最強で成長チート持ち   作:落雁主義

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高専時代

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「硝子! 傑! 何へばってんだ、次行くぞ」

 

「「無理〜」」

 

「お前らが鍛えて欲しいって言ったから自殺スポット周りしてんだろうが、俺だってやりたくねぇっての」

 

 

 

 そんな風に話す3人は東京都立呪術高等専門学校1年の家入翔子、夏油傑、五条悟だ。本来ならば生徒3人だけで自殺スポットという負の感情が集まり所にはいかせないのだが五条悟のおかげで許可が降りたらしい。

 

 

 では何故五条悟のお陰で許可が降りたのか、其れは──ー

 

 

「あーもう、お前らがとろとろしてるせいで呪霊が集まってきやがった

 

 

「「悟〜助けて〜」」

 

 

「お前らガキかよ!」

 

 

 3人の漫才に痺れを切らした推定一級呪霊三体が五条悟に襲いかかる、

 

 

「術式反転『赭』(あか)

 

 その瞬間、三体の呪霊は四肢を吹き飛ばされた。

 

 

 

 

 

 ──ー特級呪術師 五条悟 最強の呪術師だからである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 何故こうなったのかは1日前に遡る。

 

 

 場所は東京都立呪術高等専門

 燦々と輝く太陽がむせ返るような暑さを生む8月

 校舎の影で8月の暑さから逃げようと涼んでいる3人がいた。誰も喋らずただ無言で各々のプライベートを楽しんでいた。黒髪の青年は本を読み、もう1人の茶髪の少女はタバコを吹かし、白髪の青年は己の術式で風を生み出し3人全員に当たるように調節をしながら空を見ていた。

 

 周りには蝉の音しか聞こえない、そんなほのぼのする様な雰囲気を変えたのは黒髪の青年──夏油傑だった。読んでいた本を勢いよく閉じ、白髪の青年──五条悟の方へ向き直る。

 夏油傑は眉間に皺をよせながら真剣な面持ちで口を開く

 

 

「悟、少し良いかな」

 

 

「ダメ」

 

 

「⋯少しくらい聞いてくれたって良くないかい」

 

 

 即座に否定された事には動揺したが彼からすれば否定される事は頭に入っていたのだろうすぐさま切り返し説得を試みる。

 

 

 

「真剣な相談なんだ、それでもダメかい」

 

 

「尚更嫌だね、そもそもなんで俺が同級生の真剣な相談を聞かなきゃならない、それはセ・ン・セ・イの仕事だろ」

 

 

「確かに言う通りだ、でも君の方が夜蛾先生よりも呪術に精通している。違うかい?」

 

 

「確かに俺の方が呪術に精通してるが、それはお前らの理由だろ俺が受ける理由にはならない」

「2人分の相談なんかもっと嫌だね」

 

 

 

 

 その言葉を聞いた茶髪の少女──家入硝子は肩が跳ね吸っていたタバコを落としてしまう。横目で家入を見ていた夏油は最初からパレていた事に溜息をつきながら顔を片手で隠す。

 自分の親友──と言っても会ってから4ヶ月しか経っていないのだが──には隠し事が出来ない事を改めて痛感した。そして最後の手を使う覚悟も決めた。

 

 

 

「分かった降参だよ悟」

「確かにこの相談は私と硝子の悩みの相談だ、本来なら君の言った通り夜蛾先生に相談するのが正しいのだろう」

「分かっていても私達は君相談したいんだ、日本で2人しか居ない特級呪術師であり最強の呪術師である五条悟に」

 

 

「はぁ⋯⋯」

 

 

 五条悟は溜息をつく

 何度もこの手の相談はあった、それこそ依頼として来たこともあった。莫大な金をかけてたかが16歳のガキから大人が学ぼうとするのだ、一般人からすると異常な光景だろうが少しでも裏の世界を知っている者ならその意味が分かり依頼者に嘲笑を向けるだろうそして口を揃えて言うだろう──

