そして評価がなんか伸びていてびっくり。いや、この駄文にいいんですかねえ? この評価。いやあ、うれすぃ
『始まりました樫の女王決定戦! 曇り空ですが涼しい気温には恵まれました東京競馬場。二冠目を狙うかサンダーレディ、ライバルたちが負けじと勝利を飾るか。たいへん盛り上がっております』
やってきましたオークス。樫の女王を決めるレース。オークスというと、うーん。個人的にはベロちゃんことエアグルーヴとダイナカールよねえー。この一族を思い出すわぁ。私も無事に勝てるかはわからないけど、まま。やれるだけ思いっきりやりまくるだけよ。
『既にシンボリルドルフと皐月賞を手にしている名手岡崎騎手とサンダーレディのコンビはやはり注目株! 尾花栗毛の美少女をリードできるかナイスガイ岡崎騎手』
アナウンサーさんは嬉しいこと言ってくれているけど会場からはお転婆娘だの言われる始末。何だとこの野郎! まくり逃げとかやるクセ馬とか言ったやつここに来いや。なんかレース場の真ん中にある池っぽいところに投げ飛ばしてやる。
「んー気合はいいようだねえ。頑張ろうかレディちゃん」
『あ、はーい』
まー・・・レースで黙らせればいいかなあ。岡崎くんも、白河さんもコネもへったくれもないのにこの昭和時代の、超身内贔屓とコネないと相手もされないかもな競馬村に来ているし。そういう気構えは学ばないとなあ。
私の枠順・・・はまあ、いいのかなあ? 8番かあー。9番だったら良かったかも。ナインボール的な意味で。
足の調子もいいし、芝も良好。思いっきり地面を蹴り飛ばせそう。ルドルフにもライバルたちにも負けられないし、いざぁ・・・!
「ふーむ・・・ローマンとキョウワは良さそうだなあ。無理に仕掛けずに行くのも考えるべきか」
『脚を使うときは考えないと脚が鈍るかも。なのね。ジリジリ加速しつつ最終コーナーまで細く長くリードを保つのもいいのかなあ。あ、ゲート入りしないと』
『さあ、全頭ゲート入りしました。二つ目の冠をかけて・・・・スタートしました!』
始まったわー・・・! す、少し遅れたけど私達の中だといい方・・・かなぁ? まあまあまあやるしかない! なんか今回はみんな抜けたという感じがないし!
『横並びできれいに始まりましたオークス。先頭を切るのはパワーシーザー。ダイアナコロン、トウカイローマンが続きます。内側の馬たちが徐々に前に出て馬群を形成。サンダーレディは今日は中段外側を走って様子をうかがいます。
アイノフェザーが中断の先頭になり横並びの馬群は伸びていきつつ第一コーナーにはいりっていきます。シアトルトウショウとアイノフェザー、サンマロンが先頭集団を小突くようにしつつ伺います。
スイートキャサリンが後続から前に出ていく中先頭は既に第二コーナーを抜けて向こう正面に向かっています。サンダーレディは以前変わらず中段外側。アイノフェザーに続く形で進む。遠回りのロスは大丈夫かサンダーレディと岡崎騎手』
うーん。今日はわりかしいい感じ。脚もあったまったし。そろそろ行こうかな? 幸いに変なブロックとか、前が壁ってこともないままだし。変に馬群がスタートから固まった団子で進むのが一番嫌だからねえ。第三コーナー入る前に仕掛けようよ岡崎くん。
『さあ、ダイアコロン、トウカイローマンが後続をグイグイ引き離していこうとしていますが外から飛んできたぞサンダーレディ。いつものまくりを始めてあっという間に先頭争いに乱入だ。
あっという間に1000メートルを通過。先頭のタイムは57秒5。ちょっと早いか。先頭1000メートルのタイムは57秒5です。サンダーレディはすぐに先頭に入って3馬身を付けて内側に入る。稲妻の脚が光り始めたか。
後続もトウカイローマン、ダイアナコロン、中段は以前混戦状態、タケムスメにラフレシアがアイノフェザー、パワーシーザーと先頭集団を狙うような形に』
よしよし・・・いい感じ。ちゃんと第三コーナーに入る前にちゃんと内側に入って省エネコース。ここからはできる限りこの馬群の距離を維持しつつ如何に前で戦えるか。だね。
しかし長い。みょーにこの第三コーナーが長く感じちゃうなあ。うーむむ。大丈夫よね? む・・・なんか・・・ん・・・?
