深緑の魔女   作:紅椿_

15 / 18
テストと課題で死んでいました…遅れて申し訳ないです


第15話:それぞれの在り方

 檸檬のような月が輝く夜。

 グリフィンドールのカトレア達の部屋ではオリビアが懸命に魔法の練習をしていた。

 

「アパレ・ヴェスティジウム・レコーダム_追跡せよ!!」

 

 杖の先からユニコーンの尾のような光が飛び出し、しかし机の上に置かれた紙に届く前に消える。

 休暇が終わって早5日。

 オリビアは地図の制作のために追跡記録魔法の練習に励んでいた。

 ソフィアは3日目にして魔法を習得した為、本を持って地図を描きに出歩いているが、オリビアは未だ習得できずにいた。

 

「オリビア、肩の力を抜いて。力みすぎよ」

 

 カトレアはオリビアの肩に手を置く。

 細く、魔法を生み出す手がジックリとした温かさをオリビアの肩に伝える。

 ピリリと迸るような魔力がじんわりと収まり、オリビアはハァと息を吐いてそのままガックリと肩を落とした。

 

「上手くいかない…」

「少しずつ上達しているわ。大丈夫よ」

 

 カトレアの言葉は決して慰めるための戯言ではない。

 1日目、オリビアの杖からは光の一筋も出なかった。

 2日目、どうにか髪の毛ほどの光が出た。

 3日目、毛糸ほどのか細い光となって伸びた。

 4日目、猫の尾程の光が伸びた。

 成長はしているのだ。

 光の長さも、太さもどんどん長く太くなっている。

 しかし、紙には届かない。

 

「どうして紙に届かないの〜」

「そうねぇ、光を出すことを重要視しすぎなのかもしれないわ」

 

 時々混じる雷のような早く鋭い光を思い出す。

 雷は穏やかな日常を壊す災害のようにあちこちに散らばり、ベッド、机、ドレッサー等様々な場所に焼け焦げを残した。

 この時程修復魔法(レパロ)が使えてよかったと思った時はない。

 

「別のこと、考えていたりしない?」

「うぅ……だってカトレアのあの彗星かっこよかったんだもん!!」

 

 ギャン、と叫ぶオリビアにカトレアは瞠目する。

 オリビアはかっこいいものが好きだ。

 かわいい物が好きなソフィアとも、綺麗な物が好きなカトレアとも違う。

 近所の兄貴分に囲まれて育ってきたからか男勝りであるし、一般的にかわいいと言われる物も持っていない。

 地味で潜むような魔法よりも、派手で目立つ魔法を好む。

 

「でも、あの彗星出そうと思うと稲妻みたいになっちゃうし……稲妻かっこいいけど、あっちこっち行っちゃうし」

 

 しわくちゃのピカチュウみたいな顔でオリビアはボソボソと言葉を紡ぐ。

 実に申し訳なさそうで、自身を不甲斐ないと思っている顔だ。

 しかし、カトレアはキョトンとオリビアを見ていた。

 別に稲妻だっていいのだ。

 カトレアの魔法が彗星のようになったのは偶然であるし、ソフィアの魔法だって綿雲のようにふんわりとした光だった。

 

「稲妻じゃあ、ダメなの?」

「え?」

「別に彗星でなくてもいいのよ、魔法がかかればなんでもいいの。ソフィアだって綿雲だったじゃない」

 

 魔法は、自身を反映するモノがある。

 例えば守護霊やアニメーガス。

 例えば許されざる呪文。

 守護霊もアニメーガスも、自身の心を反映して形作られる。

 許されざる呪文は、真に相手の死を望む者や憎む者でなければ使うことができない。

 魔法はイメージだ。

 

「心を押し込めなくていいの。魔法の為に貴女がいるんじゃない、貴女の為に魔法があるのだから」

 

