テスト描写はヘルタにくるくる〜されたのであんまりないです
次の期末テストが控え、私たちE組は青空教室よろしく外で勉強をしている、なんで外でやっているのか聞くと気分転換らしい
「今回も50位以内に入らなきゃいけないの?」
「いいえ、先生あの時は総合点ばかり気にしていましたが、生徒それぞれに合うような目標を立てるべきです」
今回も50位以内を目指せなんて言われなくてよかった
「そこで今回は、この暗殺教室にピッタリの目標を設定しました!
さて、前にシロさんが言った通り先生は触手を失うと動きが落ちます」
殺せんせーは足の触手を自分で一本破壊した
「1本減っても影響は出ます、ごらんなさい、全ての分身が維持できず子供の分身が混ざってしまった」
分身ってそういう減り方するの?
さらに殺せんせーはもう一本破壊する
「ごらんなさい、子供分身がさらに増え、親分身が家計のやりくりに苦しんでいます」
なんの話してるの
「さらにもう一本減らすと父親分身が蒸発しました、母親分身は女手ひとつで子を養わなければなりません」
重いよ、これ触手の話だよね?
「色々と試して見た結果触手1本につき先生が失う運動能力はざっと20%!...そこでテストについて本題です、前回は総合点で評価しましたが、今回は皆さんのもっとも得意な教科も評価に入れます、学年ごとに1位をとった者には答案の返却時、触手を一本破壊する権利をあげましょう」
全員の表情もやる気も変わった
確かにそうする事で最高で6本も破壊できる、このモチベーションならひょっとするかもしれない、殺せんせーはやる気にさせるのが本当に上手い
教室に戻るとみんなのやる気は違っていた、1教科だけなら総合を狙うより確率は高いから本気でトップを狙ってる、後心配なのは理事長の妨害ぐらいかな
休み時間になると杉野の電話がなり、進藤という杉野の野球部の時のチームメイトらしい
「おう進藤か」
『ああ、球技大会では世話になったな、高校で借りを返すとお前に言ったが俺と違ってお前はまともに進学できるのか心配になってな』
めちゃくちゃ上から目線じゃない?
『というのもな、少なくともE組脱出は不可能になりつつあるぞ、今会議室にA組が集まってる、俺たち三年のクラス序列は最下層にお前らE組、横並びのBCD、そして頂点は成績優秀者を選りすぐった特進クラスのA組がある、そのA組が全員集結して自主勉強会を開いてるんだ、こんなの初めて見る、音頭を取る中心メンバーは五英傑と言われる椚ヶ丘が誇る天才達だ』
「何それ、だっさ!」
思わず声が出ると渚と杉野にシーとジェスチャーをもらった、いやだって五英傑はダサいよ、センスなさすぎ
そしてその中でもそのトップに君臨するのが浅野学秀、理事長の1人息子らしい、息子とかいたんだ
『浅野学秀、人望厚く成績はトップ、プライドの高いA組の猛者も纏め上げるカリスマ性、彼自身の指導力に加え、全教科パーフェクトな浅野、各教科のスペシャリスト達、その5人合わせて五英傑、5人合わせりゃヘタな教師より上だ、ただでさえ優秀なA組の成績がさらに伸びる、このままだとトップ50はA組で独占だ杉野、奴等はおまえらE組を本校舎に復帰させないつもりだ』
「ありがとな進藤口は悪いが心配してくれてんだろ、でも大丈夫、今の俺らはE組を出る事が目標じゃないんだ、けど目標のためにはA組に負けないくらいの点数を取らなきゃいけないんだ、見ててくれ頑張るから」
『勝手にしろE組の頑張りなんて知った事か』
私はこの後ヘルタのくるくる〜勉強会を受けた、殺せんせーのヌルヌル合宿のパクリ?と聞いたらオマージュよ、と返答が返ってきた、ヘルタはやっぱりかわいい
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翌日登校するとクラスがざわついていた、何があったか聞くと5教科でより多く学年トップを取ったクラスが負けたクラスにどんな事でも命令出来るという事になったらしく、なんでこうなった感は否めないけど面白そうだね
「こらカルマ君、真面目に勉強をやりなさい!君なら充分総合トップを狙えるでしょう!」
「言われなくてもちゃんと取れるよ、あんたの教え方が良いせいでね、けどさぁ殺せんせー、あんた最近トップを取れって言ってばっかり、フツーの先生みたいに安っぽくてつまらないね、それよりどーすんの?
そのA組が出した条件ってなーんか裏でたくらんでる気がするよ」
「大丈夫だよ、絶対勝てるよ、だってこの私がいるんだよ?」
「どっからくんだよあの自信、まあでも前回6位だったもんな」
「なんでもひとつかぁ、学食の使用権とかほしいな」
勝ったらひとつか、ゴミ箱の増設と意見を出そうとすると殺せんせーが学校のパンフレットを出してソレを要求しようとしている、ソレが取れたらヘルタと海辺デート出来るじゃん!
