個性無効化サムライ先生   作:色々残念

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思い付いた短編
多分3話か4話くらいで終わると思います


かつてサムライだった先生と変な忍者の生徒

転生というものを経験するとは思ってはいなかったが、和風な国に生まれたのは運が良いのかもしれない。

 

ワノ国、そこが私にとっての2つ目の故郷。

 

幼馴染みのリューマと一緒に馬鹿やったり喧嘩したり共に戦ったりしている内に、いつの間にか時が過ぎて爺になっていた私は、寺子屋の先生をしていたりもしたな。

 

最期は孫と教え子達に囲まれて畳の上で大往生することができたが、私の人生は、それで終わりではなかったらしい。

 

ワノ国で寿命を迎えた私は、更に別の世界に生まれ変わることになる。

 

次に私が生まれ変わった世界は、個性と呼ばれる不思議な力を殆どの人々が持っている不思議な世界。

 

個性は妖術というよりは超能力と言った方が良いのかもしれないが、様々な個性がこの世界には存在していた。

 

そんな世界で私は常時発動型の個性を無効化する個性を持って生まれ、私の半径2メートルでは個性が全く使えなくなるようだ。

 

しかも個性によって引き起こされた現象も、半径2メートルに入った瞬間に止まったり消滅したりする。

 

更には異形型の個性すらも無効化するようで、半径2メートルに異形型の個性持ちが入ると、通常の人間の形に身体が変化していた。

 

そんな常時発動型の無効化個性は私が寝ている間も発動しているようであり、恐らくは私が気を失ったりしても無効化の個性が止まることはない。

 

私が死ねば常時発動している無効化の個性も止まるとは思うが、それは流石に試すことはできないな。

 

ちなみに流桜は個性とは判断されないようで普通に使うことができたが、今のところは流桜まで使うつもりはない。

 

その後、なんとか毎日訓練して個性無効化の範囲を広げるだけではなく狭めることにも成功し、普段は無効化空間を半径5ミリ程度にしておくと、無用な混乱を避けることも可能になった。

 

一応この無効化個性を公に使えるようにした方が良いかと判断した私は、とりあえずヒーロー免許を取得する為に近場のヒーロー育成高校である雄英のヒーロー科に入学。

 

なんとか3年間の内にヒーロー免許を取得し、雄英を卒業した私は、特にヒーロー活動はしないで大学に通って教員免許を取得する。

 

今生も先生になりたいと思っていたので、中学校の先生になってみたが、かなり個性的な生徒と出会うことになった。

 

「先生、拙者は将来雄英高校に通ってみせるでござるよ」

 

気合いを入れて雄英を進学先に決め、努力する生徒。

 

ここまでなら単なるヒーロー志望の生徒だと思えるだろう。

 

「そして雄英で発育の暴力と言われるほど発育が良いお嬢様な女子生徒に「えっちなのはいけないと思います」と言ってもらう為に努力するでござる!」

 

しかしその努力の方向が明らかにまともではない。

 

更にこの生徒は、ござる口調だが普通に女子生徒。

 

個性が忍者な忍野久能、それがこの女子生徒の名前だ。

 

ちなみに忍野さんは学業は普通に優秀で、個性も戦闘に向いている為、雄英に合格する可能性は極めて高い。

 

「望んだ言葉を言ってもらう為に努力するつもりなのはわかりましたが、そのお嬢様な女子生徒に貴女は何をする気ですか忍野さん」

 

「とりあえず、先ずはえっちな言葉で攻めてみるでござるよ。それで駄目なら肉体的な接触を試してみるでござる」

 

「同性だとしてもセクシャルハラスメントは、お止めなさい」

 

「拙者が諦めることを諦めるでござるよ」

 

「担任として内申点マイナスにしますよ」

 

「大人は卑劣でござるな」

 

「先生が卑劣になる程度で、将来セクハラされる女子生徒が減るならいいと思いますが」

 

「拙者もプリティな女子でござるよ。もっと優しく甘やかしてほしいでござる」

 

「将来の同級生にセクハラする為に雄英を目指そうとするような生徒に優しくする必要があるんでしょうか」

 

「どうやら先生は、なかなか手強い相手のようでごさるな。ここは拙者の忍法お色気の術で先生を拙者の虜にしてみせるでござる」

 

「先生の個性無効化空間を広げたので、忍野さんの個性は使えませんよ」

 

「そんな、忍法を使えない拙者など、ただの千年に1人しか現れないような超美少女でござるよ」

 

「自分のことを迷わず超美少女と言えるのは、先生も凄いと思います」

 

「はっ、もしや先生は個性を無効化されて無力な超美少女である拙者に、破廉恥なことをするつもりでござるな!春画みたいにっ!春画みたいにっ!」

 

「そんなことはしませんが、何故2回同じことを言ったんですか忍野さん」

 

「大事なことなので2回言ったのでござるよ」

 

「大事にするものはもう少し選んでくださいね」

 

生徒の忍野さんとそんなやり取りがあったが、それから時は過ぎて雄英高校入学試験が行われる時期が来た。

 

行われた入学試験に合格した忍野さんは、雄英のヒーロー科に通うことになるらしい。

 

「拙者は雄英に行ってくるでござるよ先生!」

 

「貴女を送り出すのに先生は若干不安がありますが、頑張ってきてください忍野さん」

 

「休みの日になったら、また会いに来るでござるよ先生」

 

「ヒーロー科に通うなら休みの日は、しっかりと身体を休めた方が良いですよ」

 

「そうやって拙者をちゃんと心配してくれる先生だからこそ、また会いたいと思うのでござる」

 

「無理はしないでください忍野さん」

 

「こうやって先生と話せなくなる方が落ち着かないでござるよ。拙者は既に先生じゃなければ満足できない身体にされてしまったでござるな」

 

「先生普通に困りますから、誤解されそうな人聞きの悪いことを言うのは止めてくださいね」

 

「それではそろそろお別れの投げ接吻を先生にして、拙者は立ち去るでござる」

 

投げキッスをして去っていった忍野さんは、最後まで元気いっぱいだったな。

 

まあ、教え子が元気なのは悪いことではないだろう。

 




ちなみに忍野さんは雄英の1年A組になりましたが、砂藤くんがヒーローではなく菓子職人の道を選んだので1年A組は20人のままです

見たい番外編があれば選んでください

  • 志村菜奈世代に転生
  • オールマイト世代に転生
  • 緑谷くん世代に転生
  • 最終話の続き
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