 追跡記録魔法は、云わば紙上に自身を投影する魔法だ。

 カトレアは彗星のように、ソフィアは綿雲のように、そしてオリビアは稲妻のように。

 それが魔女である彼女らの在り方だ。

 カトレアは、従順で、全く同じ才能を持っていて、まるで彼女自身の生き写しのような存在が欲しい訳ではない。

 むしろ、時には反発し、カトレアには無いものを持っている、他人が欲しいのだ。

 

「そう、そっか……うん、やってみる」

「ええ、心のままに」

 

 オリビアは杖をしっかりと握り、自身の心臓にあてた。

 トクン、トクン、鼓動が脈を刻み、全身に血が巡る。

 稲妻でいい。

 彗星(カトレア)じゃなくたって、綿雲(ソフィア)じゃなくたって、稲妻(オリビア)でいいのだ。

 魔力が血液と共に全身を巡る。

 心臓から送り出され、体内を巡り、指の先まで行き届き、再び心臓に戻る。

 オリビアは杖を構え、思いのままに振った。

 

「アパレ・ヴェスティジウム・レコーダム_追跡せよ!!」

 

 鋭い稲妻が杖の先から迸り、机の上の紙を掠るように木の板に円形の焼け焦げを残した。

 チリ、と煙をあげた焼け焦げを2人で見つめる。

 今のは惜しかった。

 稲妻(オリビア)の彼女らしいスピードと力強さ。

 カトレアが杖先で机の焼け焦げをなぞれば、焼け焦げは最初から無かったかのように消え去る。

 

「杖を振る時にブレているわ。真っ直ぐに、迷わず、紙を指すの」

「わかった」

 

 オリビアはふぅと息を吐き、真っ直ぐに紙を見た。

 その視線は正しく睨みつけるといった言葉がピッタリで、空中から獲物を狙う鷲の様。

 

「アパレ・ヴェスティジウム・レコーダム_追跡せよ!!」

 

 今度こそ、鋭い稲妻は杖先から真っ直ぐ紙に迸り、焼け焦げの様な足跡を残した。

 カトレアの金色の足跡とも、ソフィアの白が多い白銀の足跡とも違う、オリビアだけの足跡。

 彼女自身を写す、稲妻だ。

 

「よっし!!」

「完璧よ」

 

 勢いのまま抱きついてきたオリビアを抱きとめ、背中に腕を回す。

 ぎゅうっと苦しい程に抱きしめられ、潰されそうになりながらもカトレアは背中を擦る。

 しかしあっと思った時には、肩の上を通り首筋にあったオリビアの腕はカトレアの脇下を潜っていた。

 重さなど感じない空のダンボール箱を持ち上げる様に、あっさりと足は宙に浮く。

 オリビアがグルグルとカトレアを抱いたまま回れば、紙のオリビアの足跡もグルグルと主人の周囲を走り回る犬のように回る。

 

「待って、目が回ってしまうわ……!!」

 

 物凄い速さで回るオリビアにカトレアは必死に頭にしがみつく。

 ブロンドの髪が靡き、ローブがはためく。

 視界は紅い夜空に金色の流れ星が降っている様だ。

 

「ただいま〜。わ、何してるの?」

 

 タイミングが良いのか悪いのか、ソフィアが帰ってきた。

 本を小脇に抱えた扉を開けた状態で立ち止まっている。

 部屋の中でオリビアがカトレアを抱き上げて回っている様子をポカンと口を半開きにして見ていた。

 

「よっと、おかえり」

「お、おかえりなさい……」

 

 オリビアは目を回すことなく止まり、そっと床にカトレアを下ろす。

 対照的にカトレアはふらりとたたらを踏み、近くのベッドに腰掛けた。

 布団はきちんと畳まれ、枕元に大きなうさぎのぬいぐるみが置かれている、ソフィアのベッドだ。

 ぐわん、ぐわん、と視界が回っている。

 いつも真っ直ぐなプラチナブロンドは絡まりこそないが乱れて、頬にも一房張り付いている。

 手櫛でサッと整えれば、あっという間に通常通りに戻る。

 

「見て!」

「わぁ!オリビアちゃんも成功したの!」

 

