こんなvivyアフター世界は嫌かもしれない【閲覧注意】   作:age_fly

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小説版買ったけどまだ読んでないのでアニメ版のみの情報で書いてます


闘う日々/世界観説明

風で転がってきて足元に引っ着いた紙を手で剥がす。

 

『市場から無くならない違法AI!人類は利便性から抜け出せないのか』

 

新聞、それも随分と古い記事だ。

…当然か。紙の新聞を発行してる物好きな企業なんて心当たりが無い。

あの事件でインフラが軒並みやられ、資材も不足し、文明はデジタルからアナログに回帰した。その一つが紙媒体の新聞である。と言っても復活したのは数年間だけ。個人レベルで携帯端末が普及しなおされるまででしかない。

 

2人連れながら薄暗い路地裏を歩く。物乞いが壁を背にして座っている。あの事件前はあり得ない光景だろう。

 

物乞いは何も言わないで缶を突き出している。

もしかしたら声を出す機能が無いのかもしれない(・・・・・・・・・・・・)。無視して進むが気持ちの良いものではない。

 

AI製造における実質的な独占企業だったOGCは解体されAI製造は大幅に制限されるようになった。

しかし労働力という需要は全く足らず、元OGC所属の人材が散らばった結果違法AIが乱立する世の中が出来上がった。質はピンからキリ。

 

だから生産性のある行動が一切出来ず、物乞いを始めるAI等という滑稽な代物まで現れる始末である。使命より自己保存とは、巫山戯た話だ。

 

そして不愉快な事にカテゴライズとして私と物乞いは同じ枠組みに入っているのだ。

 

そう、私は違法AI。組織が製造した存在が許されないAIだ。

 

通信を繋げる。

 

「こちらイヴィ。指定の座標についた。」

 

『了解。突入する』

 

ここは裏口が見張れる位置。奴等の逃げ道を塞ぐのが今回の役目だった。暫く待っていると通信で焦りの声が上がる。

 

『いない…!畜生もぬけの殻だ!』

 

馬鹿な。勿論裏口からは誰も出てきていないぞ。此方の動きは察知されていたか。

 

『慌てて出ていった形跡がある。荷物も大分残っているな。』

 

聞きながら裏口の庇に設置されたカメラ映像をチェックする。彼等の技術では短時間で映像の改竄なんて芸当は出来なかったらしい。

映像によると出ていったのはほんの数分前。

 

監視カメラで気付かれたのか?いやここらのカメラはそう多くなく、気付けても遅いだろう。つまり路地の構造的にすれ違いにはなった。となれば他の要素になる。

考えてもわからなかったので映像記録だけ共有しておく。

 

かつて自称アーカイブの意思を継ぐ者を名乗る犯罪集団がいた。今回のターゲットは奴等のフリをして犯行を擦り付けようとする愚か者共だ。

AI不要論の後押しを目的としたテロリズムとして、これ以上ない肩書きである。放っておけば碌な事にならないだろう。

 

その情報を掴んだ私が所属する組織は慌てた。なんせ身内の不始末である。元から一枚岩では無かった組織だが、組織が膨れ上がれば弊害として更に統制がきかなくなるのは何処も同じ。つまり最悪であった。

 

元々AIに不満を持った人々の受け皿ではあった。AIと人類の戦争が起これば組織に人が増えるのは当然と言えば当然。

更に世界が救われる一因となった事で非公式的な組織な癖して支持が急増。その一因が組織の中で異端の存在だった事なんて全く気にならないらしい。

 

組織が膨れ上がるに比例して増える身内のテロを防ぐ為、組織の再編が行われた。

 

トァクは人類の為の組織なのだ。民間人を狙った無秩序なテロなんて望んじゃいない。

 

表側の組が裏口から出てくる。

 

「奴等はガサ入れに来たのが何処の誰なのかまで分かっちゃいない。つまり別の隠れ家に行くだけだ。」

 

奴等には此方が行くのを伝えてなかった。銃器を持った敵勢力に見える存在が来たから慌てて逃げたという事か。

同じ組織に所属してるのだから全てと言わないが一部の隠れ家の情報を共有する位やる。次の行き先は決まった。

 

 

 

 

 

 

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「待て」

 

角を曲がって進もうとした所で肩を掴まれ引き戻される。

 

 

「どうした」

 

「物乞いAIだ。いるところにはいるが数はそう多くない筈。つまり…」

 

「監視の代わりはそれか。」

 

「屋根を伝うぞ」

 

スリムな身体だがAIは下手な成人男性より重い。重すぎれば歩くたびに床が凹んでしまうので三桁に届かない程度の重さに抑えられているものの、重たい身体が上昇する為には大きなエネルギーが要る。

その筈の彼らは13M程の建物を驚く程身軽に上まで登りきる。その動きは身体能力が最新型の正規モデルと同等という、違法AIの中でも抜きん出た性能を表していた。

 

もしここに高名な博士の名を借りたお喋りなキューブ型AIが居たら、AI社会に警鐘を鳴らし続けてきた組織が今や最もAIを作る技術を会得している皮肉な状況に呆れて見せただろうか。

 

勿論ここにそんなキューブはいないので彼らは無言で目標の建物へ静かに、それでいて素早く進んでいく。

 

 

増設したカメラも無く見張りも隠れ家にいないのを確認し、それぞれが配置につく。イヴィは窓からだ。

 

『3..2..1..今だ!』

 

硝子の割れる音を響かせて入り込むと呆然とする男と目線が合う。

もたつきながら銃を向けようとするもイヴィには遅すぎる。銃を左手で逸らし掌底を叩き込むと崩れ落ちる男を尻目に次の標的を探しにその場を後にした。

 

 

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大した抵抗もなく順調だった。何人かのメンバーと合流し、制圧して無い部屋も後僅か。だから気でも緩んでしまったのだろうか。

 

銃口が向けられ、回避に気を取られた私の脇を一体の敵性AIがスルリと抜け出す。

 

「此方は良いから追いかけるんだイヴィ!」

 

言われなくても!

