次の日、セリカの行方が解決し、今まで通りの日常が来る……っと思われていたが。
”……なに?セリカが消えた?”
アヤネ「そうなんです……チャイムを押しても返事がなかったので、気になって部屋に入ってしまったんですが……制服も鞄も無くて……。」
ノノミ「電話はしてみました?」
アヤネ「はい……つながらなくて……柴関ラーメンにも連絡はしたんですが、来てないと。」
シロコ「……!まさか……昨日の夜に……!」
”(……襲われたか?……いや奴の戦闘能力なら複数相手でも返り討ちにできるはずだが……まさか、ライダーか……?)”
セリカの戦闘能力を認めていたのもあり、そのセリカが消えた理由にライダーの力が関わってるじゃないかと脳裏に浮かぶ。
”(……セリカがスマホ持ったままならアイツに頼む……。)”
”……落ち着け……セリカの場所を特定する。”
シッテムの箱を取り出し、起動させる。
アロナ「海は心の故郷ですね~」
”アロナ。”
アロナ「え、あ!お疲れ様です先生!」
”超優秀AIの出番だ、生徒が行方不明になった、名前は黒見セリカ……そいつのスマホの特定を頼めるか?”
アロナ「え……あ、はい!」
アロナの協力もあり、すぐにセリカのスマホの位置を特定できた。
“……セリカの位置を特定できた。”
ノノミ「……えっ!?……どうやって!?」
"連邦生徒会が管理してるセントラルネットワークにアクセスして特定した。"
アヤネ「そんな権限まで……!?」
シロコ「……それよりセリカはどこ!?」
“今も移動してるみたいだ。”
シロコたちに画面を見せる。
ノノミ「郊外の砂漠地帯……!」
アヤネ「ここは以前、カタカタヘルメット団の出入りが確認されていた場所の近くです!」
ホシノ「今度は人質を取って脅迫しようって事かな?」
ノノミ「考えても仕方ありません!急いでセリカちゃんを助けに行きましょう!」
シロコ「……っ!」ダッ!
シロコが急いで銃を取りに行く。
アヤネ「ちょっと待ってください!」
シロコ「?」
アヤネがシロコを止める。
セリカ「……っ……ここは?」
セリカが目覚めると、そこは真っ暗な場所だった。
セリカ「車の……中?」
セリカ「……っ!……私誘拐されたの!?」
ゴトンッ!
セリカ「うっ!……もしかしてこの辺……砂漠!?」
車内の揺れで、現在どこにいるのかを大まかに把握する。
セリカ「早く脱出しないと……くっ……!」グググッ
脱出しようとするも、手足をロープで縛られて身動きができなかった。
セリカ(どうしよ……みんな心配してるだろうな……。)
セリカ(……このまま私……どこかに埋められちゃうのかな……。)
セリカ(……みんなに……会いたい……。)
不安からセリカの目から涙が溢れる
ズドーンッ!
セリカ「っ!?……な、なに!?」
外から何か爆発のような衝撃が伝わる。
ブロロロロッ!
ホシノ「ナイスだよシロコちゃん!」
ノノミ「急いでセリカちゃんを助けましょう!」
“アヤネ……こんなバギーどこで?”
士はディケイドの姿の変身し、アヤネにバギーを持っていた事を問いかける。
アヤネ「倉庫で埃をかぶってたのを見つけまして……まさかこんなところで役に立つとは……!」
ドカーンッ
前から砲弾が飛んでくるがアヤネはそれをかいくぐる。
アヤネ「捕まってください!」
“免許持ってんのかよ……!?”
ヘルメット団が一斉に射撃をするも、アヤネはバギーに当たらないようの掻い潜り続ける。
シロコ「……!」ダッ
セリカが乗っているトラックを確認するとシロコが飛び降りる。
ノノミ「ほっ!」ダッ
ホシノ「よっと。」ダッ
シロコの続いてノノミとホシノが飛び降りる。
シロコ「……。」タタタタタタタタッ!
「うっ!?」ドサッ
「くっ!?」ドサッ
「がっ!?」ドサッ
シロコは滑走しながら的確にヘルメット団を狙撃する。
シロコ「ふっ……んっ!」ブンッ!
