殺せんせーの過去にも入りますが1話で終わります
薄々勘づいている人もいるかもしれませんけど茅野に触手はないです、それについては次回です
星ちゃんの力に関してはここではなく数話後になりそうです
ガラガラと担架に乗せられたホタルが手術室に運ばれるのを見送ると今は色々と言いたい事もあったがお礼を言う
「とりあえずみんなを助けてくれてありがとう...黄泉、でもなんで私まで助けたの...」
「...そんな事より君も手当をしてもらった方がいい」
「...こんなのかすり傷だから平気...それに...」
「痛みを感じない...か?」
なんだ黄泉にはバレてるのか
「はっきり言わせてもらうが、あの力はもう使わない方がいい」
「やだ...この力があれば誰にも負けないよ...」
「...君にはそっちの道に進んでほしくない...」
私はもう覚悟を決めているんだ、今更そっちの道に進む事なんか怖くない
「星!よかった...無事で!...って黄泉!?なんでここにいるの!?」
「なの、ちょっと離れて」
そう言っても離れそうになかったから、無理やり剥がすとなのは顔を上げて私を見ると見た事ないような驚き方をしてた
「ちょっとあんた、どうしたのその髪!?」
「...髪?」
そう言われて窓を見て自分の姿を確認すると、私の髪が少しだけ白くなっていた
「...ほんとだ...まあ別にいいよ」
「えっ!?よくないでしょ!?」
今は私の髪の事なんかより黄泉に聞きたい事を聞く事の方が大事だ
「なんで、黄泉は私達があそこにいるってわかったの?」
「それは...」
「彼女は今、僕達と契約をしているのさ」
「...アベンチュリンにトパーズ、あんた達が裏にいたんだ」
黄泉とアベンチュリン、2人一緒だけど大丈夫なのかな...まあトパーズがいるから大丈夫だとは思うけど、するとE組のみんなもこの場に集まってきた、よく見るとみんな所々手当の跡がある
「神穹さん!よかった無事で!」
「...殺せんせー、ここにいて大丈夫なの?国家機密じゃん」
「あぁ、その点は心配なくこのアベンチュリンさん達は私の事を知っていますので大丈夫です」
いや軽いよ...でもいつから知ってたんだろう...
みんなが集まったところで黄泉が口を開いた
「今、あの浮煙とか言う女はあの場所から姿を消して以降、私達もまだ足取りを追えていない」
「君達を救出をした後、数人で彼女を見張ってたんだけど、一瞬のうちに姿を消したっていう報告を貰ったよ」
一瞬で姿を消した、か...おそらく殺せんせーみたいにマッハ20で動けるのかな、それだと厄介だな...いや今の私なら簡単に殺せるか
「あの女、あのデカさでマッハ20とかで動かれたら打つ手ないよ、ねぇ星どうする?」
「どうするも何もない、アイツを殺す事に変わりはないよ」
「星、どうしたの...ずっと怖いよ?少し落ち着こう、ね?」
あの女が姿を消したのは私の寿命の事も関係しているのかな、おそらくだけど私が力尽きる瞬間を狙っていると思う、ただあの女が私が尽きるまで大人しく待つとは思えない
「そういえばシロは?あの場にいたはずだ」
「たしか白装束の男だったよね、私達も探したけどそんな人はいなかったよ?」
「...あの野郎また逃げやがったのか」
シロは一旦ほっといて大丈夫、アイツは自分で戦うなんて頭は無いはずだし
「あなたは助手さん?...奇遇ですねこんな所で会うなんて」
「ルアン・メェイ?どうしてここに...」
「実はここの研究室を借りているんです...それと久しぶりの知人に会いに久しぶりですね、殺せんせー...いえ元死神さん?」
...今...なんて?殺せんせーが死神?何を言ってるの?
E組のみんなも驚いてる...
「あれから体に不調はないですか?」
「なんで...あなたがここに...」
「浮煙?という方の研究が大変興味深かったので聞きに来たんです」
「そ、そんな事より!殺せんせーが死神って本当?」
この場にいる全員が見つめているとカエデが
「殺せんせー...話してよ...ほんとうに殺せんせーがお姉ちゃんを殺したの?」
そう聞くと先生もみんなも更に驚いた様子だった
「おねぇ...ちゃん?...!では君は!?」
「...うん、私の茅野カエデは偽名で本当の名前は雪村あかり...雪村あぐりの妹だよ...」
茅野カエデって偽名だったんだ、みんなは雪村あぐりって人の名前を聞いて驚いてると思うけど、もう正直何驚いているのか私は頭の整理が追いつかない
雪村あぐり...確か殺せんせーが来る前の担任っていう話を聞いたな
「やはりあかりだったんですね、雰囲気が変わっていたからわかりませんでした、久しぶりですねあかり」
ルアン・メェイ、カエデと知り合いだったんだ
殺せんせーは覚悟を決めたようで一度深呼吸をすると窓から見える月を見ながら語り始める
「...できれば、過去の話は最後までしたくなかった...けれどしなければいけませんね...そう、私は2年前まで「死神」と呼ばれる殺し屋でした」
秘められた人間の記憶を