皇帝の友達   作:零課

7 / 19
 FGOの方でモチベが少し鈍ったのとここを進めたい欲求が抑えきれないので初更新です。


 そういえばサンダーレディの方をサラ系としていますが、これに関してはウイポの血統表だったり、色んなサイトを見てもちらほら血統不明となる場所があるのでサラ系としています。父母が不明だったりかと思えば母系が不明だったりとかして、と思えばしっかりクモハタとかがあったりでフリーダム。


 なんでこういう形でサラ系としています。一応ちゃんと星旗の血も引いているんですがねえ。この時代は普通にサラ系がいるので面白いかも? この時代より少し前の史実菊花賞馬のハシハーミットもサラ系ですし。


 一応この時代のサラ系は最近だと研究で血統が一部分っていたりとかしているので、そこら辺も見ると面白い。


初重賞へ挑戦 札幌2歳S(GⅢ)

 『さあ、この試される大地に揃いました次世代のエース候補たち18頭。ここ札幌競馬場に揃いました』

 

 

 『あつーい。ここが札幌かあ。でも、やっぱり関西とかあっちらへんよりはいいね』

 

 

 やってきました北海道。まあ、ある意味とんぼ返りというかなんというか。でも大事な重賞レース。2歳限定とはいえ重賞は重賞。わたしたちの同期の中の選りすぐりたちが来るんだ。負けられないけど油断も出来ない。

 

 

 賞金も今までよりも高いし。なにか聞いたけど私が勝つと牧場も儲かるようだしね。頑張るぞう。

 

 

 「うーむ。ミドルディスタンスだけど、ここを勝てれば阪神JFでも問題なく走れるというたたき台にはなるね。頑張ろうか。レディ」

 

 

 岡崎くんの言う通りね。マイルより200メートル長い1800メートル。ここの実績は私も自信ついて・・・え? 私GⅠいけるかもって見込まれているの? 嬉しいなあ~

 

 

 『名手岡崎騎手とコンビを組むのは新時代のユニークガールなサンダーレディ。今日も美しい尾花栗毛をたなびかせています。芝もダートもいける二刀流のその戦場を選ばないのはシンザンの血筋がなせる技か。実力派の一組です』

 

 

 どっちかといえば新厩舎に私が色々できるせいで調教も兼ねてあっちこっちで走りつつ実戦経験つまされまくっているだけな気もするけどね! ま、この時代は中央のトップレースに行く名馬たちでも普通に叩きや調整を兼ねて重賞にポンポン出したりするし、そういうことかと思う。・・・・・・後でそれとなく先生たちの話も聞いておこ。

 

 

 しかし、私の方は一足先に多くレースに出ているから少しは慣れたけど、重賞レース初出走の子たちも多いのかな。人の声の多さにキョロキョロしているなあ。

 

 

 オッズは・・・私は5番人気かあ。母系の方にサラ系があるからかもね。外国産馬の種牡馬ブームだからねえ。シンザン系列も高いし人気あるけど、まあ良くて上の下、サラ系のせいで中の上って評価だろうな私。それ考えるとむしろこれは見てもらっていると見よう。

 

 

 ささ、いこっか岡崎さん。すっごくドキドキするし緊張するけど、確実に取っていきたいレース。無事にエスコートしてね?

 

 

 「ふむ。君の人気はもっと高いと思っていたんだけどねえ。まあ、ここからだよ。馬主さんに先生方、馬券を買ってくれた皆さんにも応えてあげようじゃないかレディ」

 

 

 「ひーん」

 

 

 『いいこと言うね~それじゃ、ほいほい』

 

 

 とりあえずゲートの中に入っていって準備よし。うーん。何度も経験してもドキドキしちゃうなあ。

 

 

 『さあ、全馬無事ゲートインしました。・・・・・・・スタートしました! 最初に出てきたのはトウショウメイリン。続いてメジロシークが続く、サンダーレディは相変わらずの出遅れとなりました!』

 

 

 おいコラ実況! わかっているわよー! 本当に上手くいかないのは! あーん今回は上手くいくと思ったのにー!! 走って挽回よぉ!

