アオイ「ゼイユって進路決まってるの?」   作:マカロニスト

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第五話

空港

 

チリ「おっ、来たな新人」

 

ゼイユ「ハァ……どもです」

 

オモダカ「では、私は学園側と諸々の手続きがありますので、パルデアまではチリと一緒に向かってください」

 

ゼイユ「はぁい」

 

チリ「なはは、うちの総大将がだいぶ無茶やったんやろ?まぁ、職場としてはええとこやから、スネるのは終わりにしとき」

 

ゼイユ「ハァ……そうですね」

 

オモダカ「細かい事はチリに伝えてますので、飛行機内で説明を受けてください。ではこれで」スタスタ

 

ゼイユ「ほんッとこれで給料低かったらアーボックツイストで締め上げてやるんだから!」キーッ

 

チリ「まーまー、そこは安心してええで。仮にもポケモンリーグ四天王待遇やからな!ほないこか」

 

 

機内

 

 

チリ「ほい、これがとりあえずの資料な」

 

ゼイユ「どうも、ありがとうございます」

 

チリ「あー、敬語とかええてええて、気軽にチリちゃんって呼んでな」

 

ゼイユ「えと、そう?じゃあいつもの感じで……まぁ知ってると思うけどあたし、ゼイユね。よろしく、チリ」

 

チリ「なっはっは!敬語はええって言われて即素で喋れるのは才能やわ!大物やねゼイユちゃん。でもそれでええで、ウチとアンタは対等でやろや」

 

ゼイユ「別に、誰でもラフにするわけじゃないわよ。チリは本心でそういう事言ってそうだなって思っただけだし」

 

チリ「ええなええな!よっしゃ、早速説明させてもらうとな、とりあえず四天王としては3番手であくタイプ使いやってもらう形になるわ」

 

ゼイユ「あくタイプかぁ、じゃあグラエナとモルペコと…」

 

チリ「あぁ、ちょい待ち。他3匹はパルデアでも捕れるポケモンで頼むわ、一応パルデアリーグやし」

 

ゼイユ「パルデアで捕れるあくタイプとなると……ドンカラス、オーロンゲと……あっドドゲザンとか良いんじゃない?」

 

チリ「あぁ〜、悪いけどドドゲザンは総大将の手持ちやねん……せやなぁ……マニューラとかワルビアルはどうや?」

 

ゼイユ「う〜ん、バンギラスとかヘルガーも良いなぁ…スカタンクも居るんだ?」

 

チリ「そやなぁ、四天王ならジムリほど手加減いらへんし、弱点潰すタイプがええんちゃうか?チリちゃんもバクーダとナマズンで散らしてんねん。まぁ、効果超抜群もついてもたんやけど」

 

ゼイユ「じゃあ……かくとう・むし対策にドンカラス、フェアリー対策にスカタンクを入れるとして……あとはオーロンゲにするわ、氷雷のパンチで対応力高いし、無効2種と1/4があるのは優秀よね」

 

チリ「ほぉ〜流石学園のエリートさんやなぁ」

 

ゼイユ「ふふん、眉目秀麗、文武両道、才色兼備の3本を備えた超優等生は伊達じゃないのよ」

 

チリ「なはは!言うなぁ〜。チリちゃんも自分で言うのもアレやけど顔とバトルには自信あるで〜」

 

 

モブ(イケメン系美女とモデル系美女が並んで座ってるッッッ!!あの一角だけ顔面偏差値がバグっとるッッッ!!)

