皇帝の友達   作:零課

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 前回のあらすじ 岡崎くん即落ち二コマ。騎手は雌落ちもできるからね。


 ケイジみたいにサンダーレディのイラストも欲しい。デザイン考えておこうかなあ。


特技お披露目

 ~7月中旬 1勝クラス ダート 1200メートル~

 

 

 『早い早い! 後方一気に捲ってからの逃げでまたもやサンダーレディ勝利! 後方から迫りくる雷は誰も追いつけない!』

 

 

 『やったわー! 無事に2勝目達成!』

 

 

 ~8月初旬 500万条件戦 芝 2000メートル~

 

 

 『サンダーレディ見事に一着をもぎ取ったあ! 今回は岡崎騎手の手綱さばきが光りうまく逃げの形に持っていけました! その勝利見事なもの! 黄金の雷鳴が私達を魅了してしまう!』

 

 

 『イェーイ! ぴすピース!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ふぃー・・・暑いなあ・・・扇風機を増やしたけど、みんな大丈夫かー」

 

 

 『あづぃー・・・でも、うーんまだましーありがとう先生』

 

 

 どうも、最近2週間1度ペースで試合に出てはどうにか一着をもぎ取っておりますサンダーレディでーす。

 

 

 いやーなんかすぐリステッドとか、条件戦とか、OP行くと思ったけど、私の馬体重を心配してちょっと芝とダートで走りつつ様子を見ていたそうな。

 

 

 「おーサンダーは元気そうで何より。ワハハハ。お前さんはすごいぞお? このまま行けばいずれ重賞にもでれるはずだ。

 

 

 夏の暑さにもなんやかんやバテていないしタフな馬だよ。シンザンの血かねえ?」

 

 

 『んーどうだろ? この扇風機とプールが癒やしなのは確かだけどね。あはぁーん・・・エアコン欲しいけど、開業ホヤホヤの厩舎だし、私の勝利でえた扇風機があるだけいいことか』

 

 

 で、まあとりあえず重賞にも遅まきながら参戦できるかもということで今は勝利した賞金。調教師の取り分の一部で購入した業務用扇風機で調教後、シャワーの後の扇風機で満喫。

 

 

 あー極楽極楽・・・夏の癒やしと言ったらコレよね。

 

 

 『ぬおー! 俺にも扇風機を早くよこせ、水をよこせやー!』

 

 

 「おおっと。待っててね」

 

 

 んー・・・うるさい。まあ、しょうがないかあ。今エースが秋まで休養しているからその間ここの厩舎でボス馬になろうとしている奴らがいるんだよねー。いやあー流石に一月居ないとそうなるか。

 

 

 『んもー大人しくしようよーそんなに騒いでも疲れるよ?』

 

 

 『いいじゃんか! 今は俺がボスだ! お前みたいなマブいスケとも相手したいしよー早くここを開けろ平野!』

 

 

 あーもーがっしゃんがっしゃんうるさい。しょうがない。喰らえ!

 

 

 「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”阿”阿”阿”阿”阿”阿”アアァアァアアァァ!!!!!!」

 

 

 『ヒィん! す、すいませんでしたぁ・・・・』

 

 

 よし。私の特技。乳首つねられた男の叫び声。こいつを聞けばバインドボイスを食らったハンターのように怯むのよね。ミネルバちゃん以外。

 

 

 そういえば今はミネルバちゃん。名前はシャーアイナ(アラビア語で王者アイナ?)だっけ。イギリス三冠を狙うようだけど元気かなー

 

 

 「お、おいサンダー。お前さんそんな声、いや馬がそんな声出せるのか!?」

 

 

 『すごいよね。馬体♪』

 

 

 「おやおや。周りの馬もみんな大人しくなったねえ。サンダーちゃんがエースの居ない間のボス牝馬になるのかな? でもそれはそれとして検査に行こっか」

 

 

 え。そんなーお注射嫌だなー

 

 

 

 

 

 

 

 ノド鳴りではないということで無事に戻れました。あ、後ちゃんと優先枠の方も問題なく私のレースが決まりました。

 

 

 8月31日に開催する札幌2歳S GⅢのレースに。重賞にようやく私も参戦。2歳限定の牝馬も牡馬も交えたレースだけど、真面目に名のあるレース。GⅢで成果を出せるってのはすごく大事。掲示板に残れれば次のレースへの出走優先権も手に入るからお金も稼げるし、私も生き残れる。

 

 

