終わった後のあれこれ
『歴史的大災害から2週間が経ちました、死傷者は200名以上、行方不明者は100名以上とされています、現在も捜索活動は続いています、続いてのニュースですーー』
テレビを消してソファの鞄を取り玄関へ向かうとアスターがぺぺを抱えながら見送りにきてくれた
「よし、いってきます!」
「うん、いってらっしゃい」
元気よく挨拶して家を飛び出した、学校に向かう途中どこもかしこも朝から復興作業をしている人達を多く見かける、その光景を眺めているとふと、時計が目に入った
「...ってヤバッ!遅刻しちゃう!!」
今日のウチの行き先は馴染み深い旧校舎ではなく...
「ハァ...ハァ...やっと着いた...」
「遅い」
「ご、ごめん、迷っちゃって」
「ハァ、三月あなた受験生って自覚あるの?」
そうウチは今日、仙州学園の受験に来ている、多分速い時間から待機してくれていたヘルタに容赦なく怒られる...うぅ、前途多難だよ〜
「まあ説教はこのくらいにしといてあげる...頑張ってね」
「...うん、絶対受かって星に自慢してやるんだから!」
「ここで落ちたらわかってるよね?」
「ちょっと!受験前に落ちるとか言わないで!」
ヘルタは相変わらず厳しい事を言うけどこれはヘルタなりの激励なのかも、なんて勝手に解釈する。
中に入ると広くて迷いそうだったけど誘導してくれる人達がいたんだけど、ウチはそれどころじゃなくなった、なんと雲璃師匠がいたんだよね、話しかけようと思ったけど今のウチはそんな余裕はなかったし、受かればいつでも話せると思ったから話しかけはしなかった...てゆうか雲璃師匠の学生服可愛い〜、いやいやこんな事思ってる場合じゃない、そんなこんな教室に着くと周りの空気はピリピリしていた、これが受験戦争ってやつかな?
「...緊張してきた」
なぜだか窓の方から気配がして横目で見ると黄色物体が貼り付いていた
「...わっ」
思わず大きな声が出そうになったけど思わんず手で口を塞ぐ、何してるの殺せんせー!?
「ん?「あなたなら出来ます、自分を信じて」?」
スケッチブックにいそいそと書いて見せてきた、ウチは緊張が取れた気がした、ハンドサインでありがとうと言うと、他の生徒の所にも行ってきますと書き残すと消えていった、おかげで緊張がほぐれた
「なんか、行ける気がする」
そして、受験が始まった、だいぶ苦戦はしたけどウチの中ではよくやった方だと思う...多分
『星へ手紙を書いても届けられないのでウチの日記に書き記しておくね、帰ってきたらウチが解説しながらこの日記を読もうね。
今日、受験だったんだ、あんな事があったから受験しないと思ってて油断してたけど、なんとかなったよ、それとね雲璃師匠がいたんだよ!もし入学できたら雲璃先輩になるのかな?
後ね、これを聞いたらとっても驚くと思うなんとね丹恒もいたんだ!これは絶対入学したら楽しいよ!まあ受かってるかどうかはわからないけど...
今日は受験で疲れたのでこのぐらいにしておくね、おやすみ!
ねえ星、早く帰ってきてよ...寂しいよ』