世界の破壊者は青春の物語を繋ぐ   作:樺白

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#3 大人の力ってすごい!

KAMEN RIDE

 

DECADE

 

音声が鳴ると、士の姿はディケイドの姿に変わる。

 

シロコ「!……姿が変わった!?」

 

”……ここから反撃だ、お前ら。”

 

「な、なんだ!?急に姿が変わりやがって!」

 

「関係ない!ハチの巣にしてやれ!」

 

銃口が士に向けられる。

 

”一つ言い忘れていた。”

 

バシュバシュッ!

 

「ガッ!?」

 

「グッ!?」

 

銃弾を放つ前に銃を落とされてしまう。

 

”俺は別に生徒同士の力でのいざこざに基本的には手を積極的には出さないが……俺自身に被害が及ぶ場合は容赦なくやらせてもらうぞ。”

 

アヤネ「す、すごい……!一瞬で的確に落とすなんて!」

 

”ノノミ!当たらなくてもいいヘルメットの奴らに弾幕だ!”

 

ノノミ「お任せください!」

 

タタタタタタタタタタタッ!

 

ノノミがガトリングガンでヘルメットの奴らに発砲し、周囲に砂煙を起こさせる。

 

”セリカ!12時と1時の方向に発砲!”

 

バスッバスッ!

 

「くそっ!周りが見えな……がっ!?」パリンッ!

 

「どうし……がっ!?」パリンッ!

 

セリカ「言われなくてもわかってる!」

 

士の指示に従い、セリカがヘルメットの奴らのシールドを的確に撃ちぬく。

 

ホシノ「ナイスだよ~ノノミちゃん!セリカちゃん!」

 

ホシノはそう言いながら砂煙の中を走り続け、ヘルメットの奴らの方へと向かっていった。

 

「いったいどうな……グハッ!?」ボカッ

 

ホシノ「おじさんも後輩ちゃん達に負けられないね~」

 

ヘルメットの奴は砂煙のせいで視界を遮られてアビドスの生徒を完全に見失っているところをホシノがすぐさま懐に入り、何かが入った鞄を最低限の動きで頭にぶつけ、気絶させる。

 

シロコ「……。」ダッ

 

シロコがヘルメット達の元へ走り出す。

 

“アヤネ!弾倉をドローンでシロコに渡せ、あいつはもう直ぐ弾切れだ。”

 

アヤネ「はい!」

 

士はシロコが弾薬を交換していないことに気づきアヤネにドローンで弾薬を渡すように指示する。

 

シロコ「……ふ!」ダッ

 

弾丸を掻い潜りながらヘルメットの奴らに接近し、跳び上がる。

 

“……生身であの跳躍力か。”

 

士はシロコの跳躍を見て、改めてこの世界の生徒の身体能力に関心する。

 

タタタタタタッ!

 

シロコ「……っ!」

 

士の予想通り、シロコの銃は弾切れを起こす。

 

アヤネ「……座標捕捉しました!」

 

シロコの弾倉を乗せたドローンをアヤネが操作して、シロコの上空に移動する。

 

アヤネ『受け取ってください!シロコ先輩!』

 

シロコ「……ッ!ナイスタイミング、アヤネ。」

 

ドローンから渡された弾倉受け取り、リロードする。

 

シロコ「……。」タタタタタタッ!

 

リロードをし終わると再びヘルメットの奴らに発砲する。

 

「グッ?!」パリンッ!

 

「ガッ?!」パリンッ!

 

「ガハッ?!」パリンッ!

 

シロコが撃った弾はヘルメットの奴らのシールドを破壊する。

 

「お、おい!?」

 

シロコ「……。」ダッ

 

赤いヘルメットの奴が狼狽えるが、シロコはそのまま赤いヘルメットの奴に接近し続ける。

 

「ち……近寄るな!?」タタタタタタッ!

 

赤いヘルメットの奴がシロコに向かって発砲するもそれはシロコの身体を命中しない。

 

「来るなっつってんだろ!」タタタタタタッ!

 

シロコ「……ッ!」ブンッ

 

「がっ?!」ガンッ!

 

シロコ「ふんっ!」ブンッ!

 

「おごっ?!」ゴスンッ!

