星ちゃんの暗殺教室   作:赤坂六梃

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才能の時間

 

「...ここは...」

「よかった!目が覚めたのですね!」

 

目を開けると黄色い物体が目の前に現れたから、思わずビクッとなる

 

「びっくりするから急に出てこないで」

「す、すみません!先生心配で心配で...」

 

相変わらず心配性な先生だ、そんな事より私は気になっている事を殺せんせーに聞く

 

「私どのくらい寝てた?みんなは?鷹岡は?」

「神穹さん、一旦落ち着きましょう、はい水」

「ご、ごめんありがとう」

 

水を飲んでいると殺せんせーが校庭を見たので私も立ち上がり見ると、みんなが怯えながらも体を動かしている、殺せんせーはアイツを消そうと思えばいつでも消せるがそれだと筋が通らないから止められないから烏間に止めてほしいらしいがまだ鳥間も迷ってるらしい

 

「あなたが気を失ってから30分ぐらいです、あんな熱がある中来るなんて無理は禁物です、無理だと思ったなら休んでも大丈夫ですよ」

「なんかいけそうだったから...今度からは休むようにするよ、じゃあ行ってくるよね」

「待ちなさい、神穹さん!まだ無理はいけません!」

 

殺せんせーに止められるがそんなので今の私は止まらない、今は体がすごく軽い、殺せんせーの静止を振り切って校舎から出ると烏間とイリーナが私に気づいた

 

「神穹さん目が覚めたのか...君はまだ休んでて大丈夫だ」

「星もう大丈夫なの?あんなに熱あったのに」

「心配してくれてありがとう2人とも、でも私は大丈夫だよ...鳥間、もうわかってると思うけどアンタは一度たりとも間違ってないよ、少なくとも私はそう思ってる」

「...」

 

私はそれだけ伝えると鷹岡の元に向かうあんなくだらない兵隊ごっこは終わりにしてやるつもりだ

烏間に助けを求めた陽菜乃が殴られそうになるが私が後ろから蹴り飛ばす

 

「ッ!アッ!?」

「大丈夫?陽菜乃?烏間じゃなくてごめんね」

「星ちゃん!?大丈夫なの?」

「みんな下がってて、ここは穏便に暴力で解決するつもりだから」

 

みんなを私の後ろに下がらせると鷹岡がブチ切れていた

 

「テメェ!クソガキがぁ!一度ならず二度までも父ちゃんに逆らうのか!」

「父ちゃん父ちゃんうるさいよ、こっちは虐待されて育ってきたの、父ちゃんなんかいらないよ」

 

鷹岡が私に殴り掛かろうとした時、烏間が鷹岡を止めた

 

「それ以上、生徒達に手荒くするな、暴れたいなら俺が相手を務めてやる」

 

烏間も来た事でさらに安心感がました、この時点でE組の体育教師にどっちがふさわしいかなんて一目瞭然だ

 

「言ったろ烏間?これは暴力じゃない教育なんだ、暴力でお前とやり合う気は無い、対決ならあくまで教師としてだ、お前らもまだ俺を認めてないだろう、父ちゃんもこのままじゃ不本意だ、そこでこうしよう!こいつで決めるんだ!」

「ナイフ?」

「鳥間、お前が育てたこいつらの中でイチオシの生徒を選べ、そいつが俺との戦い1つでもナイフを当てられたら...お前の教育は俺より優れていたと認めよう、その時はお前に訓練を全部任せて出ていってやる!!男に2言はない!

ただし使うナイフはこの対先生ナイフじゃない、殺す相手が俺なんだ使う刃も本物じゃなくちゃなぁ」

 

鳥間がよせと止める体がすくんでさせるわけがないと、だが鷹岡は寸止めでも刺した事にしてやるらしい、素手で闘うから良いハンデだと

 

「さあ烏間!!1人選べよ!!嫌なら俺に無条件で服従だ!!

生徒を見捨てるか生贄として差し出すか!!

どっちみちひどい教師だなお前は!はっははー!!」

 

烏間は迷ってる...と思う、けど適任が1人いる、多分烏間もその1人を選ぶ

その1人が嫌だと言ったら私が行こう、刺したらどうしようかな、取り敢えず逃げよう

 

「渚君、やる気はあるか?