「君達は一度どん底を経験しました、だからこそ次はバチバチのトップ争いを経験してほしいのです、先生の触手にそしてコレ、ご褒美は準備は充分に揃いました、暗殺者なら狙ってトップを取るのです!」
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そしてついにやって来た試験当日、教室に着くと誰かが座っていた...いや誰!?
「律役だ、さすがに理事長から人工知能の参加は許されなくてな、ネット授業で律が教えた替え玉を使う事でなんとか決着した、交渉の時に理事長に「大変だなコイツも」という哀れみの目を向けられた俺の気持ちが君達にわかるか」
いやほんと烏間には頭が上がらないよ、大変だねほんとに...
「律と合わせて俺からも伝えておこう、頑張れよ」
もちろんだよ
チャイムが鳴り試験が始まった、みんな順調そうに問題を解いていたのでおそらく大丈夫だと思う
厳しい2日間の攻防が終わり戦いに幕をおろし、その3日後、全教科の採点が届いた、この学校は学年内順位も答案と一緒に届けられる
結果は莉桜、磯貝、愛美とそろぞれ学年1位を取り、数学の結果を待たずして勝ち越しが決まった、対する私はというと
「そしてクラスで1番の総合点1位はお見事!神穹さん!ですが、惜しくも学年1位には届かず、学年2位でした、よく頑張りました」
「「「「おおー」」」」
「星ちゃん凄い!」
「マジであんなんで頭いいの不思議でならん」
失礼な、でもヘルタのくるくる〜勉強合宿のおかげだね
ちなみにカルマは余裕を持ちすぎたのか学年14位という結果で終わった
「さて皆さん、素晴らしい成績でした、5教科プラス総合点の6つ中、皆さんが取れたトップは3つです、早速暗殺の方を始めましょうか、トップの3人はどうぞ3本ご自由に」
「おい、待てよタコ、5教科のトップは3人じゃねーぞ」
「?3人ですよ寺坂君、国数英社理全て合わせて」
「はァ?アホ抜かせ、5教科っつったら国英社理あと家だろ」
寺坂、吉田、村松、狭間が家庭科100点をとって、なおかつ学年1位だった
「ちょっ待って!家庭科のテストなんてついででしょ!こんなのだけ何本気で100点取ってるんです君たちは!」
「だーれもどの5教科とは言ってねーよな」
さらにカルマが煽りクラスからも援護射撃が飛び出て合計7本の触手を殺せんせーは失う事となった、けどその権利は前に言っていたアレと一緒に使うとクラス全員でそう決めたため今回はまだ使わない事になった
ほどなくすると一学期の終業式が始まる前に浅野に賭けの要求を呑んで貰い、終業式が始まる、前回のようにE組をいじるがウケが悪い、当然だよねその悪い見本がトップ争いをしたから、前回みたいな悪い気分にはならずに終業式が終わる、皆で帰ろうとすると私は浅野に呼び止められた
「待ってくれ、君が神穹さんで合ってるかな?」
「そうだけど、何?私のファン?ごめんね、握手会とかサイン会はしてないんだ」
「いや、どう見ても違ぇだろ」
「...君は前回6位、今回は2位といい成績を残した、どうかな?A組に来ないかい?」
「「「「「はぁ!?」」」」」
「え、嫌だけど」
「それは...理由を聞いてもいいかな?」
「だってヘルタいないじゃん、それにE組のみんなも、あんたにとってはちっぽけに見えるかもしれないけど、私から見たらかけがえのない宝物なんだ、だからA組にはいけないしそもそも元から行く気はないよ、行こう皆」
「なんか、カッケェ」
「流石黙っていれば美人の女」
私は黙ってなくても美人だよ、教室に戻ると殺せんせーから夏休みのしおりを貰った、いやデカいって
「さて、これより夏休みに入るわけですが、皆さんにはメインイベントがありますねぇ」
「ああ、賭けで奪ったコレの事ね」
「本来は成績優秀クラス、つまりA組に与えられるはずだった特典ですが、今回の期末は殆どA組とE組で独占している、君たちにだってもらう資格はあります」
「夏休み!椚ヶ丘中学校特別夏期講習!沖縄離島リゾート2泊3日!」
「触手7本の大ハンデでも満足せず、四方を先生の苦手な水で囲まれたこの島も使い、万全に貪欲に命を狙う、正直に認めましょう、君たちは侮れない生徒になった、親御さんに見せる通知表は先ほど渡しました、これは先生から暗殺者への通知表です」
教室いっぱいの二重丸、この3ヶ月の嬉しい評価だ
「一学期で培った基礎を存分に活かし、夏休みも沢山遊び沢山学び、そして沢山殺しましょう!
暗殺教室、基礎の一学期これにて終業!」
私達は最高の結果で一学期を終える事が出来た、夏休みはホタルとのデートもや離島リゾートも控えてるし、最高の夏休みになりそうだ
ようやく一つの折り返しです
リゾート編が終わると星ホタデート回です