 

赤いヘルメットの奴の目の前に立つとすぐさま持っていた銃で相手の銃を弾き、そのまま前蹴りで赤いヘルメットの奴を吹っ飛ばす。

 

”(銃を弾き、流れるように無防備な身体に前蹴りか……先ほどの跳躍もそうだが、キヴォトスの奴らは尋常な身体能力はあるが、シロコはそれに加えかなりの戦闘能力だな……。)”

 

士はシロコの戦闘を見て、シロコの戦闘能力の高さに関心する。

 

「がはっ……っ!」ドサッ

 

シロコ「……。」カチャッ

 

赤いヘルメットの奴が倒れるとシロコはすぐさま銃口を赤いヘルメットの奴に向ける。

 

「ままままって!?こ……降参だ!?」

 

シロコ「これでお終い……。」タタタタタッ!

 

「あがががっ!?」パリンッ

 

赤いヘルメットの奴が降参宣言するも、容赦なく発砲する。

 

シロコ「さっさと帰って……。」タタタタタタッ!

 

「痛い痛いっ!?帰る。……。帰るから!!」バスッバスッバスッバスッ!

 

”……容赦がないな。”

 

逃げる暇も与えず攻撃を続ける。

 

「うう……覚えてろよぉ……!!!」ダッ!

 

ヘルメットの奴らは捨て台詞を吐きながら逃走する。

 

シロコ「ん……。」

 

ノノミ「やりましたね、シロコちゃん!」

 

ヘルメットの奴らが見えなくなるとノノミがシロコに声をかける。

 

ノノミ「ご苦労様でした。」

 

ホシノ「まさか、あの状況から逆転しちゃうなんてね~」

 

アヤネ「これも先生のおかげです!」

 

”俺は補給し指揮しただけ……後はお前らに力があった……それだけだ。”

 

セリカ「ふんっ!……そうよ、あんな奴ら私達の力だけでも勝ててたし。」

 

ホシノ「いやぁ、セリカちゃんは相変わらずツンデレだね~。」

 

セリカ「うるさい!」

 

ノノミ「カワイイです。セリカちゃん!」

 

アヤネ「強がりはほどほどにしましょう。」

 

セリカ「みんな黙ってくれる!?」

 

ホシノ「……それにしても先生のその姿……まるでテレビに出てくるヒーローみたいだね~。」

 

ノノミ「確かにそうですね~」

 

アヤネ「先生……その姿は?」

 

”……仮面ライダー……仮面ライダーディケイドだ。覚えておけ。”

 

シロコ「……。」

 

シロコ(これが……先生。)

 

ホシノ「……ねえみんな……ちょっと計画を練ったんだけどさー良いかなー。」

 

ホシノが皆に提案を出す。

 

セリカ「えっ!?ホシノ先輩が!?」

 

アヤネ「な……何ですかっ……!?」

 

ホシノ「いやぁ~そんな反応出されると流石のおじさんもちょーっと傷ついちゃうかな~」

 

ノノミ「どんな計画ですか?」

 

ホシノ「ヘルメット団は、数日もすればまた攻撃してくるはず。ここんとこずっとそういうサイクルが続いているからねー」

 

”数日間隔……かなりのサイクルだな。”

 

”(そのサイクルだとおそらくこのアビドスの近くに拠点がある……だが、こいつらが補給不足に陥ていたのに奴らは数日で襲いにかかれるほど弾薬に余裕があるのか……そのヘルメット団とやらの後ろには何かバックが付いていそうだな。)”

 

士はアビドスの生徒が補給をまともに出来ていないにもかかわらず、ヘルメット団の奴らは補給不足に陥ていないことに疑問を感じ仮説を立てていた。

 

ホシノ「そーそー……だから、このタイミングでこっちから仕掛けて、奴らの前哨基地を襲撃しちゃおうかなって。今こそ奴らが一番消耗しているだろうからさー。」

 

アヤネ「い、今ですか?」

 

ホシノ「そう。今なら先生もいるし、補給とか面倒な事も解決できるしね。」

 

”なるほど……確かにいい作戦だ、奴らには気の毒だがこのままここを襲撃を続けてるのなら前哨基地に襲撃をかけた方が良いな……どの辺にあるんだ?”

 

シロコ「ん……ここから30キロぐらい、今から出発する?」

 

ノノミ「そうですね、あちらも、まさか今から反撃されるなんて、夢にも思っていないでしょうし。」

 

アヤネ「それはそうですが……先生はいかがですか?」

 

”俺は構わない……さっさと潰した方が良いだろう。”

 

ホシノ「うへへ、先生のお墨付きももらったことだし、この勢いで行こうかー。」

 

シロコ「善は急げ、ってことだね。」

 

ノノミ「それでは、行きましょう!」

 

士たちはカタカタヘルメット団のアジトがある場所へと向かっていった。

 

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