なんとか思い付いたので更新しましたが、多分次回が最終話になると思います
文化祭当日、壊理ちゃんと一緒に雄英の敷地内に居ると、プレゼントマイクさんの文化祭開催の挨拶が放送されて、始まった雄英文化祭。
壊理ちゃんと手を繋いで歩き、雄英の生徒達が考えた様々な出し物を見ていくと、何故かオールマイトさんも屋台を開いていたようで、綿菓子を売っていた。
オールマイトさんが作った綿菓子に釣られたのか、1年A組の緑谷くんが「オールマイトが作った綿菓子とかレア過ぎる」と喜びながら綿菓子を食べていたが、1年A組の出し物も、あと少しで始まる筈だ。
「きみはダンスと演出担当だった筈ですが、時間は大丈夫なんですか緑谷くん」
「あっ、もうこんな時間に、急がないと!教えてくれてありがとうございますブレイドハート!」
私の言葉で思い出したかのように時計で時間を確認し、此方に頭を下げると慌てて走り去っていった緑谷くん。
1年A組の出し物であるライブが始まるまでは、まだもう少し時間があるが、衣装を着替えて準備する時間を考えるとかなりギリギリになるかもしれない。
1年A組の生徒達には、是非見に来てくださいと言われていたライブ。
壊理ちゃんと一緒に向かった場所で、始まった1年A組のライブは、耳の一部がイヤホンのようになっている耳郎さんの歌唱力と、演奏と演出にダンスが組合わさって非常に盛り上がっていた。
最初は大きな音に驚いていた壊理ちゃんも、楽しそうに笑っていたので、1年A組のライブを見に来て良かったと言えるだろう。
影分身の術で増えた忍野さんは、ダンスをしながら忍法で演出まで行っていて、とても忙しそうにしていたのは間違いない。
今回のライブでギターと歌に興味を持ったようで、珍しく自分から「やってみたい」と言い出した壊理ちゃん。
壊理ちゃんがやってみたいと思うことが見付かったのは悪いことではないので、あとは大人としてその手伝いをするだけだ。
それでも文化祭は、まだ始まったばかりだから、今日のところは文化祭を楽しむとしよう。
雄英文化祭の様々な出し物を壊理ちゃんと一緒に見て回り、屋台でクレープやミックスジュースを購入して、食べたり飲んだりしながら歩いた雄英高校の敷地内。
ちょっと壊理ちゃんが疲れてきていたので休憩場所を探し、休憩していると「わーたーしーが、リンゴ飴を持ってきた!」と言いながらリンゴ飴を3つ持って現れたオールマイトさん。
「綿菓子の屋台は、どうしたんですか?」
「今は休憩時間さ。壊理ちゃんがリンゴ好きと聞いていたので、わたしがリンゴ飴を作って持ってきてみたよ。意外と作り方は簡単だったね。さあ、一緒に食べよう」
そう言って私と壊理ちゃんにリンゴ飴を差し出してきたオールマイトさんから、リンゴ飴を受け取った私と壊理ちゃんは、赤いリンゴ飴をかじってみる。
飴の甘味とリンゴの果肉の酸味が組合わさったリンゴ飴は、久しぶりに食べたので懐かしい味わいがした。
リンゴ飴を気に入った様子の壊理ちゃんは、笑顔でリンゴ飴をかじっていて、そんな壊理ちゃんを見たオールマイトさんは満足気な顔をしていたな。
「オールマイトとブレイドハートがリンゴ飴食べてる」
「仲が良いのかな」
「ちょっと仲が良すぎないか」
「オールマイトに女の影が欠片もない理由って、もしかして」
「疑惑が、確信に変わったぞ!」
此方の様子を見ていた雄英の生徒達がそんなことを言っている声が聞こえたりもしたが、何故か妙な誤解をしている生徒も何名か居るようだ。
とりあえずオールマイトさんと一緒に、生徒達の誤解は解いておく。
なんてことがあったりもしたが文化祭の出し物巡りも終了し、雄英文化祭も終わりを迎えた。
「今日は、どうでした?」
「びっくりしたこともあったけど、とっても楽しかった」
文化祭がどうだったかを壊理ちゃんに聞いてみると、満面の笑みを浮かべた壊理ちゃんが楽しかったと答えてくれたので、今回の文化祭に参加してみて良かったのは間違いない。
教師として働き、ヒーローとしても活動し、空いている時間で、お歌の練習をする壊理ちゃんを手伝ったりしながら過ごす。
そんな日々を続けていると、下半期のヒーロービルボードチャートが発表される時期が近付いていた。
私にはあまり関係のないことだと思っていたが、ヒーロー公安委員会から直接連絡が来て、ビルボードチャート上位10名の中に私がランクインしていることが伝えられる。
凄まじい数の脳無と、オールフォーワン討伐に脳無製造者である殻木確保の功績は、とてつもなく大きいとヒーロー公安委員会が判断した結果、ブレイドハートは一気に順位を上げて4位にランクインすることになっていたみたいだ。
元々人気の高いレディ・ナガンも私と一緒に脳無と戦ったことを評価されて順位を上げているらしく、8位にランクインしているようであった。
私の知り合いが上位にランクインしていることが多い、今回のヒーロービルボードチャート。
