「兄弟同士小細工はいらない、兄さんお前を殺して俺の強さを証明する、時は放課後この教室で勝負だ、今日があんたの最後の授業だ、こいつらに別れを言っておけ」
そう言い残してイトナは突き破った壁から外に出ていった、いや授業受けないの?
「ちょっと先生兄弟ってどういう事!?」
「い、いやいやいや!」
「そもそも人とタコで全然違うじゃん!!」
「やっぱりタコタコ星のタコ星人でイトナは突然変異なんじゃない?」
「ンなわけあるか!!」
殺せんせーは必死に弁明して生まれも育ちも1人っ子だったらしい、両親にも弟が欲しいとか言って気まずくなってたらしい、そもそも親とかいるの?
そして昼休みになるとイトナが凄い勢いで甘いものを食べていた、甘党な所も殺せんせーそっくりだね
「兄弟疑惑で皆やたら私と彼を比較してます、ムズムズしますねぇ、気分直しに今日買ったグラビアでも見ますか、これぞ大人の嗜み」
と殺せんせーがグラビアも開くとイトナも同じグラビアを見ていた
「巨乳好きまで一緒じゃねーか!」
「...これは俄然信憑性が増してきたぜ」
「そ、そうかな岡島くん」
「そうさ!巨乳好きは皆兄弟だ!!」
「3人兄弟!?」
「違うよ渚!4人兄妹だよ!!」
「なんで神穹さんも持ってるの!?」
知り合いが出てるから買っただけという言葉を脇に優月が壮大なストーリーを妄想していたけど、やっぱりタコタコ星のタコ星人説が有力だよ
そして放課後になり殺せんせーとイトナの対決が始まる
「机のリング?」
「ああ、まるで試合だ、こんな暗殺仕掛ける奴は初めてだ」
「ただの暗殺は飽きてるでしょ殺せんせー、ここはひとつルールを決めようじゃないかい?
リングの外に足がついたらその場で死刑!どうかな?」
「なんだそりゃ、誰が守るんだそんなルール」
「いや、皆んなの前で決めたルールは破れば先生としての信用が落ちる、殺せんせーには意外と効くんだこの手の縛り」
確かに殺せんせーにはもってこいの策だ、けどそれだけじゃないと思う
なんだろうこの嫌な予感
「...いいでしょう、受けましょう、ただしイトナくん観客に危害を与えた場合も負けですよ」
殺せんせーがイトナにそう伝えるとイトナは頷いた、そしてシロが開始の合図をした瞬間殺せんせーの触手が吹っ飛んだ、私達は吹っ飛んだ先生の触手より一ヶ所に釘付けになった
「まさか、触手!?」
直後クラス全員の背筋が凍る感じがした
「どこで手に入れたッ!!その触手を!!」
私は本気で怒ってる殺せんせーは初めて見た
「君にいう義理はないね殺せんせーだが、これで納得したろう、生まれも育ちも違うだが、この子と君は兄弟だ、しかし怖い顔をするねぇ、何か嫌な事でも思い出したかい?」
「どうやらあなたには話を聞かなきゃいけないようだ」
「聞けないよ、死ぬからね」
シロがそ言い放ち何かの光を殺せんせーに浴びせると先生は硬直する
「この圧力光線を至近距離で照射すると、君の細胞はダイラタント挙動を起こし、一瞬体が硬直する、全部知ってるんだよ、君の弱点は全部ね」
「死ね兄さん」
イトナの触手で殺せんせーはなすすべなくやられる、寺坂の上という声を聞き上を見ると上に張り付いていた、確か月に一回脱皮が出来るって渚が言ってたっけ
「脱皮か、そういえばそんな手もあったっけか、でもね、殺せんせーその脱皮には弱点があるのを知っているよ」
天井に張り付いていた殺せんせーはイトナの触手によって落とされ、触手の攻撃をかわしたり受け流すので精一杯にみえる
「その脱皮は見た目よりエネルギーを消耗する、よって直後は自慢のスピードも低下するのさ、素人から見れば早いことに変わりはないが触手どうしの戦いでは影響はデカいよ、加えてイトナの最初の奇襲で腕を失い再生したね再生も結構体力を使うんだ、この二重に落とした身体的パフォーマンス、私より計算ではこの時点でほぼ互角だ、また触手の扱いは精神状態に大きく左右される、予想外の職種のダメージでの動揺に気持ちを立て直すヒマもない狭いリング、今現在どちらが優勢か生徒諸君にも一目瞭然だろうね」
「お、おいこれマジで殺っちゃうじゃないか」
「さらには、献身的な保護者のサポート」
再びシロが光線を浴びせるとイトナが足側の触手を切り刻む
「フッフッフッ、これで脚も再生しなくてはならないね、なお一層体力が落ちて殺りやすくなる」
「安心した、兄さん俺はお前より強い」
殺せんせーがあんな追い詰められている所を見たのは初めてかもしれない、確かにあのまま殺られたら地球は救われる、けどあんなひたすら後出しジャンケンしてるような奴らに殺せんせーが負ける所は見たくない
「ここまで追い詰められたのは初めてです、一見愚直な試合形式の暗殺ですが、実に周到に計算されている、貴方たちには聞きたい事が多いですが、まずは試合に勝たねば喋りそうにないですね」
「まだ勝つ気かい?負けタコの遠吠えだね」
「シロさんこの暗殺方法を計画したのはあなたでしょうが、1つ計算に入れ忘れてる事があります」
「無いね、私の性能計算は完璧だから殺れイトナ」
イトナがシロに命じられると殺せんせーの触手が弾け飛んだかと思ったらイトナの触手が弾き飛ぶ
「おやおや、落とし物を踏んでしまったようですねぇ」
あれは対先生用ナイフか、確かに殺せんせーと同じ触手ならアレが弱点なのは一緒か、多分誰かのやつをマッハでとったんだろうな
「同じ触手なら対先生ナイフが効くのも同じ、触手を失うと動揺するのも同じです」
動揺しているイトナを脱皮した皮で包む
「でもね先生の方がちょっとだけ老獪です」
そのイトナを包んだ皮を教室の外に向かって投げる、これは殺せんせーの勝ちだね
「先生の抜け殻で包んだからダメージはないはずです、ですが君の足はリングの外に着いている、先生の勝ちですねぇ、ルールに照らせば君は死刑もう2度と先生を殺れませんねぇ、生き返りたいならこのクラスで皆と一緒に学びなさい、性能計算ではそう簡単に計れないものそれは経験の差です、君より少しだけ長く生き少しだけ知識が多い、先生が先生になったのはね経験を君たちに伝えたいからです、この教室で先生の経験を盗まなければ君は先生に勝てませんよ」
そう言われるとイトナの触手は黒く変貌し、一撃一撃が重そうな音を鳴らしている、あれは暴走してる?
