亜空の王はここにあり   作:自堕落無力

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二十五話

 

 深澄真に音無響、岩橋智樹が転移させられた世界にいる種族、ヒューマンにおいて最強はグリトニア帝国に巣くっていた上位竜であり、『御剣』の二つ名を有するランサーを倒した事で『竜殺し』と呼ばれるようになった冒険者のソフィア=ブルガだ。

 

 そのレベルは920、短めの髪で大半の色は青だが節々は赤色だ。前髪は右側だけ目を隠す程度に長い。整ったスタイルで小柄、綺麗というよりは可愛らし気なタイプの外見。

 

 身に着けている防具は肩当てや胸当て、膝や肘といった要所を守るものだけで肌やインナーを露出した軽装であり、下半身はデニムショートのようなものを履いている。

 

 この世界では女神から祝福を受けられるように肉体美を晒すというかともかく、女神の目を惹けるような装いをするのが絶対であるため、露出性の高いものを選ぶ者が多かったりするのである。

 

 彼女が使う武器は緑色を帯びている大剣である。

 

 そして、そんな彼女の隣にいるのは更に小柄で短い金髪、美麗な容姿、貴族のような華美な服装とマントを身に着けた少年である。

 

 見た目はヒューマンそのものだが、ソフィアに殺された上位竜であるランサーだ。

 

 上位竜は死ぬと卵となって、生まれ直す――転生あるいは輪廻する特性を持っているので現在、生きている事は不思議ではない。

 

 そう、リミア王国を滅ぼすために送られた魔族の別動隊、その主力こそソフィアとランサーである。

 

「こりゃ、中々面白いな……良し」

 

 

 ステラ砦から転移をした真は遠くから魔族と共に進軍しているソフィアたちの様子を観察しながら、思考すると方針を決める。

 

「巴、お前の出番だ」

 

『(そう言われる事を待っておりました)』

 

 巴に念話を飛ばせば巴は喜びと共に応える。

 

「悪いな、識。巴と交代だ……それと良く働いてくれたな」

 

「勿体なき、お言葉です。若様」

 

 識にも指示と共にステラ砦での働きに労いの言葉を贈れば、識は感激しつつ、頭を下げる。

 

 そうして、識は巴と交代しそして、二人は動き出したのであった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とある目的から魔族に協力し、魔族の別動隊と共にリミア王国を目指すソフィアとランサーだが……。

 

「っ、何……この霧は……」

 

「うっ、この気配はまさかっ!!」

 

 突如、濃霧に包まれ動揺する中……。

 

「お主、殺されたばかりじゃなく、あのソフィアとかいう者と契約まで結んだようじゃな。ランサーよ」

 

「荒野で眠りについている筈じゃなかったのか、蜃。それにその姿、お前も契約を交わしたようだな」

 

 

 ランサーの下に蜃が姿を現し、会話を始める。

 

「ああ、とても素晴らしい主に出会ったのじゃよ。そして、頼まれた。お主が仲間となるように調教しろとな」

 

「ほざけぇっ!!」

 

 そうして、巴とランサーは勝負を開始する中、ランサーが行動を共にしていたソフィアの方は当然……。

 

 

 

「これはあんたの仕業って事で良いのよね?」

 

「ああ、俺に勝てばここから出してやろう。ただし、負ければお前の全てを貰う」

 

 真は鞘に納めた刀を持ち半身の体勢、居合を元にした自己流の剣技の構えを取りながら、大剣を掲げているソフィアに言う。

 

「分かりやすくて良いわね、それじゃあ早速、いくわよっ!!」

 

 瞬時に意識を切り替え、ソフィアは真へと凄まじい速さで接近し、大剣を振り下ろしたが……。

 

「勝負は僕の勝ちだ」

 

「う、あ(いつ抜いて……)」

 

 真の鞘に納められた刀はソフィアに全く感知させないままに振り抜かれており、大剣を切断して破片を宙へと飛ばすと共にソフィア自身にも斜めに切り上げる軌跡の斬閃にて切り裂き、彼女を倒れ伏させた。

 

「ん……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 刀を鞘に納めて異空間に収納するとソフィアに近づき、彼女を抱え上げようとした時、彼女の視界を通して何者かが状況を見ているのに気づき、真はその者へと呼びかけながら視界のリンクを切った。

 

 因みにだが、ソフィアとランサーに同行していた魔族はステラ砦へと転移する事で帰還させていた。

 

 そうして、真はソフィアを抱え上げ、ランサーをその力で真の仲間になるよう調教した巴と共に自分たちの本拠地である『亜空』へと帰還。

 

 

 

 

 ステラ砦にてロナの『奈落』で底の見えない穴に落ち続けるのを救い出したリミア王国の兵士とグリトニア帝国の兵士たちを精神改変によって自らの仲間とし……。

 

「うく、ふあ、ん、ああぁ……ま、真様ぁぁ……」

 

「僕の仲間になってくれるか?」

 

 真はソフィアを自らの仲間にするため、身も心も征服していった。

 

 そうして、ソフィアは何度も何度も女としての幸せであり、快楽を何度も体感させられ、そして……。

 

「は、はいぃ……私は貴方に全てを捧げますぅ……んはぁっ!!」

 

真に仕える事を誓ったのであった……。

 

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