皇帝の友達   作:零課

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 私の頭の中にずっと住み着いているこれを放出するので初投稿です。


ウマ娘エピソード 3 例のアレなやつら

 「うーわ・・・書類。溜まっているわねえ。いやーごめんねルドルフ」

 

 

 「いやいや。君の海外遠征の大成功。これによっていろんな声、そして入学したいけどどういう場所かということでふれあい、見学イベントのあれこれが増えてね」

 

 

 春の海外遠征。その帰りに待っていたのは私とルドルフの机の上に積み上がる嘆願書のアンケートの山。そして書類。ファンレターと花束、そしてたくあん。

 

 

 「んー。スピードシンボリさんのときもすごかったみたいだけどこうだったのかな?」

 

 

 「スーさん以上じゃないかな。君の短期間でこれは、世界中でも話題のようだし」

 

 

 日本だと今はスピードシンボリさん。そして私の海外遠征。これがまあ、成功。しかもGⅠを勝ってきたのでなんか、日本だと大盛りあがりだったとかなんとか。

 

 

 私の方はレースの嬉しさもすごかったけど、その後の中東の王族たちとの会食がつかれたが勝った。やっぱ、私らは庶民派だよ。名門の皆さんはああ言うパーティーを良くするけど、あれは疲れちゃうわ。

 

 

 閑話休題。そしてまあ、その成功がなんか、すっごいトレセンに色々話が舞い込んで生徒会にも手伝いの必要が来てこうなっていると。

 

 

 「とりあえず、えーと。貴女は私に送ってくれた花束の送り主へありがとう。というレター付きで花を飾って。ファンレターは目を通すから私がもらって、ひとまずアンケートにも目を通しましょう」

 

 

 「頼むよ。雷鳴乙女と世間はもてはやしているぞ」

 

 

 「恥ずかしいな~まったく」

 

 

 会計と庶務の子に整理をしてもらい、私らが手を付けないといけない書類に目を通す。うちの学校。アイドル養成学校でもあるからどうしても生徒の意見を尊重、声が大きいのもあって生徒会も必然学校側に意見を伝えるために権力がデカくなりがち。

 

 

 ふむふむ・・・ふれあい、ぷちライブ。これはいつもどおり。だけど、海外遠征のノウハウについての用意に付いての質問や、トレセン学園にもそういう練習コースが有るか。今後はどうするか。に付いての取材・・・これは理事長さんらのほうかな?

 

 

 あー練習時間。場所を取られるからそこについての学生側からの許可と。それはまあ、許可しておくべきよね。とりあえずまた私財で勝手に学園に投資をしなければいいけど。

 

 

 ポンポン、速読をして判断しつつのはんこを押しまくりの時間。手首壊れちゃ~う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「終わった・・・ふぅー・・ルドルフのお陰でひとまず、すんだぁ・・・」

 

 

 「ふふふ。ささ、皆もお茶を」

 

 

 書類と格闘すること1時間ちょい。疲れてぐったりするなか湯飲みを持ってきて皆で海外のくっそ甘いチョコをおやつに渋いお茶でいただきます。

 

 

 うーん。これは、いずれだけどなあ。

 

 

 「やっぱり、副会長は2、3人はいたほうがいいわね。今回は副会長の私が海外遠征したけど、その結果がこの書類のたまり具合。ルドルフも海外遠征を考えているならやっぱり誰かが遠征をしてもいいようにある程度生徒会の実行権を持てる人間は増えたほうがいい」

 

 

 「うーむ・・・これは。強烈だな。む。確かに。船頭多くして。というのは危ういが権力争いなどはない。それに、実際に私の方もお父様たちからそれとなく期待の視線がな・・・」

 

 

 「スーさんを越えた才能と力量を持つ。既に皇帝と呼ばれているもの。そりゃーシンボリ家は期待しちゃうわよ。メジロ家もすごく気にしているわよ?」

 

 

 メジロの場合は・・・セントレジャーとか、メルボルンカップ。そっちらへんになるのかな? あちらはシンボリの海外遠征は助けるけど、天皇賞。海外のステイヤーレースに興味があるようだし。

 

 

 ウチの本家。その大婆様が言っていたからまあ、ほぼ確定。うちにも声がかかるかなーと茶をしばきつつ、人心地ついたので。

 

 

 「で、ルドルフ。家の学園でのふれあいイベント。ちょいと私に任せてくれないかしら」

 

 

 「ほう。別にあそこは借りる場所も時間帯も問題ない。が、どうしたのだい?」

 

 

 「いやー。ちょうどいい人材がいて。アイツラならきっと最高に盛り上げてくれるわよ」

 

 

 「ふむ・・・タップダンスシチーとダイタクヘリオスでディスコでもするのかい?」

 

 

 「確かに盛り上がりそうだけどねwww ちょっとちがうかな? 多分今頃練習しているし。見に行きましょ」

 

 

 既になにか変な気配を感じるし。今頃。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「よっしゃー! お昼のキッズとファンの皆に受ける内容は! こいつだー!!」

 

 

 「昼ドラマ かぐや夫人 はーじまーるよー!」

 

 

 私がサンダーレディにアイツラがいいだろう。そう言って連れてきた場所には、2メートル前後はあろう背丈を持つ長身の黒髪ウマ娘、そして鹿毛の髪の毛を肩にかかって少し垂れるくらいに伸ばしたウマ娘が用意をしてその背の高いウマ娘がアナウンス。え。あのアニメ?