 

 

ゼイユ「そういえばオモダカさんもキレイな顔してるわよね」

 

チリ「あー、そやなぁ。目!鼻!って感じのハッキリした顔立ちやねあの人は。エキゾチックな顔ってタイプやわ」

 

ゼイユ「ヤダ、パルデアリーグの美女濃度高すぎてチャレンジャーがメロメロ状態になっちゃうんじゃない?」

 

チリ「ポピーもごっつ可愛いからなぁ、来期の広告戦略はコレで行こか」

 

ゼイユ「そっか、あのネリネになついてたちっちゃい子も四天王なのね」

 

チリ「せやねん、総大将がスカウトしてきた子なんやけどな、まだ9歳やけどごっつ強いしごっつ可愛いしごっつ良い子やねん」

 

ゼイユ「良いわね〜実はあたし弟よりも妹が欲しかったのよね。あ、勿論スグがいらないってわけじゃないけどね」

 

チリ「おー、結構弟くんとは仲がええの?」

 

ゼイユ「まぁ、いろいろあったけどさ、大事な家族だしね」

 

チリ「ええなー、家族愛やねぇ」

 

ゼイユ「最高なあたしの最高な家族だからね」フフン

 

ワイワイキャイキャイ……

 

 

CAさん「当機は間もなく最終の着陸態勢に入ります」ポーン

 

 

チリ「っと、もう時間ないなあ、仕事の話に戻ろか」

 

ゼイユ「チリとは仲良くやれそうな気がするわ。続きお願い」

 

チリ「リーグ営業部としての仕事やねんけど、この辺の細かい所はとりあえずアオキさんに任せるとして、大事なのはこっちで……とりあえずリーグ職員寮に住んでもらう事になるわ」

 

ゼイユ「寮かぁ……」

 

チリ「ちょい殺風景やけど、設備としてはかなりええで。今回はトップの無茶での入居やから、この辺のアレはリーグ負担にさしてもろとります。必要とあれば引っ越しでもらって全然構わへんよ」

 

ゼイユ「ま、寮生活は学園で慣れてるし、設備がちゃんとしてるならいいかな」

 

チリ「そか。んで勤務時間は一応8時5時で休憩75分なんやけど、四天王業が時間外に急に入る場合もあるからその場合は残業代が出ます。休日も一応土日祝……と言いたいんやけど」

チリ「そういう日は四天王業が忙しくなりがちやから週間の休み日数は決めずに年間休日120日って形になってます」

 

ゼイユ「う、う〜ん。120は絶対取れるのよね?」

 

チリ「急な呼び出しのある場合もあるけど、半休とかオフシーズンに連休をとったり等で必ず120付けます」

 

ゼイユ「まぁ、それなら……」

 

チリ「んで、有給なんやけど、これは法令通りの日数が与えられます。なーんーやーけーど」

 

ゼイユ「……取れないの?」

 

チリ「いや、計画有給って形で普通の休日に加えて勤務計画に組み込んで休んでもらうことになってます」

 

ゼイユ「あー、そういう」

 

チリ「せやから、合わせて年間130〜140の休みが強制的に入る形やな。四天王チャレンジはホンマにチャレンジャー次第の不定期やから、場合によっては朝急にその日一日オフになったりするんや。そのへんの予定は勤務表アプリで確認してもらうようになるわ」

 

ゼイユ「イッシュリーグのカトレアさんみたいに、四天王室にベッド持ち込んだりとかはできないわけね」

 

チリ「ちょっと、リーグの都合で四天王それぞれにコート用意されてるわけやなくてな……共用コートで勝ち抜き戦やねん」

 

ゼイユ「あぁ……」

 

チリ「ハッサクさんは兼業が非常勤の美術教師やからまぁええとして、うちとアオキさんとゼイユはリーグ職員として勤め人やから休み関連は結構難しい所やねんなぁ〜ヨソのリーグみたいに専業四天王とか用意できるほどは色々足りへんし……」

 

ゼイユ(大丈夫かしらこのリーグ……)

 

チリ「ま〜ほらアレや、ネモやアオイみたいな鬼強いチャンピオンランクとか、ボタンみたいな優秀なSEも出てきてるから数年のうちには改善するハズや」

 

ゼイユ「でもまあ、選べないとはいえちゃんと休みを取らせてくれるってなら十分よ十分。成り行きとはいえ就いたからにはキッチリ仕事はするから、ドーンと任せなさい!」

 

チリ「よっ!ゼイユの姉御!」

 

 

そして、飛行機はパルデア地方に降り立ったのであった

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