星ちゃんの暗殺教室   作:赤坂六梃

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虚無の時間

 

 

私は大きな音で目を覚ますが体が上手く動かない、なんとか目だけで辺りを見回すとそこにはもう2度と会いたくないし名前も出したく無いアイツ.,.スキャラカバズがそこにはいて、その近くになのもヘルタも倒れていた、殺せんせーとサム...ホタルは私達を庇いながらなんとか戦ってはいたがそれも時間の問題だ

 

「う...」

「ほ、星ちゃん?だっ、大丈夫なの?」

「...ごめん、いかなきゃ...」

 

助けなきゃと思い倒れそうな体をバットを杖代わりにしてなんとか立ち上がり、私は槍を蟲に投げつける

 

「...あんたの相手は私だよ」

「星!危険です、あなたは下がっていてください」

「ここは先生に任せて!今の君ではアレには勝てない!」

「大丈夫だよ...ホタル、殺せんせー」

 

私は手元に帽子を出し上に投げクロックボーイの雨を降らせる

 

「状況は全くわかんないけど、アイツを倒さなきゃいけない事だけはわかるよ...」

「...わかりました、ですが無理はしないでください」

「...ありがとう」

 

今はアイツを倒す事に集中したいけど、近くにいるなのとヘルタが心配だ

 

「私が突撃します、星サポートをお願いします」

「うん...殺せんせー、なのとヘルタをお願い!」

「えっ!ちょっと2人とも!」

 

私とサムが駆け出し注意をそらしその内に近くに倒れてるなのとヘルタを回収してもらったのを確認すると攻撃を仕掛ける

 

「ドリーム・カム・トゥルー!」

「アクション4、点火!」

 

攻撃があたり相手が怯んだ隙に私とサムは追い討ちをかける、私は今出せる力を振り絞り一撃を喰らわせるとスキャラカバズは力尽きたのか動かなくなった

 

「ハァハァ...終わった...」

「星!」

 

サムはホタルに戻り私を抱える、どうやらホタルも結構限界だったみたいだ、なのとヘルタに大丈夫?と聞くとあんたほどじゃないって言われた

...ならよかった

 

「...殺せんせー、アイツらは?」

「ここにいるわよ」

 

声がした方を振り向くと目の前が真っ赤に染まった

 

「...えっ...ホタル!!」

 

ホタルのお腹から血がついた触手が飛び出ていた、そして勢いよく触手は抜かれホタルは倒れる

 

「ほ、ホタル!!しっかりして、ねえ!」

「ご...ごめん...ね...さいごまで...まもって......あげられなく..て」

 

私は必死に呼びかけるが段々と私の手を握る強さが弱くなっていき手が床に落ちた

 

「...ホタルッ!ねえ...返事してよ......せっかく...せっかく思い出したのにッ!」

「アッハハハハ!大丈夫よ、星核ちゃん...すぐに貴方も、そこのお友達も全員仲良く同じ墓に入れてあげるわ」

 

浮煙は注射器のようなものを首筋に刺すと姿がみるみる内に代わった、その姿は「羅浮」で最後に戦った幻朧の姿とは似ても似つかないものだった

 

『ハッハッハ!素晴らしい力だ!シロ!お前のくれたこの触手の力も素晴らしい!』

 

この場から今すぐに逃げたい、殺される、そんな感情がこの場には漂った、だが私はそんなくだらない感情なんかより、今すぐコイツを殺してホタルの仇を取る、そんな考えしか私の頭にはなかった

 

「...殺せんせー、ホタルの事お願い」

「い、いけません!ここは先生に任せて...」

「いいからどいて!!!」

 

今の私は珍しく感情的になっていた、周りが見えなくなるぐらいに

 

「星!落ち着きなさい!今は感情的に動いていい時じゃない!」

「どけ!!!」

 

止めに来てくれたヘルタを勢いよく振り解くとヘルタは倒れたが私はところ構わずいつの間にか持っていた刀を手に取り刃を幻朧に向ける

 

「おまえだけは絶対に殺してやる!!」

『まずは貴様でこの力を試してやろうじゃないか!』

 

刀を一振り二振りと斬っていくたび自分が自分じゃなくなるような感覚がした...多分私はもう後戻りできない...

 

『どうした?そんなものか!』

「...今のは準備運動みたいなものだよ」

 

触手が次々と襲いかかってくるが次々と斬っていく

まだだ、もっともっと!あいつを殺せるぐらいの「力」が欲しい!!

私がそう願うと刀が答えたのか...体中から力が湧いてくる

その力を込めた一振りは相手にとっては大きなダメージだったのか咆哮をあげる

 

『ガアアアアッ!!!』

「....これで最後だよ...」

 

首元に刀を向け、そのままトドメをさそうと振り上げた、その瞬間相手はニヤリと笑った...気づいた瞬間私は受け身をとったが吹き飛ばされてしまった

 

『油断したな、そこでそのまま這いつくばっていろ、お友達が殺される所をそこで見ているんだな』

「...やッ...やめろ!!」

 

動け!動け!動いてよ!!!...なんで!!?殺すなら...私だけでいいじゃんか!!

みんなが襲われそうになった...その時どこからか声が聞こえた

 

「その生、朝露と消え失せぬ」

 

斬撃が飛び煙幕が上がると私は誰かに担がれ運ばれる

...この手の感覚はとても懐かしかった

 





星ちゃんの刀の力に関しては次の話で明かされます
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