今回は星が戻ってくるところまで書きます、ラストバトルは次回です
サミュエルと名乗った少女と記憶を失った私の所まで時間は遡る
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泣きつかれてしまった、私は目の前のサミュエル...ホタルにこれまでの自分の事を余す事なく教えてもらった
「どうかな、何か思い出した?」
「ううん、記憶の中にまだモヤが残ってる...ねえ、今の話を聞く限りだと、私は死ぬ...んだよね?」
「...うん、でも君は死なせないし、これからの事を思い出させるよ」
そんな事は出来るのか、と疑う自分をよそにホタルは私の目を見て言った
「これから星に、あたしの命をあげる」
言ってることが私は理解できなかった
「い、命をあげるって何をする気?」
「星の記憶がなくなっているのは君の星核が今にも壊れそうで不安定だから...けど、その星核が治れば、星はまた全てを思い出せる」
「違うよ...そんな事を聞きたいんじゃない...そんなことをすればホタルは...どうなるの!?」
答えなど聞かなくても理解できる、だがもし少しでも可能性があるならと私は聞いた...だが
「死ぬよ、けど...あたしは自分が死ぬより、星が死ぬ方がイヤなんだ...だから受け入れて...」
「嫌だよ!ホタルの命を貰ってまで生きたくないよ!!」
「星...聞いて」
私の肩を勢いよく掴んだ、振り解きたったが出来なかった
「あたしはね、3度死ぬの」
「なに...急に?」
「1度目は実験の負荷で死んで、2度目は君に命を与える...あと1回残ってる」
それがなんだと言うんだ、私は何を言われてもホタルの命をもらってまで生きるつもりはなかった
「星は輪廻転生って知ってる?...何度も生死を繰り返して、新しい生命に生まれ変わる...」
「...知ってる...だから...なに?」
「今は君と同じぐらいだけど、兵器として作られて色々と改造されてるからで実際はまだ7、8歳なんだ」
記憶を失った私も察しがついてきた、でもそれは賭けに等しい残酷な選択だ
「星、今のあたしはもう長くないの、それで死ぬぐらいなら君にあたしの命を託したいんだ」
「やっぱりだめだよ...私は...」
「未来で...待ってるから...」
どうしてホタルだけ、こんなに過酷な人生を歩まなきゃいけないの...泣いている私を前にホタルは自身から星核を取り出した
「その時はまたデートしよう?」
「...うん、わかった...必ず未来でホタルを見つけるよ...約束だよ」
「...約束...大好きだよ、星」
肩に何かをかけられ口に温もりを感じると、目の前に手を伸ばしたがそこにホタルはいなかった、空へと消える光の粒子を見送ると、これまでの記憶が蘇った
なのやヘルタ、殺せんせーや苦難を共にしてきたかけがえのないクラスメイト達との記憶を、その瞬間に私は暗闇へと誘われ1つの鍵を手に入れると、列車の汽笛を聞き手を私は前の世界で着ていたコートを着て伸ばされた黄泉の手を取り乗車した
「無事だったんだな...よかった」
「ホタルのおかげでね...でもどうしてここがわかったの?」
「救難信号が受信してな、おそらくだが彼女が出したんだろう」
どこまでもホタルは私を助けてくれる、なぜそこまでして私を助けてくれるのだろうか...いや、あれが答えなんだろう
「早く帰還したいだろうが生憎ボロボロの状態で出発しているからか、ここから帰るにしても1か月は掛かる」
「助けに来てれただけで充分だよ、ありがとう」
半月を過ぎ、地球まであと少しというあたりでトパーズからの通信が入った、なんと殺せんせーの事が世界に知れ渡り、そしてみんなが捕まっている事を教えて貰った私は自分が地球に着くまでにみんなを助けてくれる様に連絡をすると、最初は驚かれたが快く快諾してくれた...その間私は銀狼にも協力してもらい今の状況を知った
「なるほどね、私の見せ場が残ってるじゃん!」
「言ってる場合じゃないと思うけど...」
「何言ってるの、みんなのピンチに駆けつけて倒す!これ王道でしょ?」
そうだ、とこう言うのは派手なほどいいと感じた私は花火に連絡を取った
「...てゆう感じにしたいんだけど、どう!?」
『うーん...いいよ♪面白そう!』
「ありがとう、タイミングはその時教えるね、じゃあまた!」
そうこうしている内に地球につき下車すると黄泉に別れの挨拶をする
「また会える?」
「会えるさ、君達が生きている限りきっと...その時はお互いの話に花を咲かせて楽しもうじゃないか」
「黄泉、本当にありがとう...停雲達にもよろしく」
「行け...君の仲間が待っている」
私は振り返ることはなく走り、途中スターピースカンパニーの1人の社員からルアン・メェイの贈り物だと言われ物を受け取り確認すると私は再び足を動かした...そして
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私は再び大切な場所に舞い戻ってきた
「何故だ!なぜ貴様がここにいる!!貴様はあの時崩壊する惑星とともに死んだはずだ!!」
「天国は私にとってゴミ箱より居心地が悪くて...やっぱりみんながいるここじゃないと安心してゴミ箱も漁れない」
「ふざけるなァ!!」
バットを目の前の柳沢に向けて言い放った
「こっからは私の番だ!!」