 オリビアは机の上から紙を取ってソフィアの目前に突きつければ、ソフィアも喜びの理由を知って笑みを浮かべた。

 2人はきゃいきゃいと両手を握りあって飛び跳ねている。

 若干グロッキー気味のカトレアはそれを眺めるだけだが、喜びは2人に負けず劣らずだ。

 ベッドの上で堪えられない喜びを噛み締めている。

 

「私も少しだけど描いてきたよ!」

 

 ソフィアが脇に抱えていた本を見せびらかすように掲げる。

 紺色のハードカバーの分厚い本は、実際に地図を描くにあたってカトレアが選定した栄えある一冊だ。

 大広間と付箋の貼られたページを開けば、グレーの縁に形取られた白を基調とした白銀の足跡が地図を描いている。

 中央の大広間や、玄関ホール、11番教室を含むいくつかの教室。

 

「なんだかドキドキしちゃって、すぐに帰ってちゃった」

 

 ソフィアは気恥しそうに頬をかいた。

 授業が終われば生徒は皆、各々自由に過ごす。

 大広間に残る人もいれば、談話室に戻る人もいる。

 課題のために図書館に行く人も。

 基本的に3人で一緒にいるカトレア達の中でソフィアだけが1人壁を伝うように歩く様は少々目立ったかもしれない。

 

「目立つのはあまり得策ではないわね」

 

 幸いなのは、失敗しない限り1度記録してしまえばそれで地図を描ける点か。

 人気があまりない時間帯を狙って描くしかない。

 オリビアとソフィアがカトレアを挟むようにベッドに座る。

 ちょこんという効果音が似合うように座るソフィアと、どっかりという効果音が似合うように座るオリビア。

 いつ見ても対照的で面白い。

 

「でも他寮の場所とか、隠された部屋とかどうするの?」

「心配しないで。心強い助っ人がいるから」

 

 

 ホグワーツには幾つもの隠された部屋や通路が存在する。

 この広い城の中を一つ一つ叩いたり囁いたり撫でたりしていては日が暮れるどころか一生が終わってしまう。

 

「げ、まさかフォーリーなんて言わないよね」

 

 確かにアシェルはとても心強い助っ人になるだろうが、今回ばかりは違う。

 そもそもカトレアはアシェルがいなければ何も出来ない訳でもないし、全てに巻き込む程幼稚でもない。

 

「じゃあ、サリヴァン先輩?」

 

 チャールズも確かに頼りになる。

 最高学年で長くホグワーツに在籍しているし、顔も広い。

 多少怪訝に思われたとしても持ち前の顔と話術でそっと軌道修正してくれるだろう。

 しかし、アシェルもチャールズも城を全て知り尽くしているとは言い難いだろう。

 そもそもスケットとして真っ先に出てくるのがグリフィンドール以外の人というのは如何なものか。

 

「とは言っても、グリフィンドールの先輩という訳でもないのだけどね」

 

 折角の3人だけの秘密の作業なのだから、他寮の人も自寮の人も誰にも頼りたくはない。

 秘密を知る人が増えれば増えるほど、他人に知られる確率は当然高くなる。

 人の口に戸は立てられないのは世の常だ。

 狙うべきは、有能で口の硬い者。

 カトレアはソフィアから渡された本の表紙を撫でた。

 

「もしかして屋敷しもべ妖精?」

「ええ、そうよ」

 

 屋敷しもべ妖精以上にこのホグワーツ城に詳しい者はいないだろう。

 魔法使いとは異なる魔法を使う生物。

 それ故に姿現し/姿くらましが使用できない城の中でも、近しい魔法を使うことが出来る。

 雇い主は現校長であるダンブルドアが故に心配事は少々あるが、背に腹はかえられない。

 どれだけカトレア(椿)が『ハリー・ポッター』を愛していたとしても、本物の忍びの地図が手元にあった訳ではない。

 原作や映画で登場した隠し通路や隠し部屋は兎も角、出てきていないものは知りようがないのだ。

 地図の存在をダンブルドアに知られる以前に、地図が作れないことには何も始まらないのだから。

 