 

 

 「ときはかぐや姫が竹槍合戦の後、時の天皇は次の奥さんを決めるために婦人会に声をかけました」

 

 

 「なんか変なの始まった!?」

 

 

 急に世界が変わるように空が暗くなり、眼の前にいきなり大きなシアター。そして、中に吸い込まれたと思えば大きなスクリーンのカウントが減り。0に。

 

 

 「芦毛のウマ娘以外興味ありません!!」

 

 

 「いきなり毛色で見定め始まった!?」

 

 

 天皇のその宣言に青毛のウマ娘がツッコミ。うん。いきなりすぎるのはよく分かる。

 

 

 「この天皇ジャスタのそばに立つのは美しき芦毛! そう、白米のような芦毛こそが至高!! 学生の大好きな揚げ物まみれの弁当のような毛色のウマ娘など認めんわ!」

 

 

 「覇王みたいなこと言い出したー!! こんなの天皇じゃなくて世紀末覇者じゃん!」

 

 

 「あら♡ それならこのゴル美こそが天皇様の側につくわ。そこらの女に譲るものですか! アタシこそ主人公よお!! かぐやなんて古い女にはふさわしくないわ!!」

 

 

 「さぁてさて。そんなこんなで天皇は新しい女にぞっこん。婦人会の方もトントンとなるなか」

 

 

 「待ちなさ~い!! 戻ってきましたわよ陛下!」

 

 

 「「竹取のお姫様が大気圏突入してきたー!!!」」

 

 

 「かぐや様が護衛をなぎ倒して空から輝いて降ってきました。これぞまさに赫奕姫」

 

 

 「言ってる場合か!!」

 

 

 空から鹿毛の美しいウマ娘が着物に身を包んで降ってくる。え!? なんで無事なの! なんで無事なの!?

 

 

 「とう! 陛下・・・浮気は、夫人的にはいけませんわ」

 

 

 「ジェンティル姫! さすがの言葉ですわ!」

 

 

 「きぃ~!! 古い女が! でも心に響いちゃう!!」

 

 

 「「ジェンティル姫ー!!」」

 

 

 アナウンスの長身ウマ娘と、芦毛の大変美しいウマ娘がジェンティル姫なる子にかけより。

 

 

 「「テメーはとっくに婦人会から追放済みじゃー!!」」

 

 

 「姫的にショック!!」

 

 

 「ごぶは!!」

 

 

 二人で丸太のように抱えて鹿毛の天皇役のウマ娘に打ち付ける。

 

 

 「何なのこの物語!! まるで意味がわからん!」

 

 

 しかもなにやら「完」の文字が。メッチャクチャすぎる!!

 

 

 「アハハハ!!! だっひゃははは!! 相変わらずね~ケイジ! 皆。いいもの見せてもらったわ」

 

 

 レディの方はこれを見て爆笑しているし。いやまあ、やりたい放題過ぎて笑うほかないのはわかるが。色々これを生身でしているのとか、ツッコミどころはありえないほどでているが!?

 

 

 「おぉーレディ姉~おっつかれぇ~あらぁ~マブいスケ連れちゃつて。デート?」

 

 

 「違う違う。ほれ、シンボリルドルフ。こいつが前田家本家のケイジ。コイツラにやりたい放題させたほうがきっといいわよ。トレセン学園はカオスで良いところだよって」

 

 

 「あ、ああ・・・? いいのか・・・? いいの、か? コホン・・・私はシンボリルドルフだ。君たちはまだデビュー前のようだが、行けるかね?」

 

 

 「あら。デビュー前でもアイドルの、アスリートウマ娘の卵。ファンへの、学園へ興味をいだいて来てくださるお客人へつまらないものを出しはしませんわ?」

 

 

 「そうですよ。シップ、ケイジ、皆で任せてくれれば思い切りいいものを、このかぐや姫の後妻騒動をよりブラッシュアップしたうえでドカーンと爆発を!」

 

 

 「ファンよりも警察が来るわ! え、えーと。生徒会長。そういうわけですので、私が目を光らせておくのでぜひぜひコイツラにチャンスを」

 

 

 青毛の子。既に苦労人の気配がするが・・・というか、どこかで見たような? ふむ・・・まあ、いいだろう。

 

 

 「では、サンダーレディの顔に免じて君たちにふれあいイベントの一角は任せる。それでいいかい?」

 

 

 「おうよ! アタシらはいずれの最強世代! ハジケリストな奴らの時代でお披露目顔見世の機会もくれるってんなら最高の仕上がりにしていくぜ!」

 

 

 ドンと胸を。いや、その胸のせいでバルンと胸が手で揺れてしまうのを見つつ、こちらに力強く宣言するケイジ。ふふふ・・・私達を超えると言ってくるか。その気迫も、目も曇りも淀みがなくまっすぐ。本気でそれをいう。

 

 

 なるほど。このふざけ・・・いや、ハジケ? と、皆本気で最強になるという気合を感じる。全員がライバルで、でもこれだけ一緒にいられる友達・・・うむ。新進気鋭。新たな出会いをくれたか。

 

 

 私もそれならと任せてレディと戻る。この後の、きっとやってくる新時代。見せてくれよ。ハジケリスト世代たち。




 私にとって大事な主人公で、皆さんが本当に愛してくれて嬉しかったケイジ。ここでもでてきちゃいました。改めてこの世代、互いの距離、戦場だとめっちゃ強いけどそんなの知るかで互いに庭に殴り込みに行くのがいいですよね。


 サンダーレディのいう大婆様はヒサトモです。まだおばあちゃんの頃ですね。ケイジとタキオンに薬飲まされて若返るより前の時間軸です。


 そして、ケイジのほうはというと、こちらの作品でも登場するようでして、よければそちらでも見てくれると幸いです 『浦和の桜吹雪
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