星ちゃんの暗殺教室   作:赤坂六梃

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今回で島編、尾張です


殺しの時間

 

「「「暗殺肝試し?」」」

「先生がお化け役を勤めます、久々に分身してたっぷり動きますよぉ、もちろん先生は殺してもOK!暗殺旅行の締めくくりにはピッタリでしょう」

「面白そーじゃん、昨日の晩動けなかった分憂さ晴らしだ」

 

クラスはワイワイと騒ぐ中、私たちは殺せんせーのゲスい考えにこの時は気づかなかった

場所はこの島の海底洞窟、出口まで300メートルあるらしく夜の暗さも合間ってかなかは懐中電灯がなければ見えないぐらい暗い私はヘルタとペアになり洞窟に入る

 

「...ヘルタ、私の手をしっかり握っててね」

「なんか手汗凄いんだけど、もしかして怖いの?」

「こッ!?怖いわけないじゃん!私がいつ怖いって言ったの!ヘルタが迷子にならないよう握ってるだけなんだからね!」

「ふーん...星こういうのダメなんだ」

 

急いで出よう、うん、そうしよう、こんな所にいたらヘルタが怖がっちゃうからね!決して私が怖いとかじゃないから!

2人で進んでいると三味線を鳴らす音が聞こえた...ビビってないからそんな目で見ないで!

殺せんせーが三味線を鳴らしながら出てきたが私は気づかずヘルタをおぶって走って逃げた

 

「ここは血塗られた悲劇の洞く...」

「出たぁーーーーーー」

 

私は一心不乱に出口に向かって走った、途中で誰かとドアがあったが槍で突き破って洞窟から脱出した、別に怖くて出たわけじゃないからね、ヘルタが危険だと思ったから急いで出ただけだし

 

「ハァ...ハァ...ヘルタ怪我はない?」

「大丈夫だから早く下ろして」

 

洞窟から殺せんせーもビビったように出てきた

私と殺せんせーあまりの恐怖に地面に項垂れて、殺せんせーは生徒からなぜ肝試しなんかしたのか問い詰められてる

 

「要するに怖がらせて吊り橋効果でカップル成立を狙ってたと」

「結果を急ぎすぎなんだよ」

「怖がらせる前にくっつける方に入ってるから狙いがバレバレ」

「だ、だって見たかったんだもん!手ェつないで照れる2人とか見てニヤニヤしたいじゃないですか!!」

 

そんな泣きギレをしてるゲスい大人を端に私は恐怖からの開放感からなのかヘルタに泣きついていた

 

「ご、ごわがっだ!ぎょ、今日はいっじょに寝で!」

「わ、わかったから!離れなさい!鼻水がつくでしょ!」

「あっちはあっちでガチ泣きしてるし...」

「...ギャップってすごいな」

「あー、殺せんせーが神穹さん泣かせたー」

「にゅや!!す、すみません!先生そんなつもりは!だから訴えるのだけは辞めてください!!」

「今度は、殺せんせーは違う恐怖に怯え始めた!?」

 

カオスな空間になっているとイリーナが鳥間にくっついて出てきた

 

「何よ、結局誰もいないじゃない!怖がって歩いて損したわ!」

「だからくっつくだけ無駄だと言ったろ、徹夜明けにはいいお荷物だ」

「うるさいわね男でしょ!美女がいたら優しくエスコートしなさいよ!」

 

イリーナは私達に気づくと気まずそうに離れる

 

「なぁ、うすうす思ってたけど、ビッチ先生って...」

「うん...どうする?」

「明日の朝、帰るまで時間はあるし」

 

これは...くっつけるしかないよね!

こうして全員でイリーナと鳥間をくっつける作戦が始まった

私達はホテルのロビーに移動してイリーナから話を聞くことにした

 

「意外だよな、あんだけの男を自由自在に操れんのに」

「自分の恋愛にはてんで奥手なのね」

「仕方ないじゃないのよ!あいつの堅物ぶりったら世界クラスよ!

私にだってプライドがあるわ、男をオトす技術だって千を超える、ムキになって本気にさせようとしてる間に...そのうちこっちが」

「そんなイリーナの恋心に、はい開拓者スペシャル」

 

後ろから「おい、誰だグラス割った奴!」「ボトルまで割れてるぞ!」と従業員の声が聞こえるが気にしない

 

「何未成年が堂々とカクテル作ってんのよ...まあもらうけど...んっ、美味しいじゃない!」

「でしょ、さあ私と乾杯しよう」

 

乾杯しようとしたら殺せんせーに「いけません!」と没収された、精神は20超えてるからよくない?

落ち込んでるとみんなが2人のためにセッティングを始めた

色々なプランを立てて行くが何一つ上手くいきそうにない、まずは服装から清楚な感じで行こうとして清楚で美人な有希子の服を着せたら逆にエロくなり、今度は鳥間の女性の好みを知らないか聞くと筋肉質か強い女性が好きかもという可能性も出てきて、胸しかないイリーナでは絶望的なため次の案に入る、ならば手料理で鳥間の好物で固めるという案も出したがいつもカップ麺かハンバーガーしか食べてるところを見た事がないためこれもボツ

...つけ入るスキがなさすぎる

 

「なんか鳥間先生の方に原因あるように思えてきたぞ」

「でしょでしょ!!」

「先生のおふざけも何度無情に流された事か...」

 

打つ手無くして烏間がディスられ始めた

 

「と、とにかくディナーまでに出来る事は整えましょう、女子は堅物の日本人が好むようにスタイリングの手伝いを、男子は2人の席をムードよくセッティングです」

「「「「はーい」」」」

「じゃあ私はカクテル作ってくるね」

「はいはい、星ちゃんも行くよー」

 

そんな犬みたいに引っ張らないでよ

夕食の時間になり鳥間が入ってくるとなんとか鳥間を会場から追い出し、

外にいるイリーナと2人きりにすると全員窓辺に行き野次馬と化している

みんな食べないの?今のうちににみんなの分も食べちゃお...ローストビーフ美味!

2人はどんな会話してるんだろうアフレコでもしよう

 

「オー、イリーナアイシテルヨー」

「チュンチュン、ワタシモアイシテル」

「オレタチ、ウンメイノイトデムスバレテルヨー」

「チュンチュン、ウンメイ!ウンメイ!」

 

こんな感じか、そうに違いない!

勝手にアフレコで遊んでいるとイリーナがナプキンを使って間接キスをして戻ってきた、戻ってくるとあまりのチキンぶりにブーイングの嵐だった

 

「何よ今の中途半端な間接キスは!」

「いつもみたいに舌入れろ舌!」

「あーもーやかましいわガキ共!!大人には大人の事情があんのよ!!」

「いやいや、彼女はここから時間をかけていやらしい展開にするんですよ...ね!」

「ね!じゃねーよエロダコ!」

 

こうして長かったようで短かった南の島の旅行は終わりを告げた

 

「おい!俺たちの晩飯が食いつくされてんぞ!!」

「誰だ、全員分食った奴!!」

「星ちゃんしかいないでしょ!!」

「何全員分食べてるのさ!?」

「...美味しかったよ?」

「「「「そりゃよかったな!!」」」」

 

 

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