 

『金で買えたら苦労しない』

 

 

 ──と、それは呪術の世界で広く知られていいる事実であり知らない者は新参者か情報が手に入らないド田舎出身だということになる。

 何故そこまで言われるのかそれは五条悟が幼少期に起こした事件にある。

 長くなるので簡潔に言えば上層部が年齢と釣り合わない実力を持った五条悟に危機感を覚え秘匿死刑になりかけた時、上層部がいる呪術高専ををふっ飛ばしたのだ。もちろん殺してはいないのだが。

 

 その事件以降、五条悟という存在は行動が読めず自身の快か不快で生きる人物という情報が呪術界に広まった。*1金で吊ろうとして相手の機嫌を損ねてしまえば幼少期よりも強くなった最強の存在が自分を狙うかも知れない、そんな部の悪い賭けをする者はイカれた奴が多い呪術師でもそう居ない。

 

 

 

 さて現代に話を戻そう

 溜息をついた五条を夏油と家入は真っ直ぐな目でこちらを見てくる。

 

 

「一応聞くけど、お前ら実力を上げたいけら俺に鍛えて欲しいんだよね」

 

 

「あぁ、悟に頼むのは癪だけどね」

「でもそんな事言ってられる程この世界は優しくないことはこの4ヶ月で十分理解してる。たがら最強の呪術師である悟に頼むんだ」

 

 

「⋯さっきから喋ってねぇけど硝子も同じ意見って事でいいのか」

 

 

「私は戦力じゃなくて反転の出力を上げたい所かな」

 

 

 

「はぁ、成程ね。それは俺にしか出来ないか」

 

 

 

 

 五条は2人の言葉に含まれた覚悟を感じ取っていた。

 夏油や家入の同級生に頼むというプ自身のライドを傷つける行為の重さを知っている、前世で彼らと同じ歳の時同じ事は出来なかった。そんなは2人に少し嫉妬しながら2人からの頼みをきくことにする。

 

 

 

 

「わかった、2人を鍛えてやるよ。ただし途中でやめたいとか言っても辞めさせねぇからな」

 

 

 

 

 

 そして五条悟による直々の特訓が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな事があった1日前

 今五条達がいる場所は静岡県 青木ヶ原樹海 自殺の名所である、ネットの普及で妖怪などの怖い話が出回るようになりより多くの負の感情が集まりやすくなっている中で1番負の感情が集まりやすくなったのが自殺スポットである。

 ネットに自殺スポットでの怖い話を書き込んだりする事により行く人が増え、行った人も怖い体験をしてそれをネットや人に話すことによりねずみ算式に増えていく事になる。その中でも1番有名な青木ヶ原樹海は樹海内で蠱毒のように呪霊同士が殺し合うことで呪霊が強くなっていく様になってしまい定期的にリセットするため呪術師を派遣するようなった。

 

 

「ほら傑、後は取り込むだけだ。早くしろよ」

 

 

 

「一応ありがとう、と言っておくよ」

 

 

 

「⋯硝子、ここに固めてる奴らは反転で祓え、その呪霊に必要な分だけの正の呪力を使えよ」

 

 

 

「悟、私まだ呪力回復してないんだけど」

 

 

 

「⋯⋯⋯」

 

 

 

 

 何時も自分のペースでしかやったことが無いから他人のペースに合わせることをした事ない五条は六眼で見えるはずの呪力を完全に読み間違えるという有り得ないミスを起こしていまい自分自身で驚いている。

 今まで成長チートのおかげで何もかもが爆速で成長してきた五条は一般的な感覚をこのし十数年で完全に忘れていた。

 

 

 そんな小さなミスをしながら3人は樹海を進んで行く。

 樹海の奥には特級が一体存在しており其れを夏油に取り込ませるなど予想外*2が起きたりして終わったのは夜の8時頃だった。

 

 

 

 

 

 

*1
禪院家と加茂家の策略によって

*2
夏油にとっては

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