「悟様は天才でいらっしゃるのですね」
生まれてこの方何百回と聞かされた言葉
既にその言葉には意味は無くただ音にしか聞こえない。
最初は喜ばれた「天才」次に「鬼才」最後は「化け物」と
それはそうだろう傍から見れば一回目から大人顔負けで二回目で誰も右に出る者は居なくなる。俺がいる
時に行き過ぎた才能は恐怖を呼び迫害となる
だが迫害を行う事すら躊躇する実力がその時には持ち合わせていた。家の中では会話を行おうとする者は居ない、会話は必要最低限で抑えられ陰口も聞かないそんな状態はそれは親もそうだった、鳶が鷹を産んだ所の話じゃなく鳶が不死鳥を産むようなものなのだ。
勿論この才能には理由がある
転生する時、特典を選ばせてくれたのだ、だから7つ程選んだ。
天才
必要経験値100/1
経験値100倍
上昇値100倍
健康
本来なら成長しない要素の成長
無限に成長
勝手ながらこっちはファンタジーに転生すると思っていたからこの7つにしたが現代の日本ではあまりにも成長が早すぎて恐れられてしまう。だが1番厄介なのは上昇値100倍だ、そのせいでほんらい少ししから増えない呪力も馬鹿みたいに上がる。もちろん嬉しい事だか人外扱いをされるのは正直心にくる物がある。
それでも、自分で始めた道なのだ寄り道はすれどもその道から外れる事はしたくない。だから俺は最強の呪術師の称号を背負っていく。因みにまだ小5だ。
ある部屋が有る、この家の当主が住む部屋で誰も入りたがらない部屋、召使いも親戚も親ですら入るのに1つ深呼吸する部屋が有る。
皆一様にそこにはいる時は極度の緊張と戦う事になる。
曰く、緊張のし過ぎで倒れた者もいる
曰く、顔を見ただけで心臓が止まった者もいる
曰く、時折、あの部屋から悲鳴が聞こえる
曰く⋯曰く⋯曰く⋯⋯
そんな話をを先輩の給仕係に聞かされた新人*1の彼女は震える指をドアノブに伸ばす。和風の母屋から少し離れたこの部屋は最初倉だったらしいのだが現当主が入り浸るうち何時の間にか普通の家のようになっていた、と長年務めているトメさん*2から聞いた話をふと思い出す。
「(このドアも新しく着けたんだろうな⋯てか普通分かる事ない?)」
「(こんなに立派な家にリフォームされてるのに気付かないなんてこの家の人少し抜けてるのかな)」
と、現実逃避を脳が高速で考えていると手がドアノブに触れる。冷たいと感じると共にこの冷たさは人が何時間も触れていない事を示している。その冷たさは現実逃避をしていた脳を現実に引き戻した。そして通常以上に働く脳はを部屋の向こうに家の皆が緊張する当主が居ることを再確認させた。
脳はそれを受け入れたが心は受け入れられなかった。
止まらない震えと滲み出る汗が今この瞬間ここに存在している事を証明する。窓から入る夕日の朱色が鬱陶しく感じながら震えた手でドアを開ける。心の内で何もいませんようにと願いながら。
その部屋には生活感がなかった、箪笥に机に本棚だってある。
だか、その部屋は異常な程片付いていた。イメージ的にはモデルハウスだ、片付いており綺麗だが人が住んでいる生活感かない、モデルハウスにある家具の総額よりも高い一つ一つの家具は美しさと気品の良さを醸し出す。その言いようもない雰囲気に飲まれた彼女は再起動するまでに数秒を要した。
再起動した彼女は自分の業務を思い出し部屋の主を探そうとすると突如声がかかる。驚きのあまり方を大いに跳ねながら何とか返事を返す。
「は……はい!」
「で、俺になんか用」
「あっあの夕餉のご用意が出来たので母屋まで来て欲しい、との事です」
「はぁ⋯普通にメールで送ればいいのに、あーヤダヤダこれだから時代遅れは困るつーの」
彼女は今混乱していた
もちろん当主の予想よりも軽い態度に驚愕もしていたが何より驚いたのはその美貌である。雪のように白い髪とガラス玉のように青い瞳、完璧な顔の配置、190はあるだろう高身長は今まで見てきた男が霞んで見える程の眩しさを持っていた。
彼女の優秀な脳みそはある真実にたどり着く
「(先輩が言ってた緊張ってこの事か!)」
そう、五条悟は血の繋がりを持つ者はその異質さに畏怖と恐怖持ち使用人達は情景を持つ故に五条悟は家の中でも一人になり使用人にも怖がられていると考えているのだ。
その事を知るのは少し先のこと。
特典の説明です。
読まなくとも影響は無いです。
特典名:天才
効果:成長速度と上昇値を共に820%の補正 保持者に多大な才能を与える。
補足:転生した身体が持っている才能と重複する。他の成長系の特典とも効果は重複する。
特典名:必要経験値100/1
効果:本来必要な経験値を100/1にする。
補足:必要な経験値が100/1になる。この特典は身体にも作用する。主人公が居る世界はレベルアップとステータスが無いため特典が経験値ではなく全ての経験に反映されることになった。他の成長系の特典とも効果は重複する。
特典名:経験値100倍
効果:手に入れる経験値を100倍にする。
補足:1回やれば100回やった経験を手に入れる事が出来る。この特典は身体にも作用する。主人公が居る世界はレベルアップとステータスが無いため特典が経験値ではなく全ての経験に反映されることになった。他の成長系の特典とも効果は重複する。
特典名:上昇値100倍
効果:ステータスの上昇値を10倍にする。
補足:主人公の世界にはレベルアップもステータスも無いので成長する全てが100倍の補正を受ける。
例:棒を1回振るう→1回分の技術を身につく→補正を受ける→100回分の技術が身につく
例2:腕立て100回10セットやった→10セット分の筋肉が着く→補正を受ける→1000セット分の筋肉が身につく
特典名:健康
効果:一生健康でいられる
補足:精神にも効果がある。筋肉の付けすぎで関節の可動域が狭まるのは健康じゃない、と考えれば細身のまま筋力が上がります。保持者の主観によって効果が変動する特典。
因みに主人公はこれによって細身でゴリラです。
特典名:本来なら成長しない要素の成長
効果:名前そのまま
補足:幾ら怪我を使用が人の皮膚は銃弾をはじけないがそれが可能になる特典。ただし成長させたい所を使わなければ成長しないし成長速度もたかが知れている。
特典名:無限に成長
効果:名前そのまま
補足:人の筋肉をいくら鍛えても像を片手で持つ事は出来ない、それが出来るようになる特典。上限を無くすだけであり成長速度はそのままである。