「誰にするの?」

 

 ホグワーツには屋敷しもべ妖精が100人以上いる。

 当然彼らにも個体差がある。

 ドビーのように自由を望む屋敷しもべ妖精がいたり、お喋りが好きな屋敷しもべ妖精がいたり、真の主人の命令にのみ従う屋敷しもべ妖精がいたりと、様々である。

 正式な主人がダンブルドアであるが故に、彼らはカトレア達の命令に従う義理はない。

 厨房に行けば紅茶やらお菓子やら軽食を出し、自室でベルを鳴らせば水を運んでくれ、知恵を望めば惜しみなく与えてくれる。

 しかし、これら全ては彼らの善意で成り立っているという事実をカトレア達は忘れてはならない。

 

「もう決めているわ」

 

 カトレアは自身を主人と仰がない屋敷しもべ妖精に協力を要請するデメリットも当然理解している。

 だから、探したのだ。

 ホグワーツに入学してからずっと。

 屋敷しもべ妖精一人ひとりと接し、会話をし、協力者にするに相応しい屋敷しもべ妖精を探していた。

 そして、カトレアは幸運を掴み取った。

 

「ミリー、来てちょうだい」

 

 カトレアが呼んだ瞬間、パチンッと空間が破裂する音が響く。

 ソフィアのベッドに並んで腰掛ける3人の前には1人の屋敷しもべ妖精がいた。

 とんがった耳に、ぎょろっとした大きな目。

 屋敷しもべ妖精と同じように、ホグワーツの紋章が入ったキッチンタオルをトーガ風に巻きつけて結んだものを身に着けている。

 特徴的なのは、右耳にドッグタグのようなピアスをつけていることだろうか。

 

「ごきげんよう、ミリー」

「ごきげんよう、カトレアお嬢様」

 

 ミリーはキーキーと甲高い声を発しながら、膝をちょんと折る宮廷風の挨拶をした。

 彼女はホグワーツの厨房で働く屋敷しもべ妖精の中でも古参にあたり、しかしダンブルドアに忠誠を誓っている訳でもない珍しい存在。

 彼女はダンブルドアとの契約(話し合い)により、次の仕えたいと思う者が現れるまでの繋ぎとしてホグワーツにいる。

 

「紹介するわ。オリビア、ソフィア、彼女はミリー。私たちの協力者よ。ミリー、チョコレートブラウンのポニーテールの子がオリビアで、オレンジブラウンのボブの子がソフィア。私の友人よ」

「ミリーでございます。よろしくお願い致します」

「オリビアよ、よろしく」

「ソ、ソフィアです。よろしくお願いします」

 

 ミリーは再び膝をちょんと折って挨拶をすれば、オリビアは比較的友好的に、ソフィアはいつも通り人見知りを発動しながらも挨拶を返す。

 カトレアはそれを微笑んで見守っている。

 アシェルと違い、ミリーを邪険にする必要は微塵もない。

 それでも友好的な初対面を済ませられたのは大きいだろう。

 

「ミリーには私たちの知らない隠し部屋や隠し通路、それに伴う合図を教えて欲しいの」

「おまかせくださいませ。このミリー、必ずやカトレアお嬢様のお力になってみせましょう」

 

 ミリーはキッチンタオルに包まれた薄い胸を張って、宣言した。

 ダンブルドアよりも長い間ホグワーツに勤めてきたミリーが知らない場所は早々ない。

 カトレアに頼られた事が嬉しいのか、ぎょろりとした瞳はキラキラと輝き、大きな耳がパタパタと動く。

 

「なんか、カトレアだけ特別視してない?」

 

 怪訝そうに呟くオリビアに、カトレアは薄らと口角をあげた。

 これは別に嫉妬などという感情でない。

 しかし、ホグワーツの学生には基本平等に対応する屋敷しもべ妖精が、オリビアとソフィアを前にしてカトレアを贔屓するような言葉を使う。

 それがオリビアには不自然に思えたのだろう。

 

