ノーダメ縛りの男、神ゲーに挑む   作:ハンター

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ゴルドゥニーネとの遭遇は独自設定。
一応遭遇フラグを考えてみたけど、出すかは分からない。


第5話

 

 

 

「うううう………」

 

頭と胴に施された呪いという名のマーキング。

そんなことよりもまず、愛着が湧いていた大蛇さんの頭装備である軍帽が破壊されたことに悲しみがこぼれる。

 

ちくしょうめぇ…!お気にだったのに…!お気にだったのにィ!!

 

……ま、そんなことはさておき( ˙-˙)

まず俺に付けられたマーキングとはなんぞやと。

 

 

 

【ゴルドゥニーネの呪い(マーキング)

・呪いが付けられた部位は装備品をつけることが出来ない

・呪いをつけられた者はNPCの対応に補正がかかる

・バフ/デバフ無効、及び呪いに対する強い耐性を得る

・自身の体がゴルドゥニーネの毒に犯され体力が半減、回復アイテムが使用不可

・手にした武器に猛毒属性が付与され、自身は毒に完全な耐性を得る

 

 

 

簡易的にまとめるとこうなるか。

 

「………ふーむ……ま、何とかなるか」

 

一見デメリットとメリットがあるように見えるが、俺からすればメリットの方が断然多い。

 

装備はまあ、半裸を強制されるがそもそもダメージを受けないこと前提のプレイスタイル。ノーダメ縛りは半ば挫折したがこの戦い方は今後も続けていく方針なので装備無しは問題なし。

NPCの補正は……まあ、まだぶっちゃけ分からない。

バフを受けられないのは少々キツいがデバフと呪いと毒に耐性を持つのはありがたい。

回復アイテムの使用不可と体力半減はそもそもダメージを受けないので問題なし。むしろ猛毒属性を持てるのはありがたい。

 

……マーキングつけられてむしろありがたい。ありがとうゴルドゥニーネ。もうしゅき♡

 

「とはいえ、駆け出しのプレイヤーが負うにはなかなかの試練だよなこれ……」

 

となると、何かしらのフラグを立ててしまったわけで、確実に他のプレイヤーから目をつけられる可能性大。

オシャレ的なアレのタトゥー入れてみましたーで通せないかな。いや、タトゥー機能とかあんのかこのゲーム?

 

「…………………」

 

ま!考えてもしゃーないか!

今後どうしていくか考えよ。

 

まずはこのまま攻略を進めてサードレマに行くのが王道。てかそれしかやれることないし。

ひとまず、ここまでぶっ続けのプレイだ。いったんログアウトして休憩するか。

 

 

▷▷▷▷▷

 

 

「──ゴルドゥニーネの情報が一切ないんやが?」

 

飯を喰らい、風呂に入り濡れた髪をタオルで拭きながらいじるスマホ。

シャンフロの攻略サイトを一通り見てみたが"無尽のゴルドゥニーネ"というモンスターの情報は何一つ見つからない。

 

ゴルドゥニーネを含めたユニークモンスターというのは全部で7体。

七つの最強種なんて呼ばれるシャンフロ内で、通り名の通り最強の七匹のモンスターたち。

 

・夜襲のリュカオーン

・深淵のクターニッド

・天覇のジークヴルム

・冥響のオルケストラ

 

今のところ分かってるユニークモンスターはこの4体。

となると俺は世界初のもう1体のユニークモンスターに出会った…ってコト?!

 

これはまずいですよ。なんてこった。

それがバレたら確実に注目を浴びる。情報寄越せと襲われる可能性すらある。

 

ゲーマー、ゲーム廃人共ならやるね。絶対に。

これはバレちゃいけない。むしろバレたくない。然るべき時然るべきタイミングで、然るべき人物にゴルドゥニーネのことを話す。

 

……然るべき時とかはいつなのかよく分からないけど、そうしたい。切実に。

 

となると、ゴルドゥニーネを除けば残り2体が分からずじまいか。

……発売されてから1年経ち、しかもユーザー数3000万超えてんのに嘘でしょ?意外と激ムズの鬼畜ゲーなのか?