「レディ?」
大丈夫よ岡崎くん。今は前を見よう! 競馬で後ろを見れる余裕は私にはないというか、耳で聞こえるしさあ状況が。みんな追い上げる準備しているし逃げるが勝ち!
「・・・わかった。行こう!」
『岡崎騎手鞭が入る! サンダーレディも加速して第三コーナーの中段から第四コーナーへ! このまま逃げ切ってしまうつもりだ! 樫の女王の名誉を手にできるのか! 最終コーナーからの直線も長いが勝負に出たぞ雷鳴コンビ!』
逃げなんだから思い切りと度胸がないと無理ってものよぉ! さあいこ・・・
(パキッ・・・)
なん? このおと・・・おぐっ!?
『最終コーナーを抜けて最後の直線勝負! サンダーレディ後続とは8馬身のリードを持って挑むが伸びが鈍いか! 後続の切れ味が鋭いか! グイグイ距離が縮まっていく!』
うっ・・・つづっ! 頭の中に乾いた枝が折れたような音がなったと思えばどんどんひどく・・・! これ、やっちゃった・・・!?
「・・・! レディ! いいよ今は無理しないで! 止まろう! ね? ほら」
岡崎くんありがとう! でも、ここまで来て負けられない! なんかこう・・・本能と根性のあわせでそのまま走ろうと、岡崎くんと走り抜けようつて思って止まれないわ! 治療はちゃんと受けるから! まだいけるとこまで・・・! あ、ちょ、はしりづら・・・!
『ああっと!! 何があったか岡崎騎手! 手綱を強く引いてサンダーレディを抑えようとしている! 何か異常があったか!? しかし止まらない! サンダーレディの火のついた勝負根性は名手の剛腕でも止まらないか! その間にグイグイ距離を伸ばして行くのはトウカイローマン! 残り100メートルの勝負はどうなるのか! レディの気合が勝つのか、トウカイローマンが逆襲なるか!』
あづづづづづうぅうぅうっあ!!!! あー・・・もー・・・!! わかった! けど、せめて二着は、2着はよこせ! 岡崎くんと次のレースに挑むためにも、脚の方はまだ大丈夫だと思うしもうなんかせめて完走させて! 負けるのはしょうがないけど、完走だけはさせてー!
『サンダーレディ岡崎騎手の静止をものともせずに気合で走るが乗りに乗ったトウカイローマンは止まらずゴォオール!! オークスの勝者となったのはトウカイローマン! 2着はサンダーレディ。ですが岡崎騎手すぐにゲバをしてサンダーレディの左前脚を見る。怪我をした場所はそこでしょうか!』
はふーー・・・うー・・・うぐっ・・・こ、これは痛い・・・アドレナリンが収まって勝負の興奮も落ち着くと・・・いだぃぃ・・・そ、それに・・・私予後不良で安楽死されないよね? お刺身にならないよね?
う・・・ど、どうなるかなあ・・・一応歩ける程度ではあるんだけど・・・バキッっておと聞こえたしなあ・・・結構深くヒビは入っていそう・・・うー・・・
こ、ここで終わるのだけはどうかご勘弁を・・・!
レディさん、次回はどうなるか! 短めでごめんなさい。リハビリがてらに急いで大晦日に書いてしまった話でして・・・皆様良いお年を!
戦績 10戦 8勝 2敗 獲得賞金 3億8920万円