火と玻璃の海の向こう   作:KenRB

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世界 | World


地球

Terra*1

G2V型黄色矮星太陽(Sol)を中心とした太陽系の3番目の惑星。主星からの距離は約499光秒、公転周期は約365日。月(Luna)という大きい自然衛星を持つ。赤道半径は約6378kmで、表面重力は1gである。窒素と酸素の大気を持ち、液体の水が存在する気候温和な居住可能惑星。表面積の8割以上が浅い海に覆われ、特に大広洋(Vast Ocean)と呼ばれる超大洋が惑星表面の半分ほどを占めている。なおKAS財団が各地で行った調査によると、今から約1万年前に惑星規模の地殻変動があったと推測されている。

 

中央洋

Central Ocean

文明世界の中心に位置する大洋。西側にはウラシヤ、フラカ、ストラヤ大陸、東側にはローレンティア、クヤニア大陸、そして南側にはイグノータ大陸がそれぞれ存在する。

最狭部はウラシヤ大陸北東部とローレンティア大陸北西部の間にあるクラ海峡で、約180km。

 

ウラシヤ大陸

Urasiya Continent

中央洋の北西に位置し、赤道から北極圏の広範囲にかけて存在する世界最大の大陸。

ロストフ、アルヤ、ウルッバ諸国、南西諸国など、自由国家同盟の主要国の多くが位置し、文明世界の政治・経済の中心だとも言える。

大陸名の「ウラシヤ」は、大陸西部のウルッバ(Urubba)と東部のアシヤ(Asiya)二つの地域のマシュリク語での名称をかけ合わせたもの。

 

アルヤ諸島

Alya Islands

ウラシヤ大陸の東に浮かぶ群島。現在はアルヤ共和国の一部。

古代では諸島の中に特に大きい島が12あると思われていたため、現地語では「アメノミ十二島」とも呼ばれていたが、その内のいくつかは実際は小さい島または半島であり、主な島は本当は6つである。北から順に、目無島(Menashi Island)、八雲島(Yagumo Island)、山豊島(Yamatoyo Island)、二名島(Futana Island)、白日島(Shirahi Island)、隈岳島(Kumatake Island)。内最大の山豊島は諸島全体の約6割強の面積を占めている。諸島の地形は総じて険しく、面積の7割近くが山地だが、近代以降の人口増加に伴い埋め立てや宅地造成により多くの土地が造成されている。

 

フラカ大陸

Fraqa Continent

ウラシヤ大陸の南西、赤道を跨がって存在する大陸。イグノータ大陸を除く文明が存在する五大陸の中では最も西にある。

大陸北部のクブラ砂漠(Kubra Desert)を挟んで北側にはマガラバ諸国、南側にはクガラ諸国などが存在している。マガラバ諸国は古くからウラシヤの国々とも関係が深いものの、大陸の位置関係からエヴァンゲリカの脅威がそれほど深刻に受け止められておらず、特に大陸南部では一部の大国を除き同盟に加盟していない国も多い。

 

ストラヤ大陸

Straya Continent

中央洋の南西、フラカ大陸の南東の南半球に存在する大陸。六大陸の中では一番面積が小さい。

大陸全体がストラヤ連邦一国によって占められている。

 

スンダリ諸島

Sundari Islands

ウラシヤ、フラカ、ストラヤ大陸に囲まれるように赤道周辺に位置する多くの島々の総称。現在は複数の島国が存在している。

一年中温暖多湿の気候のため面積の割に人口が多く、また西側諸国の中心地という地の利を利用し貿易や観光業が盛ん。第二次東西大戦の経験からエヴァンゲリカに脅威を感じ現在ほとんどの国が同盟に加盟している。

 

ローレンティア大陸

Laurentia Continent

中央洋の北東、北半球部を占める大陸。大陸北部はキシスカ海(Kisiska Sea)と呼ばれる内海によって東側と西側に分かれY字の形をしている。

かつてはキシスカ海の西側はララミディア、東側はエヴァンゲリカの二国に分かれていたが、後にララミディアを含む大陸全土がエヴァンゲリカによって征服され、現在大陸全体がエヴァンゲリカ神聖連合の本国となっている。

 

クヤニア大陸

Cuyania Continent

中央洋の南東、南半球側に存在する大陸。

複数の国が存在していたが、現在大陸全土がエヴァンゲリカに制圧され、すべての国がエヴァンゲリカ神聖連合に取り込まれ、属国化されている。

 

イグノータ大陸

Ignota Continent

中央洋の南側、ストラヤ大陸の南東、クヤニア大陸の南西、南極付近に存在する大陸。古代では未知なる神秘な地として語られていたことからその名前が付き、近代では最後に発見された大陸でもある。

面積は六大陸の中では下から二番目、一番小さいストラヤ大陸の二倍ほどあるが、平均標高が高く、また大陸の約2/3が南極圏内に位置するため、陸地の大半が氷河に覆われている。自然環境が非常に過酷で現在に至るまで定住者はなく、同盟の大国の調査隊が観測基地を設けている程度だが、近年では豊富な地下資源が埋蔵されている可能性から各国の注目を集めている。

 

大広洋

Vast Ocean

西側大陸の西、東側大陸の東、中央洋の反対側に存在する地球表面積の半分近くを占める超大洋。その渺茫たる広さは有史以来人類文明圏の天然の障壁となっており、世界地図では描かれない方の大洋である。

エヴァンゲリカが西側諸国を侵攻するには中央洋以外大広洋を通ることも理論上可能だが、遠洋能力の欠如からか、それとも噂のように地球平面説を信じているためか、現在に至るまでそのような企図は確認されておらず、東西両陣営とも大陸の大広洋側を安全な後方だと認識している。

かつては大広洋の奥深くに未知の大陸や桃源郷が存在すると想像されていたが、航空機や人工衛星の実用化により現在はいくつかの無人島が発見されたのみ。近代以降の大広洋はもはや人類にとって越えられない障壁ではなくなったが、海の向こうが敵国エヴァンゲリカのため、同盟側にも積極的に大広洋を渡る動機がなく、中央線を越える無許可の航行は同盟加盟国の法律で禁じられている。

 

CMT

Central Mean Time

中央平均時。

クラ海峡の中央を通る中央子午線(クラ子午線とも)における平均太陽時。CE 296年(AD 1878年)、当時のエヴァンゲリカを含む世界の主要各国が合意した世界の基準時刻。クラ海峡の中央を通る経線を本初子午線(経度0°)とし、これを基準に東はプラス、西はマイナス、経度15°の幅ごとに24の時間帯が設定された。

時間帯の例として、エヴァンゲリカ東部時間(Evangelica Eastern Time (EET))はCMT+5、アルヤ諸島時間(Alya Islands Time (AIT))はCMT-2、アルヤ大陸時間(Alya Continent Time (ACT))はCMT-3、西ウルッバ時間(Western Urubba Time (WUT))はCMT-11など。

*1
英文表記はすべてKASグループの使用するものに準ずる。以降同様。

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