選ばなくてはならないならおそらく君だが返事の前に俺の話を聞いてほしい、地球を救う暗殺任務を依頼した側として...俺は君達とはプロ同士だと思っている、プロとして君達に払うべき最低限の報酬は当たり前の中学生活を保証する事だと思っている、だからこのナイフは無理に受け取る必要はない、その時は俺が鷹岡に頼んで「報酬」を維持してもらえるよう努力する」

「渚、やらないなら私がやるよ」

「神穹さん...ううん、僕がやるよ、それに神穹さんに無理はさせられないよ」

 

渚の目は覚悟を決めていた、ならこれ以上の言葉は不要だね

 

「お前の目も曇ったなぁ烏間、てっきりそこのガキを選ぶと思ったが、そんなチビを選ぶとは」

 

ガキってあんたの方がよっぽどガキだよ、渚が烏間になにかアドバイスしていると周りがざわつき始める

 

「おい、渚のナイフが当たると思うか?」

「...無理だよ、烏間先生と訓練してりゃいやでもわかる、増して本物のナイフなんて使えるばすが」

「黙って見てなよ、一瞬で決着がつくよ」

「一瞬って...」

「さぁ来い!!」

 

渚と鷹岡に全員注目する、多分鷹岡は渚に暫くの間好きにさせて、かわしてじわじわと嬲りかかるつもりだと思う、なら勝機は反撃のない最初の数撃が最大のチャンス、渚ならそこをつけると思う、そして渚が動きはじめる、ただ笑って普通に歩いて近づいてナイフを振る、その瞬間鷹岡は自分が殺される事に気づいてギョッとして体勢を崩すさらに渚は重心が後ろになってる鷹岡の服を引っ張り転ぶ、渚が背後に回り込み首にナイフをぴとっと当てた、うん渚の勝ちだね

 

「そこまで!勝負ありですよね鳥間先生、まったく本物のナイフを生徒に持たすなど正気の沙汰ではありません、ケガでもしたらどうするんですか」

 

みんなが歓喜しながら渚を迎え入れる、みんな驚いてる多分みんな勝てないと思ったんだろうな

 

「渚やったね」

 

私は渚にサムズアップすると渚も返してくれる

 

「もう渚に教える事はないね、銀河打者の称号は譲るよ」

「いらないよ!?後何も教えてもらってないよ!!」

 

私達が盛り上がってる中、後ろから渚を狙ってる奴がいた

 

「このガキ...父親同然の俺に刃向かってまぐれの勝ちがそんなに嬉しいか、もう一回だ!!今度は絶対油断しねぇ!心も体も全部残らずへし折ってやる!!」

「...確かに次やったら確実に僕が負けます、でもはっきりしたのは鷹岡先生、僕らの「担任」は殺せんせーで僕らの「教官」は鳥間先生です、これは絶対譲れないです、父親を、押し付ける鷹岡先生よりプロに徹する烏間先生の方が僕はあったかく感じます、本気で僕らを強くしようとしてくれたのは感謝してます、でもごめんなさい出て行って下さい」

 

渚にそう諭されると鷹岡はさらに怒りをこみあげた

 

「黙っ...て聞いてりゃ...ガキの分際で...大人になんて口を...」

 

鷹岡は渚に襲いかかると鳥間に一撃で沈められた、やっぱ強いね烏間は

鳥間が自分1人でみんなの教官を務められるように交渉してくれるらしい

鷹岡がまだ諦めてない中理事長が来て、暴力でしか恐怖を与えられない教師はいらないと解雇通知を口に突っ込むと去っていきそれに続き鷹岡も逃げるように帰って行った、いい気味だね

 

「ところで鳥間先生さ、生徒の努力で体育教師に返り咲けたし、なんか臨時報酬があっても良いんじゃない?」

「烏間、私は駅前のシュークリームでいいよ」

「フン、甘い物など俺は知らん、財布は出すから食いたい物を街で言え」

 

さすがわかってる、殺せんせーもその報酬が欲しいらしいけど何もしてなくない?

うわ...土下座しながら着いてきた

 




次回アレが教師として参戦!
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