 勝つことができればもっと良し。できれば阪神JFとかにも挑みたいなー私の適正距離1200~2500くらいだから多分うまく行けるし。

 

 

 最初は生き残れることを考えていたけど繁殖牝馬としてはある程度安泰の第二の馬生を狙えることが確定していけば今度は余裕が出てくる。だからこそ挑んでみたいのは競走馬として生きていると思うのは先を目指してみたい。高みを目指してみたい。

 

 

 私の時代ってちょうどメジロラモーヌやダイナカールとぶつかる時期なのもあって今のうちに鍛えまくって挑戦できる。あのウマ娘ちゃんのおかあはんや実馬と会えるチャンス。ルドルフ以外にも面白いこと会うためにも頑張っていきたいという気持ちがある。

 

 

 だから、鍛えないと! あ、でも暑いの勘弁。

 

 

 「さてさて。もう少ししたらお前さんも一度北海道に戻って調整だな。いやーあっちも今は暑いが、まあ扇風機に当たりつつ無理なく過ごしていこう」

 

 

 『はーい』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『ワフワフ。レディさんレディさん。あそぼー』

 

 

 『良いわよ~それダーッシュ』

 

 

 牧場に戻り1週間の間放牧期間を得て、そこから札幌競馬場での調整をすることになったんだけど、牧場に戻ると私には新しい友達ができた。

 

 

 ハスキー犬のヨーコちゃん。女の子。とっても人懐っこいしおとなしいけど牧羊犬のようなことはしてくれるし、猫ちゃんとも仲良しのすごくいい子。

 

 

 私とも仲良くなって今はよく一緒に放牧地を一緒にダッシュしたり、私が拾ってきた棒切を私が投げて、拾ってきたりとですごく癒やされる。

 

 

 『ワフーワフワフ。あーレディさん良いにおいーねえねえ、レディさんたちレースするんでしょ?』

 

 

 『そうだよーもう少ししたらおっきな場所で私の仲間と一緒に楽しく走ってくるのー』

 

 

 『いいなーなんか私達犬? もコーギーレースってあるらしいけど、私はでれないんだって』

 

 

 犬種が違うからね。仕方ないね。イギリスだとかの女王陛下が確かすごく応援していたっけ。あの方競馬大好き、コーギーレース大好きな方だから。

 

 

 『しょうがないよーでもヨーコちゃんもここで元気にみんなと仲良く過ごせていいじゃないの。走るのも大変だよー? 人間さん乗せて走るんだし』

 

 

 『あーそれは確かに大変。ふふ。でもなんか。すっごくお金といいご飯を貰えるようだし、それができるレディさんすごい!』

 

 

 素直で良い子だぁ・・・

 

 

 「ふふふ。相変わらず元気そうで何よりよレディ」

 

 

 『あ、オーナー。おお、お腹膨らんでるね』

 

 

 一緒に日陰でヨーコと扇風機を浴びていたらオーナーがぽっこりとしたお腹をさすりつつ私達に人参とジャーキーを持ってきて微笑んでくれている。

 

 

 そういや、確かどっかのでっかい建設、貿易会社の社長と結婚したんだっけ。なんでも二人揃って競馬キチだったのが相まって両親子揃って婚姻あれこれよりも競馬の血統のことで盛り上がって母親にしばかれるという珍事をしたあとに。

 

 

 で、速攻妊婦さんか。お盛んね。まーこの人すげえ美人のボインちゃん。スタイル抜群だしそりゃあそうなるわねん。

 

 

 「うふふ。岡崎騎手ともすごくいい感じに馴染んでいるようだし、ルドルフに負けないほどに自慢しているようよ。・・・・・私の計画も順調だし、自慢の名馬よ貴女は」

 

 

 『いやーありがとうございます』

 

 

 でも計画ってなんだろうね。新たな投資先が婚姻で建設の大会社の合併でできた余裕で何かを仕入れるとか?

 

 

 それとも社欄の息子さんがアメリカの牧場にふっとばされたようだけどそれ絡みとか?

 

 

 んまーいいわ。とりあえず、いよいよ私にとって大きな関門となる重賞レース出走だから応援していてね。きっと勝ってくるから!




 戦績 3戦 3勝 0敗 獲得賞金 1920万


 次回は札幌2歳Sに出走 芝1800メートル 8月31日 GⅢレースにようやく参加。


 サンダーレディの叫び声はサンダー(レスリング)の声を出せると思えば。シンザンの血を引く馬はたまに変な声を出せるのがこの宇宙なんだよ!
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