「うぐっ!?」バシッ
「があっ!?」ベシッ
シロコは接近し、銃と蹴りを使いヘルメット団を倒していく。
「止め……あがっ!?」バスッ
「がはっ!?」パリンッ
シロコを止めようとするも、ノノミとホシノの弾幕にやられる。
セリカ「な、なに!?……何が起きてるの!?」
外の様子が見えないセリカはただ困惑する。
ガチャッ!
セリカ「っ……!」
シロコ「ん、泣きっ面のセリカ発見。」
アヤネ「セリカちゃん!」
ホシノ「可愛いセリカちゃん〜そんなに寂しかったんだね〜」
セリカ「う、うるさい!」
ノノミ「泣かないでセリカちゃん、私達がその涙拭いてあげます☆」
セリカ「泣いてなんかないったら!」
“……どうやら思ったより元気そうだな。”
セリカ「な、なんで先生まで!?」
“引率だ……この状況、ゲームで例えるなら、囚われのお姫様を救出って所だな。“
セリカ「だ、誰がお姫様よ!!こんな時にふざけないでよ!!バッカじゃないの!!」
”罵倒する元気があるなら大丈夫だな、お前らあとは分かるな?“
ノノミ「はい☆」
ホシノ「は〜い。」
シロコ「ん。」スッ
セリカ「……。」コクッ
”反撃と行くか!“
アヤネ「しっかり捕まってください!」ブロロロロッ!
”ああ!“
バギーを走らせる。
「逃すな!」
バギーを追いかけようとするが。
ノノミ「これ以上、おいたはさせません!」ブパパパパパッ!
ホシノ「もう遠慮はしないよ。」バンッ!
ノノミとホシノが制止する。
ズドーンッ!
アヤネ「簡単には当たりませんよ!」
砲撃を掻い潜り抜ける。
セリカ「よくも拐ってくれたわね!」タタタタッ!
戦車に向かって発砲するが。
カカカカンッ
セリカ「くっ!」
流石の戦車にはダメージが入らなかった。
シロコ「それなら。」カチッ
シロコが手元のスイッチを押し、ドローンの搭載されてるミサイルを戦車に向かって放った。
ズドーンッ!
見事に戦車の地面に命中し、一台を横転させる。
アヤネ「やりました!」
”……!おいバカ!!注意を逸らすな!!“
アヤネ「っ!?」
ズドーンッ!!
砲弾がバギーのすぐ横に命中しバギーのコントロールが効かなくなってしまう。
”ふっ!!“ダッ
士はアヤネを抱え、直撃する前にバギーから脱出する!
”大丈夫か?“
アヤネ「は、はい……すみません先生。
”無事なら良い。”
「なはははっ!!お前らの足は奪った!これじゃ逃げも隠れもできないだろ!!」
“なら新しい足を用意するまでだ。”スッ
ライドブッカーからカードを取り出す。
“デカブツには、デカブツだ。“
GAIM SUIKA
スイカアームズ!大玉・ビッグバン!
