3月1日、突如人々が交差する中心部に設置されていたモニターやテレビと言った全てがジャックされた
『はじめまして、私は柳沢と言う者だ。皆さん、つい最近までの大災害を覚えているだろうか...私はあの大災害の全ての元凶を突き止めた、これがその映像だ。』
最初は誰も「いつもの宣伝か何かだろう」と思っていたが大災害の事を口にすると人が次々とモニターに目を向けた、そこに映っていたのは黄色生物が異空間から怪物を出している姿だった
『この怪物が、これまでの大災害の全ての元凶だ、だか我々はこの怪物の居場所を遂に突き止めた...それは』
モニターの柳沢がパチンと指を鳴らすと1つの場所が光に包まれた
『そいつがいるのは椚ヶ丘中学校、3年E組にいる1人の教師、そこにいる怪物は「殺せんせー」と呼ばれている、そして奴はあろう事か生徒を1人殺している、殺された子の名前は神穹星という少女です、そして奴は3月13日、この地球をも爆破し、人類を滅ぼすつもりです。』
次々と殺せんせーの写真や映像、そしてマッハ20で動けるなど全て話され、地球を爆破という言葉を聞くと、人々はざわつき初めた
『皆さん急な事を一つも二つも話してしまい混乱しているかもしれない...だが安心して下さい、我々は奴を殺す手段があります』
光の正体を説明していった、まず包んでいるバリアの様な光は地中まで透過している檻になっており殺すのではなく逃がさないための作戦で、通称「地の盾」と説明された、そしてもう一つが透過レーザー衛星通称「天の矛」、高度400kmから巨大レーザーを発射する、このレーザーはあらゆる障害物を透過して触手生物だけを溶かすという優れものらしい
『あの地の盾の中にいるモンスターを我々は残りの10日間の内に殺してきます、ですのでどうか安心して下さい!!地球を決して爆破などさせません!!』
その後国から緊急発表があり総理大臣が各国共同声明を改めて読み上げ始めた、巨大光線と光のドームの2つは超暗殺兵器である事、これを使い狙っているのが月を壊した元凶である事も、敵なしに振る舞うこの怪物は政府を脅し生徒を人質に教師になりすまし学校に潜伏していた事、そして最後まで抵抗をしていた星という少女をあの混乱に生じて殺した事、従うフリをしつつ秘密裏に兵器を作り暗殺の準備を進めていた事、各国の保身や思惑が混じったこの声明は殺せんせーだけが悪者だと強い印象を与えた、そしてとどめのレーザー発射日は「3月12日」地球が滅ぶかもしれない前日と発表された、世間が騒然とする中E組の生徒は無意識に学校に向かってた、だが校舎は兵隊によって厳重に取り囲まれていた
「なんだ君達は!?」
「通せよ!!生徒だよあの教室の!!」
「殺せんせーの所に行かせてください!!」
兵隊によって拘束されかけると鳥間が手荒くするなと駆け寄って来てくれた、生徒達はこぞって鳥間に質問攻めをしたがどうやら鳥間ですら直前まで知らされていなかった
「声明は君等の今後も考えての事だ、脅されてたと言えば無神経な詮索をされずに済む、全員揃っているなら丁度いい、口裏を合わせるんだ!」
だがそれで納得するような生徒達ではない事を鳥間はわかっていた、言い争いになっていると、大量のマスコミが生徒達に押し寄せてくる
「ご覧下さい!!あちらにいるのが怪物の教師に脅されていた生徒達でしょうか!!?」
「怪物が捕獲された安堵の心境を一言下さい!!」
「クラスメイトの1人が亡くなった時どう言う心境でしたか!!」
「怪物に暗殺の真似事を強制された件については!!?」
生徒の心さえ完全に無視し、寄ってくるマスコミをなんとか避け逃げる事にして、混乱しながらもそれぞれ役割を分担して調査する事にした、何をしたいか、何がベストなのかもわからずにただ殺せんせーに会いたいという1つの思いで、偵察が終わると薄暗い路地裏に集まり調べた事をまとめていた
「皆の偵察をまとめると、バリアの周囲は隙間なく見張りがいるって事」
「野次馬、マスコミ、テロリスト、殺せんせーと外部の接触を遮断したいのは確かだろうね」
更に各地の基地で増援が集結の準備をしており、明日になればいよいよバリアの中に入ることは不可能となる、残された手は今日中に強行突破しかない、各自準備を始めようとすると数台の車が近づき、走り去るとそこにはいた生徒達は誰一人いなくなっていた
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カチカチと1人の少女がゲームをしていると、ピコンと一つのメッセージが届く
「今いいとこなんだけど...なに、ニュースを見て?はぁ、はいはい見ればいいんでしょ」
ため息を吐きながらニュースを見ていてると今度は電話がかかってきた
「もしもし...見たけど...ちょっと待って」
電話の主に言われパソコンで何かを調べると再び深いため息を吐く
「いやこれバレたら私捕まるんだけど、ここじゃ星核ハンターじゃないん...あぁ〜もう、わかったやるって...終わったらゲームに付き合ってね絶対に拒否権はないから」
雑に通話を切るとパソコンと向き合い愚痴を言いながらも作業を始めた
最後の子はだれやろなあ