娘を抱えた母親が走り続けている、その後ろからはバケモノ達が後ろから迫っていた、だが逃げている途中倒れているゴミ箱に気づかず転んでしまう、母親は終わったと思い、せめて娘だけでもと、なんとか逃がそうとするが娘は大好きな母親から離れようとしない
「行って!あなただけでも逃げて!」
「...やだ!にげるならママもいっしょがいい!」
娘はなんとか母親を立たせようとしてるが母親の方はかれこれ数時間も走っては逃げを繰り返していたため、足が思うように動かない
「お願いだから...逃げて!逃げなさい!!」
「やだよ!ママもいっしょじゃなきゃいや!!」
そんな2人に構わずに襲いかかるバケモノたち、母親は娘を抱きしめ、目を瞑って死を覚悟した...だがいつまでたっても痛みがこないため目を開くとそこには槍で攻撃を受け止めていた赤髪の青年がいた
青年は押し返すとそのままバケモノたちを斬り刻むとバケモノたちは光の粒子となって消滅していった、青年は消えた所を確認すると親子に手を差し伸べた
「大丈夫ですか?」
「あ、ありがとうございます...」
「避難所まで案内しましょう、さあ行きましょう」
赤髪の青年は親子2人を避難所の近くまで案内する
「ここまで来れば大丈夫です、あそこの避難所に行けばしばらくは安全でしょう」
「なんとお礼を言ったらいいのか」
「ママを助けてくれてありがとう、お兄ちゃん!」
「気にしないでください、助けなければ僕の「騎士道」に反するので...それでは僕は急ぐので、お二人もご武運を」
青年はその場から颯爽と立ち去ってしまった
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星は現在、ホタルが入院している病院に来ていた
近くのイスに座り、ただ喋るわけでもなくホタルの手を握り続けている
この病室には秒針の音だけが鳴っている
「ごめん...ホタル、もう行かなきゃ...また来るね...」
その一言だけ言い残し病室から出ると、殺せんせーが立っていた
「やっと見つけました...あなたならここに来るんじゃないかと思っていました」
「...なんの用?」
「ここではなんですので、場所を移動しませんか」
殺せんせーからの提案を受け2人は病院の屋上へと移動すると屋上には誰にもいなかったため好都合だと思い話し始めた
「それで...何?戻ってこいとか言うつもり?」
「それもありますが...君はそう言っても戻ってくる気はないでしょう?」
「フフッ...よくわかってるね」
星は不適な顔を浮かべると殺せんせーの表情は曇り何か言いたそうにしていたが星は言葉を続ける
「私の身一つで地球が救われるなら安いものでしょ?」
「...神穹さん、あなたまさか!?」
「力づくで止めようとか思わない方がいいよ、今の私なら殺せんせーなんか簡単に殺せるし...さよなら、殺せんせー...最後に会えて嬉しかったよ」
「ま...待ちなさい!!」
殺せんせーが逃げようとした星を止めるために触手を伸ばしたが手と足の触手が吹き飛んだ
「...私に殺せんせーを殺させないで...」
その場から逃げるように去った星を殺せんせーはただただ見るしか出来なかった