アヤネ「え、ええ!?スイカ!?」
「な、なんだ空から巨大なスイカが!?」
音声と共に空から降ってくる巨大なスイカに敵味方問わず驚く。
鎧武へと姿を変えた士にスイカは落ち、そのまま鎧のように開閉し、すぐさまジャイロモード変化する。
”捕まれアヤネ!“
「え、あ、はい!!」
士はアヤネに声を掛け、アヤネはスイカアームズの内部の士に捕まる。
”しっかり捕まってろ。“
アヤネ「え、うわっ!?」
アヤネに声をかけると、すぐに宙に浮かび始める。
「はっ!?スイカが浮き始めたぞ!?」
「なんでスイカで飛べんだよ!?」
”俺に聞くな、作ったやつに聞いてくれ。“
ヘルメット団の最もなツッコミを適当に切り捨てる。
ホシノ「うへ〜スイカで空を飛べるなんてね〜……でもスイカとフライって相性悪くなかったっけ?」
シロコ「ん、それを言うなら天ぷら。」
ホシノ「あ、そうそう!……でもどっちもサクサクしてておじさんは好きだよ。」
セリカ「なにくだらないこと言ってんの2人とも!!」
ノノミ「……あっ先生が空から発砲していますよ!」
スイカアームズで上空から発砲してみるが……。
”……ちっ!全然効いてないか、どんだけ硬いんだよ。“
「上空からの攻撃は卑怯だろ!?」
「はははっ!!でも全然びくともしてないぞ!!」
セリカ「思ったより手強い……!」
”作戦を練るか……閃いた。”
アヤネ「なんですか!」
“みんな聞いてくれ、作戦を思いついた。“
”……て言う作戦だが……良いか?“
ホシノ「……うん、でも気をつけてよ。」
”対多数は慣れてる安心しろ、それに戦車だ。俺には当たらない。“
シロコ「ん、わかった。」
ノノミ「それでいきましょう。」
アヤネ「先生、支援は任せてください!」
ホシノ「頼んだよ、セリカちゃん。」
セリカ「……うんやってみる!」
”良い返事だ。”
アヤネ「……準備ができました、各自行動を開始してください。」
“やるか。”スッ
アヤネを下ろし、ライドブッカーからカードを取り出す。
“もっとスピードを出した方が良いじゃないか?”
KIVA GARURU
カードをバックルに入れると、「キバ ガルルフォーム」に姿を変える。
“ふっ!”ダッ!
士が戦車に向かって走り出す……だがそのスピードが尋常だった。
「え、は、速い!?」
「くそ!!照準が定まらない!?」
ホシノ「う、うへ〜、おじさんの想像の5倍くらい速いね〜」
シロコ「ん、こっちも始めよう。」タタタタッ!
シロコ達はあえて戦車に弾をあて、注意を錯乱させる。
セリカ「……。」ダッダッダッ!
セリカは廃墟となってるビルに向かう。
“おいおい、俺はここだぞ!”ダッ!
「く、くそ!!周りからの銃弾がやかましい!!」
”アヤネ、今のうちだ。”
アヤネ『はい!』
走りながらアヤネに通話し、準備を始める。
”さて、もう少し時間稼ぎするか。”スッ
そう呟くと、ライドブッカーからカードを取り出す。
“さらに加速するぞ!”
FAIZ ACCEL
カードをバックルに入れると、「ファイズ アクセルフォーム」に姿を変える。
「姿が変わった!?」
”さて、やるか。”パンパン
軽く雑に拍手をすると左腕に付いているデジタル時計のようなもののボタンを押す。
セリカ(10……9……8……。)
セリカは既に廃ビルの大穴の所で銃を構えていた。
狙っているのは戦車同士の中心、心の中でカウントダウンをしていた。
セリカ(7……6……5……。)
「な、なんだ!?速すぎて見えない!?」
ファイズの通常フォームの1000倍の速度で戦車の周りを駆け回り、相手を錯乱させる。
ホシノ「うへ~、人ってあそこまで加速できるもんなんだね~。」
シロコ「ん、私も自転車であれくらい出るまで頑張る。」
ノノミ「う~ん?難しいと思います☆」
”(……来たか。)”
空からドローンが来る。
それは、先ほどアヤネに言っていたもので、そのドローンには多くの手榴弾が入ってる箱を積んでいる。
”(そろそろ離れておくか。)”
カウントダウンのシステム音が流れ始めると戦車の中心を走り抜ける。
「ど、どこ行った!?」
士の速度に付いてこれず見失ってしまう。
ガタッ
戦車の中心を飛んでいたドローンは手榴弾が入った箱を落とす。
”今だ、セリカ!”
「TIME OUT」の音声共にセリカに声をかける。
セリカ「……ッ!」タタタタッ!
落とされた箱を狙い発砲する。
バスバスッ!
セリカが放った弾丸は見事に箱を撃ちぬく。
「う……嘘……。」
箱から白い光が漏れだす。
ズドーンッ!
光が漏れだした瞬間大爆発が起こり、すべての戦車を吹き飛ばす。
「て……撤収!!!!」パカッ!