 

しかもマーキングに関する情報も『ユニークモンスターに気にいられたら付けられる』程度しか乗ってないとか……もっと調べろよ!頑張れよ!1年も時間あったんだろうが!

 

「……まあ大方"何分間の生存"やら"一定ダメージを与える"、あとは"レベル差"が条件で付けられるものなんだろうなあ」

 

詳しくは要検証……が、出来ないから情報がないんだろうけどさ。

ただ呪いはNPCの聖女の祈りで解呪出来るってことらしいし、ひとまず聖女ちゃんを探してみるか。

猛毒属性を付与は魅力的だから解呪するかは考えものだが──

 

「とりま、その方針でストーリー進めるかぁ」

 

──エナドリを体にぶち込み、チェアへと腰かける。

2日貫徹からの続行か……まだまだ行けんね。こちとら最長1週間貫徹した時あんだよ。今回はさらに記録伸ばしてやるぜ。

 

……またぶっ倒れそ。

 

 

▷▷▷▷▷

 

 

さて、戻って来たぜゲーム世界。

姿見に移る半裸男。左腕全体と顔に厨二チックな紫のタトゥーの様な傷……の様な毒に犯されてるような。そんな模様。

 

上半身には蛇が這った跡の様なタトゥー……というより刺青という表現が合う模様が表から裏から全体に。

 

「……目立つなあ、これ」

 

ひとまず、初期衣装の目隠し兼ヘアバンドを取り出し装着。

これは装備ではなく頭につけるアクセのため身につけられる。これを上手い具合に顔の傷を隠すように……!

 

「うわぁお、厨二病が加速したなこれ」

 

うーむ、逆にはずい。普通にデコに巻いとこ。

 

さて、そんじゃ路地裏経由で街を抜けてサードレマに向かうか。

ゲーム人口は相変わらず多いし、何人化に目撃されるだろうけど、多少の覚悟は必要だな。

 

「……の前に」

 

ステータス画面を開く。

 

 

 

PN:ハダカ

Lv:29

HP(体力):15【半減状態】

MP(魔力):10

STM (スタミナ):45

STR(筋力):30

DEX(器用):20

AGI(敏捷):30

TEC(技量):30

VIT(耐久力):1(21)

LUC(幸運):50

 

ポイント残り:65

 

 

 

「…………」

 

レベル20の頃に振って以降、手付かずだったからなあ。そろそろ30。バランスよく上げるのをやめて強化方針を決めていかねば。

 

Q弓使いにとって大事なのは?

 

Aスタミナです

 

侍のジョブ所以なのか俺の覚えるスキルがスタミナを消費して回避、攻撃するものが多い。

故にスタミナが先ず欲しい。

 

次点で筋力か。

弓を引く動作、筋力値の大きさによってスタミナの減りの速さが変わった。スタミナ温存のためにはここをあげるべきだろう。

 

あとは技量。

休憩中に調べたがどうやらこの技量値を上げれば1度の攻撃で放てる矢の数が増えるらしい。今は打てて2本。スタミナの消費が激しいからあまりやらないけど、将来的に考えれば5本は打てるようになっておきたい。

 

……ここら辺か。

 

残る端数は幸運2、敏捷1の割合で振り分けて、ちょくちょく器用にも少なからず与えれば……。

 

え?耐久?HP?ナニソレオイシイノ?

 

あーでも魔術弓(マジックアロー)とかもあるんだっけ?それならMPにも少し振るか?ここは悩みどころ。

 

……ひとまず物理ビルドで行きますか。余裕が出来たらMPに。

となると振り分け方は……。




覚えるスキルがほぼモンハン。
X系列の狩技やらライズの入れ替え技を参考に。
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