南の島の暗殺旅行が1週間に迫る中、私たちは学校に来て訓練と計画の詰めに集まった
「まあまあガキ共、汗水垂らしてご苦労な事ねぇ」
「ビッチ先生も訓練しろよ、射撃やナイフは俺等と大差ないだろ」
「大人はずるいのよ、あんた達の作戦に乗じてオイシイとこだけもってくわ」
あ、後ろからとんでもないオーラの人来てるじゃん、確かロヴロだっけ?
「ほほう、えらいもんだなイリーナ」
「ロ、ロヴロ師匠!?」
「夏休みの特別講師で来てもらった、今回の作戦にプロの助言をくれる」
「1日休めば指や腕は殺しを忘れる落第が嫌ならさっさと着替えろ!」
「へ、ヘイ喜んで!!」
あの人には頭が上がらないんだね、まあいかにも怖そうだもんね
ロヴロが殺せんせーはいないか確認するとロヴロに気になっていた事を聞いた
「ロヴロって殺し屋の斡旋業者なんだよね?今回の暗殺にも誰か送るの?」
「いいや、今回はプロは送らん...というより送れんのだ、殺せんせーは臭いに敏感、特に君達以外の部外者の臭いを嗅ぎ分ける、君達の知らない所でプロの殺し屋をずいぶん送り込んだが全員失敗した、その際プロ特有の強い殺気を臭いごと覚えられ、2回目からは教室に辿りつかせてもらえない、つまり1度使った殺し屋は2度使うのは難しい上、困った事も重なってな」
「困った事?」
「残りの手持ちで有望だった殺し屋数名が何故か突然連絡がつかなくなった、その中には君達と同い年の子も1人いた」
「そんな子も殺し屋をやっているのか、世界は広いな」
「というわけで、今現在斡旋できる暗殺者は0だ、慣れ親しんだ君達に殺してもらうのが1番だろう」
そこからロヴロの助言を貰いながら皆は訓練を始め、計画にも助言をくれたりしている
「先に約束の触手を破壊し、間髪入れずクラス全員で攻撃してやつを仕留める、それはわかるがこの1番最初の精神攻撃というのはなんだ?」
動揺させて動きを落とす作戦でしかも前エロ本の拾い読みをしていて、口止め料でアイス一本貰ったらしい、まあ今時アイスで口止めは無理だよね私たちは死ぬまでいびるつもりだよ
「残酷な暗殺方法だ、で、肝心なのはトドメを刺す最後の射撃、正確なタイミングと精密な狙いが不可欠だが...」
「不安か?このクラスの射撃能力は」
「いや逆だ、特にあの2人は素晴らしい」
千葉と凛香は射撃に関して言えばE組トップで結果で語る仕事人タイプと烏間が評価していた、千葉と凛香ってほんとに中学生?落ち着きすぎじゃない?
人生の大半を暗殺に費やしたロヴロからは合格点の作戦らしく、私たちなら充分に可能性があるとの評価を受けた
渚がロヴロに優れた暗殺者はいるのかと聞いていた、それは私も普通に気になるため近くに行く
「そうだな、俺が斡旋する殺し屋の中にそれはいない、俺の知っている中では2人だ...いや1人は殺し屋かどうかはわからんが、まず1人目は死神と呼ばれる奴がいる、神出鬼没冷酷無比、夥しい数の屍を積み上げ死そのものと呼ばれるに至った男、君達がこのまま殺しあぐねているなら、いつか奴が姿を表すだろう、もしかすると今でも、じっと機会を窺っているかもしれんな」
「もう1人は?殺し屋かわからないって言ってた」
「ああ、そいつの名はサム...しいていうなら殺し屋の殺し屋だ、そいつに殺された物は塵ひとつ残らない、噂では殺せんせーのようなバケモノと噂もあるがな」
「サム...どっかで聞いた事あるんだよね」
「外国ではよくある名前だからな、そのサムが1つの組織を壊滅させたなんて噂もある」
それやっぱ殺せんせーと同じバケモノなんじゃない?
「その組織はアナイアレイトギャング、俺が斡旋する殺し屋たちをはるかに凌駕するほどの殺し屋がうじゃうじゃいる組織だったんだが何者かに1人残らず殺された...」
「それをやったのがサムって事?」
「あくまで噂だがな」
これは南の島のチャンスはますます逃せない、私はロヴロにありがとうというと訓練に戻る、渚はロヴロに何かを教わってたけど...そして遂に南の島の暗殺ツアーが始まる
アッケナイトギャング、僕は好きだったよ
一体誰が滅ぼしたんやろ