそれまでの繋ぎを頼むよ」
先生はあくまで俺が無理をするのを案じてか医療の方に回すつもりらしい。先生だって人のこと言えないくらいボロボロだというのに生徒達の後ろでドンと構えるつもりだ。
さっき先生を治療してわかったがまだ傷が完全に塞がっていなかった。俺からすれば先生だって医療に関わる子達に引っ叩かれるべきだ。それでも生徒の為に戦うつもりらしい。
(……小鳥遊さんの時だってそうだ。生徒の為にどれだけの手を尽くしたのか俺には想像もつかないほどのことをやっている。ならここは……)
「了解」
素直に従ってお手並み拝見としよう。今後お世話になるか敵になるか、どちらにしても先生の指揮を改めて見よう。
「よし、ホシノ!ツルギ!君達に先陣を任せたい」
「りょうか〜い。おじさんに任せなって」
「ケヘヘ……」
先生は早速指示を飛ばし始める。大量のハイレグ集団に対して先陣を切らせるのはこちらの最上位格の生徒2名。あれだけ贅沢な前衛がいれば空崎委員長も本来のポジションで遺憾無く力を発揮できるだろう。これだけで勝てそうだ。
「スナイパーの子達は指定ポイントで狙撃を。アコとアヤネは私の補助をお願い。補習授業部は今回は部隊として行くんだ。サオリ達に決着をつけるんだ。そして……残りはホシノ達に続いて補習授業部の行手を阻むミメシスを撃破せよ!」
念入りと言うべきか先生は即興ながらも戦略を構築していく。アビドス、ゲヘナ、トリニティと3つの学園が混じった混成部隊に複雑な指示は却って危険と判断したのかシンプルな戦法だ。
「ヒナ、ノノミ……ちょっと良いかな?」
他にも何かあるのか十六夜さんと空崎委員長に指示を飛ばしている。共通点は武器種がMGといったところか。大量の弾をばら撒ける子にやらさることなど容易に想像がつく。
「んじゃ、行くよ〜」
「さぁ、暴れる時間ダァ!」
そして、小鳥遊さんと剣崎さんの掛け声と共に先生の作戦が開始される。この二人は自慢のSGをバンバン撃ち鳴らし、ハイレグ集団を蹴散らしていく。相手が無限でなければこの2人で終わるだろうと思えるほどのペースだ。
ただし、無限とは言え先生の条約書き換えが効いているのか生成速度は遅い。それでもホシノ達が撃ち漏らす敵はチラホラと存在する。
だが、今回はこちらにも数はいる。
「ん」
ARやMGなど連射数の多い銃の使い手達が丁寧に撃ち漏らしを処理していく。その隙に前衛組はグイグイ進軍して行く。どちらが優勢かは語るまでもない。
砂狼さん達を筆頭に撃ち漏らしを倒していく。それでも漏れるものは銀鏡先輩達スナイパー組が確実に処理をしていく。
(呪霊は……出さないだろうな。呪霊操術やそれに準ずるものがそうあってたまるもんか)
今、アリウスの生徒にとって呪霊は自分達すら脅かす劇薬だ。この瀬戸際で出すには勇気がいる。とはいえ追い詰められれば呪霊を切って撤退だって手ではあるのにそれをしないということはまだ手段は残されているということか。
その答えはすぐに示されることとなる。
「成程……あのハイレグ集団にも強い個体がいるのか」
出てきたのは生徒ほどの大きさしかないハイレグ集団よりも更に大きく、異形の化け物のような存在。自身の身体の大きさに合った修道服を着ながらも顔は暗くてよく見えず、指先は長い爪が伸びている。
「一級相当か?流石に特級は無いと思いたいけども……。いや、問題ないな」
五条先生のように正確に相手を見れるわけでは無い。あくまで憶測だが一級相当。やれるかどうか不安を感じたがすぐにそれはないと断じる。理由は単純だ。
「あの3人がいて先生もいるのに負けるわけないよな」
──こっちにだって
最後に出てきた化け物はアンブロジアス君です
任務に苦戦してた時は奴の全体攻撃にかなり悩まされました
なお、始めたばかりで水着ハナコとワカモを所持していたのに気付かず苦戦してた模様
俺のアンポンタン
更新時間はいつが良いでしょうか?
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22時〜0時ごろ
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7時ごろ
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19時ごろ