A-90
ロストフ軍の制式歩兵小銃。
CE 390年に採用されたロストフ軍の主力自動小銃。口径5.45mm、装弾数30発。西側諸国に広く輸出され、またはライセンス生産されている。
折り畳み式銃座を備えたAS-90や短銃身のAU-90カービン、分隊支援火器のRP-90軽機関銃など様々な派生型が存在する。
BTR-94
ロストフ地上軍の装輪式装甲兵員輸送車。
CE 394年に採用。全長7.6m、重量13.5t。8x8、浮航可能。主武装はTPS-77 14.5mm重機関銃、またはAGS-88 30mm自動擲弾銃。後期型にはAPS-98 30mm機関砲に換装しているものもある。
ロストフ軍を代表する主力装甲兵員輸送車で、同盟各国にも多く輸出している。
BMP-98
ロストフ地上軍の装軌式歩兵戦闘車。
CE 398年に採用。全長6.9m、重量14.6t。浮航可能。主武装はAPS-98 30mm機関砲、PAUR-4対天使誘導弾 x4。
ロストフ軍の新型歩兵戦闘車。第233自動車化狙撃連隊のような二線級部隊には本来配備されていないが、「鉄の乙女」中隊では友軍に放棄された車両を回収し運用している。
TRK-97
ロストフ地上軍の自走式短距離戦術弾道弾システム。愛称は「ピェムザ(Pemza)」。
CE 397年に採用。最大射程450km、CEPは150m。通常弾頭のほか、クラスター弾頭・焼夷弾頭(サーモバリック)・熱核弾頭(50~200kt)・化学弾頭などを搭載できる。
ロストフ軍の新型戦術弾道弾。単段式固体燃料ロケットを採用したことで、従来の液体燃料ロケットよりも即応性に優れ、指令を受けてから5分以内に発射態勢を取れる。また誘導システムの進歩により、命中精度も旧式弾道弾より格段に高くなっている。弾道弾本体は8x8の装輪式TELに搭載され、TEL単体での発射も可能だが、通常は再装填用のクレーン車、輸送車、指揮車など複数の車両で構成される中隊単位で運用される。
イクーチア級航空母艦
Yakutia-class Aircraft Carrier
ロストフ海軍の原子力航空母艦。
CE 380年代後半より建造された世界初の原子力空母及び超大型空母。排水量92,000t、全長330m、搭載機数約80機。ロストフの国力を持ってしても実用化までに長い年月を要した世界最大の軍艦であり、その威容はまさに同盟軍の強大な軍事力の象徴だとも言える。第三次東西大戦勃発の時点で4隻が就役中で、2隻が建造中。
同型艦は:
026 VKR*1 Yakutia イクーチア(CE 401.7.22沈没)
027 VKR Khalyma ハルイマ
028 VKR Priamur プリアムール(CE 401.7.25沈没)
029 VKR Oyrotska オイローツカ
大鳳級航空母艦
Taiho-class Aircraft Carrier
アルヤ海軍の通常動力航空母艦。
排水量54,000t、全長290m、搭載機数約60機。第二次東西大戦終結後のCE 370年代に設計・建造され、アングルド・デッキや舷側エレベーターといった戦後の現代空母の特徴的な形を最初から備えている。次級の蒼龍級原子力空母の建造がすでに始まっているが、依然としてアルヤ海軍空母艦隊の主力を担っている。
同型艦は:
519 ANS*2 Taiho 大鳳(CE 401.7.25沈没)
520 ANS Hakuho 白鳳(CE 401.7.22沈没)
521 ANS Seiho 青鳳
522 ANS Enho 炎鳳
523 ANS Raiho 雷鳳
524 ANS Shoho 翔鳳(CE 401.7.22沈没)
蒼龍級航空母艦
Soryu-class Aircraft Carrier
アルヤ海軍の原子力航空母艦。
ロストフ海軍のイクーチア級に次ぐ世界二番目、アルヤ初の原子力空母及び超大型空母。排水量82,000t、全長327m、搭載機数約70機。CE 396年より建造開始。第三次東西大戦勃発時に就役したのは1番艦蒼龍のみで、艤装中だった2番艦白龍はそのままエヴァンゲリカ軍に鹵獲され、結果同型艦は同盟側の戦力になることはなかった。
同型艦は:
525 ANS Soryu 蒼龍(CE 401.7.22沈没)
526 ANS Hakuryu 白龍(CE 401.7 艤装中にエヴァンゲリカ軍により鹵獲)
