蛇王龍進化論~evolution theory~ 作:IF君
アイルー達との生活ー4日目。
ここは集会場。アマデュラとアイルー達が気楽にのんびりしている。なんとも平和なお昼時……のはずだった。
「たまにはクエストに行かずに休むのも悪くないニャ~」
寝転びながら毛繕いをするリオ。
「そうニャ~。蛇ちゃん、今日は一日中昼寝していてもいいんだニャ」
と言いながらがっしりとアマデュラをつかむイース。
(絶対寝させる気無いよな……)
周りものびのびとしているここは、集会場の中で最も静かな原っぱ。
「よし!一眠りと」
毛繕いを終えたリオが寝ようとしたその時。
「た、た、た、大変ニャ~!」
一匹のアイルーが飛び込んできた。慌てているようで、何度もつまずきながら走ってくる。
寝ていたアイルー達から非難の声が飛ぶが、そのアイルーは気にすることもなくイース達の元へと急ぐ。
「リオ!、イース!大変ニャ」
「大変ニャのはわかったから早く話すニャ」
走ってきたせいで息を切らしたため一呼吸置いてから答える。
「エリア5にガララアジャラが出たニャ~~!!」
一斉に静まる原っぱ……
「や、ヤバイニャ~ガララアジャラニャ~」
騒ぎ出した周りのアイルー達とは違い、イースとリオは深刻な顔をしている。
(ど、どうしたんだろう?)
「イース、これはヤバイニャ」
「リオ、どうする」
「どうするも何も……」
「「いくしかないニャ!」」
言うが早いか恐ろしい早さで装備を整えたイースとリオ。
(おお!かっこいい!どこかにいくのかな)
「さて蛇ちゃん♪」
……首を掴まれたときには遅かった……
(え、あっ、や)
アマデュラは消えていった。
ーーーーー♪
「あれがガララアジャラ、ニャ」
説明しているリオがつけている防具はリオレウス装備。イースはティガレックス装備。
まあそんなことはアマデュラの知ることではないが……
「ん?蛇ちゃんと似てないかニャ?」
「確かにそうニャ」
(…………そうか?)
「さてなんとか倒すニャ」
と降りた瞬間。
「あれ?こんなところに段差あったかニャ?」
植物でできたような箱。
「これは……」
イースが飛び乗った衝撃により破壊、中からお役ごめんとなったジャギイ達が飛び出してきた。
「大変ニャ~!!」
巻き込まれるリオ。
奮闘している二匹をよそに一匹で近づくアマデュラ。
「お前はなんだ?」
(り、理解できる!)
ガララアジャラが話すのは蛇語。アマデュラは多くの言葉を知っているが、話せるのは蛇語のみ。
「こ、こんにちは」
「話せるのか蛇語を」
この原生林で行われる龍と竜の対話。
「ここに何をしに来たのですか?」
「あぁ、ちょっとハンターの気配がしたもんでな、こらしめにきたのさ」
(ふーん、ハンター?なんだっけ)
すると二人組のハンターが現れた。レザーとアロイという装備。簡単に言えばハンター初心者。
「ここにいる蛇のモンスターを倒せば俺たちも一躍有名人だ!」
「そ、そうだ!」
おぼつかない足取りでガララアジャラへと近づくが、濃い霧によってその存在に気づかない。
「ちょっと見てな」
素早く地面に潜り込むガララアジャラ。
(うっわー早いなぁ)
その頃ハンターは。
「なんか下から音がしないか?」
「ばか野郎!下なんて地面だ。そんなとこから音がするわけ……」
ハンターが「わけ……」の続きを言うことはなかった。足元へと的確に飛び出しハンターを天高くに吹っ飛ばす。
「うわぁぁぁーー!!」……ゴギリ
骨の砕け散る音を最後に声は途切れた。
「お、おい!どこに行ったんだ」
その時にはもう一人のハンターは囲まれていた。ガララアジャラの体によって。
「あれ?こんなところに壁なんて……」
ハンターが見たのは蛇特有の目。それと長い体。
噛みつき麻痺牙により動きを止め、締め付けることによって命を奪う。
(な、何が起きたんだいったい?)
状況を把握できないアマデュラ。そこにガララアジャラが帰ってきた。
「ハンターのハの字もない新人だな」
(すごいなぁ~一瞬で……)
「お前の攻撃方法はなんなんだ?無いようじゃこの先生きていけないぜ」
(え、俺の攻撃方法?なんだろう)
「ないなら教えてやるよ。明日からここに来るといい」
アマデュラがうなずくと、ガララアジャラは霧の中へと入っていった。
(かっこいいなぁ~明日が楽しみだ)
浮かれながら帰っていくアマデュラはなにかを忘れていた。なにかを……
「蛇ちゃーんどこいったニャー」
いまだにイースとリオはジャギイ達と戯れていた。
前書きで察してくれた方もいるかもしれませんが、作者は4gを買うことはできません。
そのためこれは4、またはそれ以前の世界でやっていきますので、ここ4gでは違う、などやネタバレコメントはやめてくださいね。
ダラアマデュラも新しいのが出たらしいですけど、これとは関係ありません!
(相変わらずコメントをもらえると思っていることが図々しい)
これからも読んでくれると幸いです。