助けるか殺すかの対決の話はほぼハイライトです
椚ヶ丘中学校は現在避難所として使われている、避難所にはそこの生徒達や保護者、住民の人達などが避難していた、A組を筆頭に避難民に食糧だったり毛布だったりを配布したり小さい子達を慰めたりと各々出来る事をしていた、そんな中扉が壊され外からバケモノ達が侵入してくると、避難している人達から悲鳴が起きると浅野は本校舎にいる男子陣たちとバケモノ達から守るために戦うがまともにダメージを与えられる訳もなく無様にやられた、バケモノが倒れている1人の首を掴みトドメを刺そうするとどこからか槍が飛んできてバケモノを貫くと、痛みを感じたのか掴まれていた1人の生徒が投げ飛ばされると、浅野は素早くその生徒の元に駆け寄った
「おい!大丈夫か!!」
怪我はしているが死ぬほどの怪我ではないと安心するとバケモノの方に目線を移すとそこには、フードを深く被って黒のコートを着た人物が刀を手に持ちバケモノ達と戦っていた
「....失せな、雑魚ども...」
最後にそう呟き刀を振り落とすとバケモノたちはいつの間にか全て倒されており、その人物は地面に突き刺さっている槍を引き抜くと浅野に引き止められた
「...すまない、助かった、礼を言わせて欲しい」
「...気にしなくていいよ、あんた達は偶々私に助けられた、それでいいでしょ」
去ろうとすると風が吹き深く被っていたフードが取れ、浅野は驚きを隠せなかった、今戦っていたのは見知った顔...それもE組に在籍している1人の生徒に似ていたから、だが彼は目の前にいる人物がその子とは確信が持てなかった、髪の色も雰囲気も全てが違う
「...ここはしばらく安全だから...じゃあね」
「待ってくれ!」
確かめるために呼び止めようとしたが、その子はフードをまた深く被り人間とは思えない跳躍で飛んで行ってしまった、浅野は驚いてその場に立ち尽くし、ただ見るしかなかった
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一方、E組の生徒達も避難勧告が出ている中なんとか抜け出して、生徒達は殺せんせーを助ける派と殺すか派と二分していたが争いの中、殺せんせー自身がそれは暗殺で決めなさいと、争いの種の本人が言い出し、助ける派と殺す派に別れた戦争が始まり、最後は助ける派の渚と殺す派のカルマが意地とプライドの対決の結果、渚が勝ち、クラスの相違は「助ける」となったが歓喜に溢れてる生徒達の中に1人だけこの場にいなかった
「殺せんせーを助ける事は決まったけど...」
「星ちゃん...助けたと思ったら、またすぐいなくなっちゃったし...」
「それに外もバケモノがうじゃうじゃしてるし...俺たち、争ってる場合じゃなかったかもね...」
「あのウワサになってるのは、星ちゃん...だよね...」
歓喜の瞬間はそう長くなく、すぐに現実の問題に戻された
星を助け殺せんせーの過去を聞いたあの日、星は再び姿を消した、先生の壮絶な過去を聞いて殺さなきゃいけないと悩んでいる間にだ...それから数日後に、「黒いフードを被り刀でバケモノと戦っている人を見た」と噂が立ち始め、その人物は星しかいないと思っていた
「星...帰ってきてよ...ウチを1人にしないって...約束したのに...ウソつき...」
なのかの呟いた声は星には届かない
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星はバケモノ達を倒し逃げるように去ってから建物に屋上で一息つくと、懐から写真を見て確認していた
「...これは...なのでしょ...こっちがヘルタ...それでこのタコみたいなのが殺せんせー」
クラスの全員が写った写真を見ては呟くように名前を呼んでいる、全員の名前が言い終わると星はため息を吐く
「よかった...まだみんなの事を覚えてる...」
そして屋上から半壊した街を見下ろす
「あともうちょっとだけ待ってて...またいつもの様な日常に戻れるから...」
背負っていたバックから薬を取り出し飲み込むと深い深呼吸をして、星は再びバケモノ達を倒すために駆け出した