527 ANS Shoryu 昇龍(CE 401建造開始。艦名は予定)
インヴィンシブル級航空母艦
Invincible-class Aircraft Carrier
プリソニア海軍の通常動力航空母艦。
CE 380~390年代に建造・就役したプリソニアの最新鋭主力艦隊空母。排水量58,000t、全長284m。ロストフとアルヤの原子力空母に比べ小柄で搭載機数も40機程度と少ないが、アングルド・デッキ、舷側エレベーター、ミラー着艦支援装置など戦後の知見と技術による最新の装備が備えられている。
同型艦は:
R13 CPS*3 Invincible インヴィンシブル(CE 401.7.22沈没)
R14 CPS Illustrious イラストリアス
R15 CPS Intrepid イントレピッド(CE 401.7.24沈没)
R16 CPS Immortal イモータル
スペクターFA.4
Gryaznov-Prython Aerospace Spectre FA.4
グリャズノフ-プリソン・エアロスペース スペクター FA.4
プリソニア海軍の双発艦載戦闘攻撃機。
ロストフ軍の艦載戦闘機I-11プリーズラク(Gryaznov I-11 Prizrak)のライセンス生産機であるスペクターFA.1が、プリソニアで数度の改良を経て、自国産エンジンや新型アビオニクスなどに換装した最終型。堅実の設計で運動性能が高く信頼性もよい機体だが、CE 400年代ではすでに旧式化しており主に二線級の部隊に配備されている。
M1954A2
エヴァンゲリカ軍の制式歩兵小銃。
AD 1954年(CE 372年)に採用された半自動小銃M1954の現行モデル。口径.30in、装弾数20発。
第二次東西大戦後、それまでエヴァンゲリカ軍の主力歩兵小銃であったM1937に置き換わるために開発された新型小銃。M1937と同じ基本構造を踏襲しながら、新たに20発入りのボックスマガジンを採用し、リロードのしやすさと火力の持続性を大きく向上させた。同盟軍の主流の小口径アサルトライフルらと比べ連射ができず市街戦など狭所での取り回しも不便だが、有効射程が長く精度も優れ、野戦においてその真価を発揮する。
P/A-52
Durant P/A-52G Crusader II
デュラント P/A-52G クルセイダーII
エヴァンゲリカ空軍の単発レシプロ戦闘爆撃機。
第二次東西大戦末期に戦時中の経験と教訓をもとに開発されたレシプロ戦闘爆撃機。堅牢な構造と逆ガル翼のおかげで大出力のエンジンを搭載でき、大きい搭載量を有しながら良好な運動性能を誇り、レシプロ機の中では傑作機の部類に入る。AD 1950年代にターボプロップエンジンに換装した“スーパークルセイダーII”も試作されたが、エンジンの不調問題が解決されず採用が見送られた。結果細かい改良を繰り返し初飛行から40年近く経った今も対地支援任務を主にエヴァンゲリカ軍の一線で運用されて続け、同盟軍のジェット戦闘機の相手にはならないが、適切な対空火器を持っていない地上部隊やヘリにとって依然大きな脅威である。
B-32
Pioneer B-32E Super Aureole
パイオニア B-32E スーパーオーリオール
エヴァンゲリカ空軍の四発大型戦略爆撃機。
全幅56mに達する全翼機という特異な外観を持つ。第二次東西大戦時同盟軍による海上封鎖を突破するために単独で中央洋を横断可能な高高度長距離戦略爆撃機として開発が進められたが、終戦までにその実用化が間に合わなかった。AD 1948年(CE 366年)に就役した初期型のB-32Aオーリオールは4基のレシプロエンジンを搭載したが、AD 1956年(CE 374年)に完成したB-32Cスーパーオーリオールはターボプロップエンジンと二重反転プロペラに換装し、動力性能のさらなる向上を図った。その2年後に登場した最新のE型はさらに爆撃照準装置と連動する対地レーダーを搭載し、爆撃の精度も大きく改善された。与圧キャビンによる成層圏に達する上昇限度、無給油で中央洋を越えられる長大な航続距離、そしてジェット機並みに大きいペイロードは同盟軍側にとっても無視できない脅威であり、ジェット機の開発を除けばエヴァンゲリカの最高技術力の結晶だとも言える。しかし一方で全翼機の特殊な空力特性のため、操縦性に難があるともされている。