「ミリーはカトレアお嬢様にご主人様になっていただくのです!数年後には、何十年も待ち望んだご主人様にお仕えすることが出来るのです!!」

 

 ミリーはパタパタと耳を動かしながらキーキーと叫んだ。

 そう、ミリーはカトレアを主人として認めた。

 以前の主人が死に、血が途絶えたのを機にホグワーツに渡った際、当時の校長と契約したのだ。

 次の相応しいと思える主人が見つかるまでの止まり木として、ホグワーツの屋敷しもべ妖精として働くと。

 これはミリーにとっても、カトレアにとってもWinWinの関係だ。

 ミリーは待ち望んだ新しい主人を手に入れる。

 カトレアは絶対に裏切らない、最強の駒を手に入れた。

 互いが互いを必要としている、需要と供給がマッチした結果だ。

 

「では、これからよろしくお願いね」

 

 魔法創造に奮闘するカトレアと違い、ミリーは地図を描くオリビアとソフィアと共に行動することになる。

 初めてのお願い(命令)なのにカトレアと一緒では無いのが少し申し訳ないが、ミリーにしか出来ない仕事なのだ。

 

「ミリーはカトレアお嬢様のご命令ならばどんな事だってするのでございます!!」

「ええ、ありがとう」

 

 ミリーはまた一つ深々とお辞儀をして、パチンと去っていった。

 

「カトレアちゃんって、なんというか、タラシだよね」

 

 ソフィアがミリーの去った空間を見て、ジト目でカトレアを見た。

 カトレアは美しく、優しく、頭がいい。

 初対面で見惚れた自分が言えることではないだろうが、人をあまりにも惹きつけすぎる。

 カトレアに焦がれる者は多くいる。

 同い年のあるレイブンクロー生はいつだってカトレアを目で追っているし、2年上のハッフルパフ生は懸命に話しかけようと奮闘している。

 彼らだけではない。

 ソフィアも、オリビアも、アシェルも、言ってしまえば同類なのだ。

 自分たちはあくまで偶然カトレアの目に留まることが出来た幸運者でしかない。

 今は友人と言える友人は自分たちとアシェルしかいないから良いが、今後もっとカトレアが必要とする人が現れたらと思うとゾッとする。

 そうなれば、自分たちは、己はどうなってしまうのだろう。

 

「大丈夫よ」

 

 カトレアはソフィアの手を握ってそっと笑った。

 ソフィアの不安もカトレアには手に取るようにわかる。

 生憎とカトレアは他人にそんな感情を抱いたことは無いが、抱かれるのは慣れっこなのだから。

 

「ミリーだけが特別じゃないわ」

「でも、ミリーは卒業してもカトレアとずっと一緒にいられるじゃん」

 

 反対側ではオリビアが拗ねたように口を挟んだ。

 卒業後の進路はきっとバラバラになるだろう自分達と違って、ミリーはずっとカトレアと一緒だ。

 なんせ彼女だけの屋敷しもべ妖精なのだから。

 まだ1年生なのにこんな話をするのは大分早い気もするが、オリビアとソフィアにとって死活問題なのだ。

 

「確かに卒業したらずっと一緒にいられる訳ではないわ。けれど、私達は友人なのだからいつでも会えるじゃない」

 

 フクロウだっているし、両面鏡みたいな便利な道具もある。

 地図のように自分たちだけの通信ツールを新しく作ったっていい。

 

「卒業しても月イチぐらいで会ってくれる?」

「仕方ないわねぇ」

 

 カトレアにとってもそれ位の頻度の方が都合がいい。

 原作の大筋を通りながらも細かな場所を変えるには、耳目は多ければ多いほど良いのだから。




【魔女のメモ】
追跡記憶魔法_呪文はアパレ・ヴェスティジウム・レコーダム。通常の追跡魔法と違い、足跡は紙上に浮かび上がる。自身を反映するためか、魔法の形状や足跡は人によって異なる。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。