横転した戦車から脱出し、ヘルメット団に撤収支持を言い放ち、ヘルメット団が撤収し始める。
セリカ「ふん!私を誘拐したことを後悔しなさいよね!」
ヘルメット団を撃退したセリカは、ドヤ顔でそう言い放った。
ホシノ「いやー何とかなるもんだね~」
”お疲れさん。”
ノノミ「先生こそお疲れさまでした☆」
ホシノ「いやはや私らの先生は偉大だね。」
”そうだろ?もっと褒めろ。”
ホシノ「う~ん、それが無かったらもっと素直に褒めれるんだけどね~」
アヤネ「これできっと、ヘルメット団も懲りたでしょう。」
シロコ「ん、そうだね……!」
セリカがシロコ達と合流する。
”良い精度だった、セリカ……よくやった。”
セリカ「っ!……う、う、うるさいわね!!別に助けがなくたって、自力で脱出できたし!ヘルメット団も私だけで……。」
”ふっ……そうだな。”
セリカ「……でも、その……。」
セリカ「た、助けてくれて……ありがとう、先生!」
”……ふっ……生徒を助けるのが俺の役割だ。”
周りからはマスクで隠れているが、士の頬が上がっていた
ホシノ「おお……セリカちゃんがデレた!」
セリカ「ちが、違うってば!?」
ホシノ「ホントに~?」
セリカ「そういうんじゃない!!!」
”……。”
生徒達の微笑ましい光景を見ながら士はある疑問が思い浮かんでいて、セリカに声を掛ける。
”……なあセリカ?”
セリカ「な、なに!?」
”お前が、ヘルメット団ぐらいでやられないとは本当に思っている……だが、事実ヘルメット団に誘拐されていた……昨日の夜に、ヘルメット団以外と交戦したか?”
セリカ「え……っ!」
セリカに聞いてみると、少し考えた後何かを思い出したようだ。
セリカ「そ、そうだ……アイツよ!アイツがいない!?」
”アイツ……やはりヘルメット団以外にもいたのか?”
セリカ「ヘルメット団以外っていうか、ヘルメット団の一人の姿が変わったのよ!先生が変身したみたいに!!」
”俺みたいに……まさか!?”
カパッ!
”っ!?”
もう一つの戦車から誰かが出てくる。
シロコ「……まだいた。」スチャッ!
セリカ「!アイツ!!」
シロコがすぐに構える。
「お前たち……本当に死にたいんだな……。」
ヘルメット団員はそう言いながら、ポケットから時計のようなものを取り出す。
”!……ライドウォッチだと!”
士はヘルメット団員が持っている物の正体を言う。
「望み通りにしてやる!」カチッ!
COMPLETE
ライドウォッチの音声が鳴ると、ヘルメット団員の身体に黄色の光を纏い発光する。
ホシノ「っ……これは予想外だね。」
アヤネ「っ……こ、これは!?」
光が晴れると、セリカが襲われた奴が立っていた。
セリカ「ア、アイツよ!!アイツが私を襲ったの!」
”……仮面ライダーカイザ……なぜライドウォッチが……。”
シロコ「あなたがセリカを……許さない。」
シロコがカイザに向かって発砲しようとするが。
”待て、あいつは俺が相手する。”
士がそれを制止する。
アヤネ「で、ですが……。」
”奴とは何回も戦ったことがある……それに。”
”……俺が戦った相手は外の世界だった……だがここは違う、キヴォトスの人間がライダーの力を使用するなら比例して外の世界よりも能力は上がる……だとするならお前らが怪我するだけじゃ済まないだろ。”
セリカ「っ……。」
セリカは実際に対峙していたため、言葉が詰まり冷や汗がでる。
ホシノ「……ここは先生の言う通りにした方が良いかもね。」
ノノミ「ホシノ先輩……!?」
ホシノ「私たちはあれの事は何も知らない……なら経験がある先生に任せた方が良いと思う……先生、援護射撃は?」
”いや、下手にお前らが狙われるとまずい。”
ホシノ「わかった……みんな離れるよ。」
ホシノは後輩たちを連れ、この場から離れる。
カイザ「じゃあ……死んでもらおうかな。」
”悪いが、破壊されるのはお前だ。”