天使
Angelus
エヴァンゲリカ教の司祭が人身御供の儀式によって召喚した神の使者とされる人外の怪物。そのサイズも形態も様々で、人間の姿に近いものから動物に似たものや、名状し難い抽象的な外観をしているものまで実に千差万別。数少ない共通点といえば、能力の発動時に頭上に光の輪(Halo)が現れることと、撃破された時に血のような赤い液体と化し、形態が完全に崩壊し死骸を残さないことの二つのみ。そのため同盟側が天使を調査・研究することも非常に困難で、その正体は依然不明である。なお「天使」は同盟側の呼称で、エヴァンゲリカでは「御使い(Angel)」と呼ぶ。
天使の召喚には残虐極まりない人身御供の儀式が必要で、召喚された天使の強さは生贄の人数・生贄となる人間が犯した罪の重さ・儀式(処刑)の方法などによって決められる、とエヴァンゲリカの司祭たちは信じている。エヴァンゲリカ神聖連合では常時500万人程度(総人口の約1%)の囚人が収監されていると言われ、その多くは国内の不穏分子や反乱分子で、生贄の安定的な供給源とされている。また戦争が起きた際には、不信心者である敵国人も軍民問わず当然天使への生贄になりうる。
天使召喚は古くからエヴァンゲリカにおいて儀礼や祭祀の一環として稀に行われたことが史料などで確認できるが、天使の持つ特異な能力に目をつけ、軍事目的に転用した事例はAD 1840年代のララミディア侵攻時に西側諸国が派遣した軍事顧問により最初に報告された。その後の第一次東西大戦ではエヴァンゲリカ軍が西側陣営に対し天使を大規模投入し、西側諸国の公式記録にもその存在が残された。以降の戦争でもエヴァンゲリカ側が不利な状況になると天使を多用する傾向が見られ、天使の召喚に必要な生贄を確保するために軍事目標だけでなく人口密集地にも積極的に攻撃するようになり、さらにより強力な上位天使を召喚するための儀式の研究開発も進められていると言われる。
なお第一次東西大戦時にエヴァンゲリカ軍は天使を連れたままクラ海峡を渡ったが、以降の戦争では何らかの方法によって、天使を召喚の場だけでなく時間と場所をある程度指定して出現させることも可能になったようで、天使の運用における自由度が上がりその脅威もより一層増した。
天使の能力
天使の兵器としての脅威度はそれの持つ特殊能力によって変わる。最下位のアンゲルス級は身体能力が人間より強靭な程度で、特殊能力を持つ個体が少ないが、それより上位の天使は基本何らかの特異な能力を持ち、さらにエクスシア級以上になると複数の能力を有するのが一般的である。
現在までに確認されている天使の典型的な能力は、指向性エネルギーの放出(光線・焼夷・粒子ビーム)、電磁波の撹乱(ステルス・ジャミング・透明化・防御バリア)、重力操作(浮遊・飛行・念力・瞬間移動)などがあり、その原理と仕組みはほとんど未解明。
天使の等級
天使の強さはその能力によるものが大きいが、外見から能力を推測することは不可能である。しかしながらより大型な天使は概ね強力な能力や複数の能力を持つという傾向から、同盟軍は第二次東西大戦時から天使を見かけ上の大きさで区分する等級を定めている。ただし戦場において天使の大きさを正確に測ることは実質不可能で、天使の等級はあくまで前線の将兵の目測によって判別され、パニックや緊張状態などから本来のサイズよりも上の等級として報告されることもしばしば。
等級は小さい順から:
| Angelus | アンゲルス | 天使 | 人間大~3m |
| Archangelus | アルカンゲルス | 大天使 | 3~10m |
| Principatus | プリンキパトゥス | 権天使 | 10~15m |
| Exousia | エクスシア | 能天使 | 15~30m |
| Dynamis | デュナミス | 力天使 | 30~100m |
| Kyriotita | キュリオティタ | 主天使 | 100~300m |
| Ophan | オファン | 座天使 | 300m~ |
この他同盟軍で使われるより大雑把な分け方として、建物の一階分より大きく見え、何らかの能力を持ち始めるアルカンゲルス級以上を「大型天使」、脅威度が段違いに上がるエクスシア級以上を「上位天使」と呼ぶのが一般的である。