しかもどうやら今回のヒーロービルボードチャートは、発表の場にヒーローが登壇することになっているそうだ。
上位10名のヒーローの中にランクインしてしまっているとなると、よほどの理由がなければ私も登壇しなくてはいけないだろう。
ヒーロービルボードチャート発表当日、ブレイドハートのヒーローコスチュームである黒い着流しを着用した私は、No.4ヒーローとして登壇していた。
No.10から1人1人順番にコメントを言ってからマイクが回っていくが、No.8のレディ・ナガンの順番になった時、此方を見て笑顔を見せたレディ・ナガン。
当たり障りのないことを言うレディ・ナガンだが、最後に「No.4のブレイドハートは、わたしにとってもヒーローだ」と言ったレディ・ナガンの言葉で、私に注目が集まってしまう。
ついに私の順番が来たが、向けられたマイクに言うことは決まっていたので、落ち着いた気持ちで私は口を開いた。
「私は普段、教師として働いています。生徒である子ども達と接していて思うことは多々ありますが、子ども達に正しい道を教え導くことが私の仕事だと考えていますね」
まだマイクが向けられているので、言うべきことは言っておくべきだ。
「子ども達は大人を見て育ちますが、大人はその子ども達を支えて、共に紡ぎ、そしてまた次へと繋いでいきます。いずれ子ども達にも大人になる時が来ますが、それまでは大人が子ども達を守り育てていかなくてはいけません」
ヒーローとして、教師として、そして大人として言っておきたいことを、言葉にする。
「これからの未来を生きていく子ども達に明るい未来を示せるように、人々が笑って暮らせるように、これからも私は戦い続けます。サムライヒーロー、ブレイドハートとして!」
最後にヒーローとして宣言した私に、No.1ヒーローのオールマイトさんが笑顔で拍手をすると、波が広がるように拍手をする人々が増えていった。
それから上位3名のヒーロー達のコメントがあったりもしたが、ようやくヒーロービルボードチャートの発表も終わり、帰っていくヒーロー達。
私も家に帰ろうかと考えていると、オールマイトさんが近付いてきて「ご飯でも食べに行かない?」と誘われることになる。
ちゃんとした食事が出来るようになったオールマイトさんは、美味いと評判な飯屋巡りをするのが最近の楽しみになっているようで、たまには誰かと一緒に食事をしてみたいと考えていたらしい。
「いいですよ、行きましょうか」と了承した私がオールマイトさんと話していると「剣心が行くなら、わたしも行くぞ」と言いながら近付いてきたレディ・ナガンこと筒美さん。
その後、3人で向かった飯屋で食事をしたが「ここは誘ったわたしが奢るよ」とオールマイトさんが全て支払ってくれた食事代。
後日、そのお礼としてお高い菓子を選んで買うことにしたが、筒美さんと一緒に選んだ菓子をオールマイトさんに2人で渡しに向かう。
そんな私と筒美さんを見たオールマイトさんは「そうしていると、2人はまるで夫婦みたいに見えるね」と言ってきた。
オールマイトさんの言葉に嬉しそうな顔をした筒美さんが「夫婦だってさ、剣心」と言って私に笑顔を向ける。
「筒美さんが嫌じゃないなら本当に夫婦になっても私は構いませんが」
正直に思ったことを言葉にした私に、驚いた様子で目を見開いていた筒美さんとオールマイトさんの2人。
「剣心、それは本当か?」
確認するかのようにそう聞いてきた筒美さんは、冷静さを失っていない。
「ええ、嘘を言うのは苦手ですから、偽りのない私の本心ですね」
私の答えを聞いた瞬間、迷わず此方に飛び付いてきた筒美さんを受け止めておく。
「改めて言っておきましょう。私と結婚してくれませんか、筒美火伊那さん」
私の腕の中で嬉しそうな顔で喜んでいる筒美火伊那さんに改めて聞いてみた。
「はい」
返ってきた答えは笑顔での了承だったので、私と結婚して夫婦になることは嫌ではなかったみたいだ。
さて、急な告白になってしまったので指輪などは、まだ用意していないから、早めに買いに行くとしよう。
常無先生は絶対に生徒に手を出したりはしない教師なので、レディ・ナガンがヒロインとなりました
常無先生を狙っていた人達の脳は間違いなく破壊されますね
見たい番外編があれば選んでください
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志村菜奈世代に転生
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オールマイト世代に転生
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緑谷くん世代に転生
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最終話の続き