 

 

 ぬぉおおー・・・!!!

 

 

 『おおっとサンダーレディと岡崎騎手あっという間にハナを奪う。そして先頭に躍り出てぐんぐん前に出るぞ。これは掛かったか!? いや、落ち着いているのか判断が難しい。トウショウメイリン、メジロシークは無理に奪わずに先行集団の先頭に。エビマン、タコワサがそこに続いて隙を伺う形となり馬群を形成。

 

 

 そのペースを握るのはサンダーレディ。ひとまず前に立てたと言わんばかりに2馬身差を維持しておきます』

 

 

 よーしよし。後はゆったりと行ければ。馬群に揉まれたくないから出来れば逃げ続けたいなあ。岡崎くんはそのまま走る感じ。逃げはするけど、大逃げってほどにはしないのかな? 今回の距離を意識しているのかも。

 

 

 こっちも余裕を持って走れるから悪くはないし。良き良き。後ろの方では・・・逃げはいないのかな? 今回はなんかガシガシ来る子達があんまいないね。ペースを狂わせたという子たちもいないし。油断できない。

 

 

 『さあ、形が整い先頭にサンダーレディ、2馬身開きまして馬群の先頭を走るのはメジロシーク。続いてトウショウメイリン、ホタルノウミ、ポルシェミーン、エビマン、タコワサ、メイショウビールが続く形に。1000メートルを通過しましてタイムは59秒2。やや早めになるか第三コーナーに入っていきます』

 

 

 あ、もうレース折り返しだね。うーん。少し足は疲れたけど問題ない。息も大丈夫かな。コーナーで仕掛ける子たちもいない。足は溜められているし、いけるいける。岡崎くんは・・・まだ仕掛けないのねえ。

 

 

 「よし、いこう」

 

 

 お、コーナーの半ばに入って少し緩い状況になったら岡崎くんの指示が。あーここから仕掛けられると私達の進路塞がれそうと見たのかな? ちょっと距離縮まってきたし皆仕掛けてきたからこっちもエンジン上げようと。了解!

 

 

 『岡崎騎手のムチがサンダーレディに入る。そしてエンジンかかったかサンダーレディ、喰らいつかんとしてきた集団を引き離す! 1馬身まで縮まっていたがそれを2馬身、3馬身と引き剥がす! グイグイ伸びて第四コーナーを先頭切って飛び出した!

 

 

 さあ、残り300メートル。どの馬にもムチが飛びますがサンダーレディを。稲妻の速度には誰も追いつけないかあ!!』

 

 

 岡崎くんはあんまりムチを出さないね。私が全力を出しているのを気づいているみたい。うーんさすが名手! 未来の大僧正! うぉー! 目指せ重賞馬! これがつくだけで私の血筋と今後に箔が付くんだ。よこせー! 重賞勝利よこせー!

 

 

 『さあ、残り100! もう勝利は決まった! この差は揺るがない! サンダーレディ、今一着でゴォオール!! 見事シンザンの血を引く雷鳴少女は重賞勝利という見事な実績を積みました! タイムは1分48秒1。2歳馬の出すタイムとしてはかなりの好タイムです!』

 

 

 『やったー! GⅢ馬だー! 後賞金3100万円ゲットー! これは稼げたぞー』

 

 

 はあー・・・少し疲れたけど無事に重賞馬。しかも牡馬混合で勝てたからこの時代的にも大分評価は高いんじゃないかな?

