星ちゃんの暗殺教室   作:赤坂六梃

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夏の時間

本格的に夏本番になりE組の教室は地獄のような暑さになっていた

 

「暑ッぢー、地獄だぜ...今日びクーラーのない教室とか」

 

山の上というのもあるけど、このE組にはクーラーがないからだ

暑すぎて皆授業に集中出来てないじゃん、ちなみに殺せんせーはこの後寒帯に逃げるらしい

今日からプール開きらしいけど、わざわざ本校舎に行かなきゃいけないのははっきり言って面倒だ

 

「神穹さんは暑くないの?平気な顔してるけど」

「私は開拓の心得があるから平気だよ、心得があると汗すらかかないよ」

「この暑さで平気な顔してやがる...すげえな」

「いや、よく見ろ!バケツに氷水入れて足浸からせて涼んでるぞ」

「ず、ずりぃ」

 

バレたか、普通に暑いしこのぐらいは許してほしい

殺せんせーに連れてってもらった方が早くない?確か渚とカルマがハワイで映画観たいからマッハ20で連れって貰ったって言ってなかったっけ?

流石の殺せんせーでもそれは出来ないらしいけど、そしたら水着に着替えてそばの裏山まで来なさいというのでみんな水着に着替えて向かう

 

「裏山に沢なんてあったんだ」

「一応な、つっても足首まであるかないかの深さだぜ」

「ま、水かけ遊びできるからちっとはマシか」

 

そんな会話をしていると目的地の沢近くまで来た

 

「さて皆さん!さっき先生は言いましたね、マッハ20でも出来ないことがあると、そのひとつが君たちをプールに連れて行く事、残念ながらそれは1日かかります」

「1日って大袈裟な本校舎のプールなんて20分...」

「おや、誰が本校舎に行くと?」

 

とすると、近くの沢からサアアと水の流れる音がして全員が音のした方に向かうとそこにはプールが出来上がっていた

 

「なにせ、小さな沢を書き止めたので水が貯まるまで20時間、バッチリ25mコース幅も確保、シーズンオフには水を抜けば元どおり、水位を調整すれば魚も飼って観察できます、制作に1日、移動に1分、あとは1秒あれば飛び込めますよ」

 

まったく、殺せんせーは最高だね

私たちはプールに飛び込んだ、あぁ〜生き返る、ヘルタもこればよかったのに

 

「茅野は泳がないの?」

「泳ぐの苦手なんだよね、しかも水着って体のラインがはっきり出るし」

「大丈夫さ茅野、その体もいつかどこかで需要があるさ」

「うん、岡島君2枚目面して盗撮カメラ用意すんのやめよっか」

 

茅野泳げないのか、てゆうか貧相なの気にしてたんだ

なんて考えてるとピピピーと笛の音が聞こえた、音の正体は殺せんせーだった

 

「木村君!プールサイドを走ってはいけません!転んだら危ないですよ!」

「あ、す、すんません」

「原さんに中村さん!潜水遊びは程々に!長く潜ると溺れたかと心配します」

「は、はーい」

「岡島くんのカメラも没収!」

 

小うるさいな...作ったから王様気分になってるし

 

「ヌルフフフ、景観選びから間取りまで自然を活かした緻密な設計、皆さんにはふさわしく整然と遊んでもらわなくては」

「殺せんせーも水を感じなよ」

 

私が水をゴミ箱にくんでぶっかける

 

「きゃん!!」

「えっ...何今の悲鳴」

 

もしかして殺せんせー...近くにいたカルマとアイコンタクトして私とカルマは殺せんせーのいる監視台を揺らす

 

「きゃあ!揺らさないで水に落ちる!!」

 

やっぱり水が苦手なんだ

 

「いや別に泳ぐ気分じゃないだけだし、水中だと触手がふやけて動けなくなるとかそんなん無いし」

 

口笛吹いて誤魔化してるけど誤魔化せてないよ

 

ーーーーーーーーーーー

 

今日のプールは疲れたな、でもあんな近くにプールが出来るなら多少暑くても我慢できるかな、なんて考えてると1人の少女に声をかけられた

 

「あ、あの!」

「...私?」

「うん、星だよね?」

「えっと、誰だっけ?会った事ある?」

 

誰だろう、ここまでの美少女は一回会ったら嫌でも忘れない、もしかして前の世界で会った事あるのかな

 

「...!ううん、そっか覚えてないんだ」

 

?なんか小さく呟いたけど、聞こえない

 

「もしかして前の世界で会った事ある?」

「...ううんないかな、私が一方的に知ってるだけ、だって君有名だもん」

「つまり...私のファンって事!?」

「まあ、そんな感じかな?あ!自己紹介がまだだったね、

私はホタル、よろしくね星」

 

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