悲しみのない場所へ… 作:ナグマシ
主人公は深海棲艦であるのでね
それに普通に深海棲艦のセリフがまあまああるので読みにくいでしょうし…
これは三人称でも同じですが、もし深海棲艦以外の視点を書く場合はカタカナにします
「次は耐久テストだ。何がいいだろう?」
やめて
「シンプルに電撃何かがいいんじゃないか?」
なんでそんなことするの?
「わかった。そうしよう」
来ないで…やめて
お願いだから
「実験開始だ」
いやぁ
いやぁぁぁぁぁぉぁぁ
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「姫様大丈夫?」
ヲ級?
あぁなんだ…夢か…良かった
「また怖い夢を見たの?」
私は静かに頷く
最近あんな夢ばっか見ている
近くに誰かいないと眠ることすらできない
「よしよし、大丈夫だから、私がいるから安心して」
そう言ってヲ級は私の頭を撫でる
安心できる…
体の震えが治まってくる
「ヲ級、姫、気を付けろ近くに偵察機が飛んでいる」
私が撫でられているとレ級がやってきた
艦娘の偵察機がやってきたみたい
「ヲ、姫様大丈夫。ここは木があるから、上からは見つからない」
そんな言葉とは裏腹に、ヲ級は杖を持ち上空を警戒する
私も艤装の準備だけしておく
「行ったみたいだ。前も来てたし、ここから離れた方がいいかもな」
確かに最近偵察機が多い
私が姫級なのが原因で海が赤くなってしまうから艦娘達は警戒しているのだろう
「思いたったが吉日。すぐに行こう。できるだけ陸から離れよう」
確かに離れたほうがいいね
私は自分で動く艤装を呼び出しその手に乗る
「ヲ、行こう」
今は夕方、そろそろ夜になるから空母の艦載機が飛ぶことはないと思う
警戒はしておくけど、ヲ級とレ級がいるし大丈夫かな
「どこに行くんだ?」
「とりあえず遠く」
「遠くってどこだよ」
そんな会話を横目に私は前を向く
深海棲艦の特性によって効くようになった夜目により、遠くまで見える
そして…
「艦娘!」
艦娘がいた
負傷もしていない状況で陸側に行っていることから、かなりの実力であることが分かる
「あれは…もう少し右によっておこう」
「分かった」
偵察機はいなさそうだ
なら、気づかないだろう
「なあ、良く見てみろ。あれ」
?
あれ?
空母がいない?
ここは結構深海棲艦が多いのに…
まさか…別部隊とかがいるとか?
なら結構まずいよね…
「こっちだ。ついてこい」
私達はレ級の誘導の下
少しずつ距離を離していく
別部隊に警戒しつつ
でも…甘かった
上にいた偵察機に私達は誰も気づいていなかった
そして近づいてくる爆撃機にも…
ドガーンッ
「っ!?」
痛い!?
爆撃があたった!
「姫様こっち!」
ヲ級が手を引いてくる
全身が痛いけど艤装に乗っていたおかげで動けた
「逃がすな!!!」
「まずい!姫早く来い!」
あっちの方も近づいてくる
囲まれちゃう!
「ここは俺が囮になる!ヲ級!さっさと姫を連れて行け!」
「ヲ…分かった」
囮って…レ級まさか!
「姫様!こっち!」
そんな!
レ級!
「大丈夫だ!姫!安心しておけ!」
「姫様こっち!」
ヲ級が先行して進む
戻りたいけど、艤装は言うことを聞かない
自立しているから艤装の意思で動くから私の意思を無視することがある
レ級…そんな…
「レ級!」
お別れは嫌だよ…レ級…
やめて…
焦っていたのだろう
だから、普段は気づくような攻撃機に気づかなかった
こんなことになったのは、私のミス
レ級は自分の命を捨ててまで、私を守ってくれたのに…