 

 

 いやーどうにかなってよかったー。さてさて・・・後は表彰、口取り式があるから大人しくしーてよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 10月初旬 サウジアラビアロイヤルC

 

 

 『ぬおー! 芝のGⅢ再びぃー! ってかダート重賞も芝重賞も2歳の方は本当になさすぎるのぉー!』

 

 

 『勝った勝った! 勝ちましたサンダーレディ! 2つ目の重賞制覇! これは新たな女傑が! クリフジ、ヒサトモ以来の男勝りの豪傑が生まれたのかあ!』

 

 

 『申し訳ないが史実怪物と比べるのはNG』

 

 

 

 

 

 

 

 

 「カツラギエースくんの菊花賞も無事どうにかなりそうですし、この中でサンダーレディちゃんの快勝は嬉しいですねえ。ウオッホホホ」

 

 

 「やー酒がうまいうまい、我々の生活とボーナスをくれるレディちゃん様々だよ本当に」

 

 

 今日も今日とて競馬新聞と折り込みチラシで安い酒を買おうとしている土御門先生と、最近私にシャンプーをしてくれる機会が増えた平野くん。やっぱり新厩舎で早速重賞、条件戦を勝つってのは一応規格外たちがすでにいるとはいえ珍しいものだし、しかも若い厩舎だから成長も見込める。

 

 

 ということで馬主さんたちからも色々と嬉しい話が舞い込んでいるらしく二人共色々嬉しい様子。カツラギエースは京都新聞杯でも2着となって菊花賞にも無事挑めそうだしで大豆に開業祝いで預託してもらった子で早速これはすごいんじゃないかなあ?

 

 

 「そういえば先生。メイショウさんからも馬を預けてもらえるとかなんとか?」

 

 

 「ああ、事業がうまく行っているのもあるしまた中小牧場さんから庭先取引・・・まあ、セリで余った子たちを買ったらしくてなあ。我々のところにどうだろうかと。嬉しいことだし、ぜひ勝たせていかないとな。血統が大事な競馬だが、血統で走らないと言われた馬たちを走らせて成果を出すのが調教師、厩舎の腕の見せ所。

 

 

 レディ、エースたちの作ってくれたチャンスを無駄にしないよう頑張ろう」

 

 

 そう言いつつワンカップを呷る土御門先生。んもー説得力がない。

 

 

 『まーったく。いつも酒くせえやつだなあ。いい人ではあるんだけど』

 

 

 『そーねー最近はエースもご機嫌のようだけど?』

 

 

 『ご褒美でうまいのを貰ったり最近はおやつも飯もちゃんと俺の好みに合わせてくれるからな。怒る理由がねえ』

 

 

 怒るとなかなか機嫌戻らないわ、飯は嫌いなものは徹底的に食べないしで色々好みにもうるさいものねー。最初は平野くんが栄養をつけようと高級飼料とか、りんごを持ってきてエース怒っていたっけ。

 

 

 『にしても、ミスターシービーへのリベンジ。無事にできそうだし頑張ってよー?』

 

 

 『おうよ! 今度こそ俺が勝つ! で、レディの方はどこに行くんだ? レースだっけ』

 

 

 『えーと私の方は・・・11月くらいの京都杯2歳S ってやつに出るみたい?? まったりだねー』

 

 

 次も重賞レースだけど、いけるとは思うんだよねえ。そういえば私の同期の牝馬たちってかなり今年は多くが引退し始めているようだけど、ミスターシービーと種付けする意味でも備えているのかな。

 

 

 「そういえば先生。レディの牧場の方から我々とレディたちへの差し入れということで我々にはお酒とせんべい。馬の皆には人参とリンゴが届いていまして。休憩室にもたくさんあるんで後で皆で食べましょう」

 

 

 「おお、それはそれは・・・我々にも気にかけてくれるとは。大五郎さんとセリエナさんらは本当に優しいねえ・・・これは、ぜひとも次も重賞を勝利させてこの配達代金と差し入れの費用の何倍の収入を入れさせないとな。頑張ろう。平野くん」

 

 

 「はい!」

 

 

 え、せんべい? いいなー私醤油味ほしぃい。くぅー・・・いつか、いつかせめて納豆と煮干しだけでも・・・・




 どうにかこうにか重賞制覇。からのすぐさまの再挑戦。とはいえ、この時代だと一月おいてのレースなんで大分大事にされていますね。



 戦績 5戦 5勝 0敗 賞金8320万

 
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。