悲しみのない場所へ… 作:ナグマシ
私達はナガトさんの指示を聞き、執務室へと向かっていた
幸い艦娘とすれ違うことはなかった
コンコンコン
執務室の前につき、フブキさんがノックをする
「吹雪です。長門さんの指示できました」
「入れ」
「失礼します」
フブキさん、イナズマさん、私の順に中に入る
「それじゃあ早速だが、本題に入ろう」
確か呼び名を決めたり、今後のことを決めるんだっけ
「まず、話しやすいように名前を決めよう。何かいいのはあるか?」
決めてないの?
「いいのあるかな?」
「花の名前とかはどうです?」
それはいいかも
「
「そうだな…それに人見知りっていう花言葉もあるし」
そう言いテイトクさんが、フブキさんの後ろにいる私を見る
自分より大きい相手を警戒して何が悪い
「あなたも牡丹でいい?」
眼鏡の人…確かオオヨドさんが聞いてくる
「…ウン」
「よしっ、決まりだ!それじゃあここでの過ごし方を教えよう」
そう言うとテイトクさんは話しだした
長々と喋っていたけど、簡単にまとめると
・命の危険など、緊急時以外艤装を出さない
・部屋から出るときはナガトさん、テイトクさん、オオヨドさん、イナズマさん、フブキさんの誰かと一緒に出て一人にならないこと
・喧嘩など、問題を起こさないこと
・不自由があれば、すぐに報告すること
・他の艦娘の前では、極力何もしないこと
・一日の終わりに日記を書き、テイトクさんに提出すること
・緊急時以外海に近づかないこと(海が赤くなるかもしれないため)
・外に出るときはフードなどで、顔を隠すこと
だそうだ
「まあ、まず…服…だよな…どうしよう…?」
私の服のサイズは小さい海防艦程度
チビって言われてる気がしてきた
「陸の中も見せてあげたいのです…」
「フードとかで顔を隠くせば、大丈夫じゃないですか?」
「よし!分かった明日服を買いに行くぞ。吹雪と電も一緒行くから、準備しといてくれ。俺は指摘されたときの言い訳を考えとくから」
言い訳って…
でも海以外の世界を見れるのは嬉しいな
「了解なのです!」
「それじゃあ行こう牡丹」
「…ハイ!」
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トラック泊地でそんな楽しい会話が繰り広げられる中、パラオ泊地の佐藤提督は頭を抱えていた
(人工深海棲姫を保護した、知っといてくれ。じゃねぇだろ!もっと事情を説明しろよ!てかこれを受けたってことは俺も同罪になったじゃないか…。はぁ困るわぁ。とりあえず艦娘には知らせなくていいか…あいつのことだし海には出さないだろう…)
「提督…どうかしたか?」
頭をひたすらに抱えていると、工房に行っていた秘書艦の日向が帰って来る
「日向ぁ…また、トラック泊地の面倒事だよ。ここはお悩み相談所じゃねえんだぞ…」
「そうかそうか…それは不運だったな。それで開発の結果だが…」
佐藤提督は日向の冷たさにさらに心に傷を作った
人工深海棲姫改め牡丹は提督の名前がテイトクだと思っています
幼いがための勘違い!
あとトラック泊地の買い物は船を使わないといけません