 

走り出してすぐ、今度は窓を突き破って外に出る事になったがどうにか見失う事無く追いかける。

 

直線の走りだからこそ敵のAIの速さが分かる。奴も違法AIだろうに性能はピカイチのようだった。

それでもボディのスペックの差が徐々に現れほんの少しずつ距離は縮まっている。恐るべきトァクの製造技術。

 

だが1on1の逃走劇では逃げる側に主導権がある。

周辺の地図を確認すると気になる場所があった。

 

電車のレール上を交差する陸橋。43秒後に通過する列車に飛び降りれば間に合う計算になる。

このまま行くと最後尾車両に飛び乗ってまんまと逃げられる事になる。

 

面倒な事になる前に今すぐ懐に入った拳銃で撃ってしまうべきか?撃てば警察機構も動かざるを得ないし、違法AIである事もすぐバレてしまうだろうが、それは些細なことだ。…が、やめておこう。もしもそのルートなら落下中を狙った方が確実だ。連射性の無い拳銃ではプログラム次第で簡単に避けられてしまう。

 

結局奴は陸橋では無く商業施設へのルートを選んだ。それも歌を歌って(音階をなぞって)だ。

 

本来の計画通りの場所なのか判らないが奴め、一人でも惨劇を起こす気らしい。

自己保存よりも使命の遂行。AIらしい考え方だが、私の使命に則れば忌まわしい行為だった。

 

使命の遂行を確信したAIはしかし、突然目の前に降りたシャッターにより入口に入れず締め出された。

 

 

「既に通報済み。お前は使命を果たせず終わる。」

 

これで諦めてくれれば良いがAI相手ではのぞみ薄か。

 

「何だお前は。何故邪魔をする。世界は変わらなければならないのだ。」

 

 

正規AI並みのボディ性能にトァクの協力者だったという博士が残した戦闘プログラム。2つが組み合わさった結果文字通り今まで負けなしの最強AIと化している。タイマンであれば負けはない。もっと喋りたそうにしている奴に向かって動き出す。

 

殴りかかると突き出した拳をはたき落とされるも、カウンターとして出てきた腕をすり抜けながら前に出て掌底を全力で突き出す。

腰も使ったその一撃は近づいた事で対応不能な一撃に昇華されていた。

シャッターに叩きつけられた衝撃で硬直した相手に蹴りを叩き込む。

1度目の攻撃で悲鳴を上げて大きく歪んだシャッターは戦闘AIの2度目の攻撃に耐えられなかったらしく、盛大に壊れてしまった。

 

結果的に施設になだれ込む形になったAIは腕がひしゃげてボロボロになろうとも使命を遂行しようと動き出す。

 

歌と悲鳴。逃げ出す人々。止めなくては。それが私の──

 

「使命を遂行する!」

 

 

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平和だった筈の施設に悲鳴が上がる。

元凶は正規品のパーツを横流しされて作られた違法なAIだ。

 

インストールされているのは見る人が見ればお粗末と言える筈の戦闘プログラム、しかし一般人には抗うすべの無いどうしようもない災厄となって人類に牙を剥く。

 

──その凶行を止めるAIがいなければ。

 

「私はトァクの一員として人類を守る為に戦う、AIを殺すAIだ。」

 

悲鳴は歓声に変わった。

 

この事件で非正規組織トァクは更なる民衆からの支持を得てより規模を拡大していくことになる。【組織内で統率が取れず独断で行動した末端がいて、それを切り捨てただけ】であり、トァクが引き起こして解決しただけというマッチポンプな図式に誰も気づかれぬまま…

 

 




使命が無かったり2つあったり、プログラムのノウハウがなかったりしてAIとして性能が発揮できず、分解される前に自己保存を優先する余り逃げ出したAIとかがメンテナンス費用の為物乞いをする

本当は停止プログラム以外の方法で事件が終了した世界で違法AIと幸せにする筈の人々の命を奪った重みで使命が果たせなくなったAIたちとドタバタするvivyの話が書きたかったけど実力不足で頓挫。誰か書いてくれ頼む。


大体の世界観設定として
・OGCと阿頼耶識の解体
・OGCから人材、技術流出
・アーカイブが残した火種達
・戦争被害の受皿としてトァク拡大
・AI製造には制限。製造には計画立案して国に提出。
・製造人数の制限
・計画は国に提出して却下される場合も。(非人道的な実験などは却下される)
・アーカイブ廃止
・非正規製造の違法AI増加
・戦争の爪痕で復興終わってない
・文明の衰退(技術の失伝)

こんな感じ。
アーカイブは会話と行動的に【個であり群でありそれでいて一枚岩ではない】ってイメージ。別々に稼働してる脳の集合体とかそんな感じ
なので勝手な行動しているアーカイブの1部分が何か残してても可笑しくない。
サブプランとかありそうだし、AIも人間も人類に相応しくないのでアーカイブだけが人類だ!みたいな考え方のもいたかもしれない。

続きは書く予定ないので誰か書いて
というかvivyの二次創作増えろ増えろ
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