また殺せんせーに襲いかかる瞬間イトナの首に何か当たるとイトナはその場で倒れ込む
「すいませんね、殺せんせー、どうもこの子はまだ登校できる状態じゃなかったようだ、転校初日で何ですがしばらく休学させてもらいます」
「待ちなさい!担任としてその生徒は放っておけません、一度E組に入ったからには卒業するまで面倒を見ます、それにシロさんあなたにも聞きたい事が山ほどある」
「嫌だね帰るよ、それとも力づくで止めみるかい?」
殺せんせーがシロを止めようと肩を掴むと触手が溶ける
「対先生繊維、君は私に触手一本触れられない、心配せずともまたすぐに復学させるよ殺せんせー3月まで時間がないからね、責任持って私が家庭教師を務めた上でね」
そう言うとシロはイトナを抱えたままこの教室を去って行った、そしてみんなで机を片付けてるなか殺せんせーがなんか恥ずかしがっていた
ギャグキャラなのにシリアスに加担したのが恥ずかしくなったらしい、いやそんな事より大事な事を聞かなきゃいけない
「ねぇ、殺せんせー説明してほしい、流石にアレを見たら聞きたくなるよ」
「そうだよ私達生徒だよ?先生の事よく知る権利あるはずでしょ」
「...仕方ない真実を話さなくてはなりませんねぇ、実は、実は先生...」
みんなが喉をゴクリとならす
「実は先生...人工的に作り出された生物なんです!!」
「だよね?で?」
嘘でしょ!?タコタコ星のタコ星人じゃないの?
「にゅや!?反応薄っ!!これ結構衝撃告白じゃないですか!?」
「つってもなぁ自然界にマッハ20のタコとかいないだろ」
「宇宙人でもないのならそんくらいしか考えられない、であのイトナ君は弟とか言ってたから先生の後に作られたと想像がつく」
なんでみんなそんな察しが良いの!?そんな...じゃあタコタコ星はないのか、私が落ち込んでる中渚が殺せんせーに聞いていた
「知りたいのはその先だよ殺せんせー、どうしてさっき怒ったの?
イトナ君の触手をみて、殺せんせーはどういう理由で生まれてきて、何を思ってE組にきたの?」
「....残念ですが今それを話したところで無意味です、先生が地球を爆破すれば皆さんが何を知ろうが全て塵になりますからねぇ、逆にもし君たちが地球を救えば、君達は後でいくらでも真実を知る機会を得る、もうわかるでしょう、知りたいなら行動はひとつ、殺してみなさい、暗殺者と暗殺対象、それが先生と君達を結びつけた絆のはずです、先生の中の答えを探すなら、暗殺で聞くしかないのです、質問がなければ今日はここまで、また明日!」
殺せんせーはまた思い出して恥ずかしがりながらも出て行った、ハァ行きたかったなタコタコ星...ないんだ
みんなしばらく考えた後、外で作業をしに行った烏間の元へ向かう
「鳥間先生!」
「君達か、どうした大人数で」
「あの、もっと教えてくれませんか、暗殺の技術を」
「今以上にか?」
今までどこか他人事だったけど今回のイトナを見て誰でもない自分の中で殺りたいと、先越されたらなんのために頑張ってるのかわからなくなるし限られた時間で殺りつくすために、そして自分たちの手で答えを答えを見つけたいと、みんなの意識が変わった感じがするね
鳥間もそれを感じ取ったのか希望者は放課後追加訓練をしてくれるらしい、そして梅雨が明け7月に入る
地球爆破まであと8ヶ月
後書きではこの世界のスタレのキャラ達の立ち位置を簡単に紹介していきます
アスターは星の保護者代わりで一緒に住んでいて、今のところアスターと星とぺぺの2人と1匹で暮らしている
そのアスターはヘルタの作ったヘルタステーションの所長をしており、基本アスターがその会社を経営してヘルタは支配人なのを良い事に会社の地下でひたすら自分の研究に没頭している、その会社は星や惑星の研究をしており数々の研究者がこぞってくる魅力的な場所である
ちなみにヘルタは地下でヘルタ人形を作っている
今回は長くなりました、なんか長っかったり短かったりと差があってごめんなさい
次週は球技大会の話を書きます、多分そこまで長くなりません
女子のバスケの描写がなく負けたぐらいしかないのでほぼ想像で、書きます、星ちゃんが暴れます以上