蛇王龍進化論~evolution theory~ 作:IF君
それでも良いなら。
モンスターの巣に着きました
アマデュラが千剣山を出て着いた場所は原生林。
千剣山とは違う色彩溢れる世界にアマデュラは目を奪われてばかり……ではなく。
(うわぁ~でっかい骨だな)
アマデュラが最初に興味を示したのは原生林にある巨大な骨。
その大きさは成体のダラ・アマデュラ冴えも凌駕しているかのように見える。
お腹が空いているのも忘れ骨格を眺めるアマデュラ。
(僕もあんなに大きくなれるかな?)
と考えながら想像の世界から戻ると
(お腹がすいたぁ~。う、う、死んじゃいそう。何かないかなぁ)
千剣山から携帯食料だけで来たアマデュラ。きっとお腹の中には何も入っていないに違いない。
周りを見回すアマデュラ。骨がたくさん散らばっている原生林のエリア8。
モンスターの巣とされていて、そのモンスターの餌となってしまった者の骨。
そして巣といえば思い浮かぶ食べ物はひとつ。
飛竜のたまご。
(あ、なんか食べれそう)
たまごを見つけたアマデュラは手足を使って、殻にひびを入れる。
どうやらこのアマデュラは、手足を使うことが苦手のようで、割るのには苦労をしていた。
しかし中身が出てきたらあとは簡単。アマデュラはペロリとたいらげ、次のたまごをまた割り始める。
黄身を食べている様子は、まるでどこかの熊がハチミツを食べているかのよう。
(おいしいなぁ。もう一個食べちゃお)
そしてもう一個、もう一個と最終的には無くなってしまった。
(後、もう一個……あれ?無い)
たまごを食したアマデュラはもう少し冒険をする。
段差を降りるのも一苦労。
(よいしょっと。でも骨だらけだなぁ)
この巣の主がいなくてよかったね。どうやらお出掛け中のようです。
この空に近いエリアでアマデュラを待ち受けているものは……今はまだ気づかない。
食後の運動、と言わんばかりに走り出すアマデュラ。もちろん走るといっても、アマデュラ流蛇行移動だけど。
必死に体をくねらせ動き始めるアマデュラ。何度か骨につまずき転けるが、手足を使いまた起き上がる。
(ハァハァハァ。疲れたぁ。ん?何か光っている物がある)
アマデュラの目に留まったのは鉱石の大地の結晶。その名の通り、大地がかたまり長い年月を得て結晶となったもの。
特にきれいとも言えないが、アマデュラにはその長い年月をかけてできた、大地の結晶のより奥底を見ることが出来たのだろう。
しばらく見とれたあともう少し先に進み、エリアの区切りに近づく。
(うわぁっ!すごい高い。落ちたら助からなそうだなぁ)
もっとよく覗こうと身を乗り出すアマデュラ。すると案の定。
(先が見えないな。もうちょっと……うわあぁぁぁぁ!!!)
落下♪
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来ると思っているところが図々しいですね!