蛇王龍進化論~evolution theory~   作:IF君

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 だんだんダラ・アマデュラを倒すための動きが固定化されてしまっている。

 そんなダラ・アマデュラをかわいそうに思い作りました。

 どんどんチート化していくダラ・アマデュラをお楽しみください。
 (この話は第一にチートが嫌いな方にはおすすめできません)

 後、超不定期更新。途中でやめる可能性もあり得なくない。


千剣山に生まれました

 卵から生まれたダラアマデュラが最初に見たものは親の亡骸だった。

 

 正確には親かもわからない、しかし、見たのは同族を倒し高らかに笑うハンターたちだった。

 

 本来なら怒りと憎しみが込み上げて復讐を誓うかも知れない。

 残念ながらこの、敢えてダラを抜いてアマデュラは……臆病だった。

 

 (ひえぇぇぇぇ!!なにこれぇ!?)

 

 そしてとにかく逃げる。成体のダラアマデュラに比べたら小さな体で、蛇のように蛇行しながら逃げる。

 

 蛇だから間違ってはいないのだが、このアマデュラの移動方法はどちらかといったら青虫に似ていた。

 体を縦に曲げて伸ばして反動で進んでいた。

 

 そして落下。水?の中に落ちる。

 

 (ひゃあぁぁぁぁ!!)

 

 水を知らないアマデュラは怯える。

 

 (あれ?なんか気持ちいい。癒される)

 

 ハンターにはダメージを与えるこの水。アマデュラには癒しの水らしい。

 

 そのまま漂っていると、また落下。

 

 (ぎゃあぁぁぁぁぁ!!落ちてる落ちてる。さっきより長いぃぃぃぃ!)

 

 落ちた先は、アマデュラの見たことの無いものばかりがあるところだった。

 生まれたばかりだから、見たことが無いものの方が圧倒的に多いが。

 

 (これは青?っていうのかな?青って何?)

 たまに知っている、なぜか元々知っているものが出てくる。これがモンスターの潜在能力の高さだろう。

 

 実際アマデュラが見たのは支給品ボックス。落ちてきた場所は千剣山のベースキャンプ。

 

 アマデュラは体を伸ばし青い箱の中を覗く。

 

 (何か入っているのかな?う、うわあぁぁぁ!!)

 

 そして安定の落下。支給品ボックスの中に落ちてしまったアマデュラ。

 そこにハンターたちがやって来た。

 

 (!!足音がする。ど、ど、どうしよう)

 

 着々と近づいてくる足音。完全に縮まっているアマデュラ。

 

 アマデュラが完全に隠れていたら問題はなかった。だが自分の体の長さをまだわからず尻尾が出てしまっていたのだ。

 

 そこに忍び寄るハンター。

 

 アマデュラの鼓動は人間のスピードより遅い。それが人間の速度まで加速する。

 

 (来るなぁー!頼むー!)

 

 「はぁ~やっと終わったな。ん?なんか支給品ボックスから出てないか?」

 

 早速気づく一人のハンター。

 

 「なんだろう?」

 

 と、手がアマデュラの尻尾をつかむ瞬間、

 

 「おい、余計な案計増やすなよ。お前は問題をお越しの天才なんだから」

 

 もう一人のハンターがそれを止め、なんとか守られたアマデュラのつかの間の平和。あくまでつかの間。

 

 「そんな言い方はひどいだろ!まるで俺が悪いみたいじゃないか」

 「おまえが悪いんだよ。ちょっとはその好奇心を自重しろ」

 

 ちなみにアマデュラは全く人間の言葉はわからない。だからアマデュラには大きな音が聞こえてくるだけだ。

 

 「まあそれがいいところでもあるから、ね」

 

 そしてまた増える危険。ハンター三人目。

 

 (もうどこかへいってくれぇ)

 

 祈ることしかできないアマデュラには天命を待つしかない……

 

 「さて、帰りますか」

 

 その間約十分程度なのだが、アマデュラの体感時間は一時間ほど。

 

 (やっと、お腹空いたな。何かないかな)

 

 支給品ボックスを探って見つけたのは携帯食料。もっともアマデュラは何かはわからないが、モンスターの本能が食べれると判断をしたのだ。

 

 (マ、マズイ。死にそう)

 

 ハンターたちの中でも定評のある不味さ。モンスターにとっては一体どれ程か。

 

 (で、出よう。ここでは生活はできない)

 

 こうしてダラ・アマデュラの幼体、アマデュラの長い長い旅が始まった。

 




 次からはアマデュラの進化の軌跡を書いていきます。

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