亜空の王はここにあり   作:自堕落無力

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三十一話

 

 学園都市ロッツガルドでの試験に合格し、戦術全般を担当する臨時講師として働く事になった真は学園から準備が整ったという通知が来るのを待つ間、元はそれなりの規模の『店』で人も大勢、泊まれるだけのそれを借り家とし、魔術で改装して識に留守を任せて自分はトアとリノンと共に自分にとっての本拠地である『亜空』へと戻りつつ、別行動させている巴と澪も集めた。

 

 そうして、『亜空』において首都と定めている場所であり、その中央にある真のための屋敷へと行き……。

 

「僕の大事な外の世界での妻、トアとその妹のリノンだ。みんなよろしく頼む」

 

 

 

 王のための立派な着物を着た真は王室のような部屋の中央にある大きな肘掛け椅子に座りつつ、傍にいるトアとリノンを紹介した。

 

「私はトアです。よ、よろしくお願いします」

 

「リノンです、皆さんよろしくお願いします」

 

『よろしくお願いします』

 

 

 トアとリノンは、真に対して礼を尽くしているソフィアに凪や亜人の代表たちなどを見て緊張している。当然、冒険者の世界では最強と呼んでも良いソフィアがいる事にはトアたちも驚いていたが、ともかく凪たちは受け入れる。

 

「じゃあ、折角だから今までの話も聞いておこうか」

 

 そうして、亜空面での兵士の鍛錬を指導しているソフィアとランサー、移住面や衣服、農業などの生活における部分を担当するオーク、武具に防具、農具など色んなものを鍛造しているドワーフ、薬品の製薬や錬金を担当しているアルケー、森林地帯の管理をしている等々、代表となっている者たちの話を真は聞いていく。

 

「それじゃあ、亜空を案内しよう」

 

 真はトアとリノンに『亜空』を案内するため、巴と澪に凪とソフィア、御剣(因みに真とも支配契約を交わし済み)を伴って、移動していく。

 

「世界にこんな秘境があったなんて……」

 

「『亜空』って場所、凄いねお兄ちゃ……若様」

 

「いつも通りで良いよ、リノン」

 

 トアとリノンは亜空のいろんな場所を見て巡る度に驚き、感想を言っていく。

 

「『亜空』は気に入ってくれたか、トアにリノン?」

 

「はい、マコトさん。亜人もヒューマンも皆が明るく仲良く過ごしているこの『亜空』は、まるで楽園か理想郷のように思いました」

 

「私はとっても気に入ったよ」

 

 色々と巡りながら、亜空を見たトアとリノンは真の問いに笑顔を浮かべて頷く。

 

 そうして……『亜空』での穏やかな時間を過ごし……。

 

 

 

 

「さてと、今日はたっぷりと愛してやる」

 

「ふく、んああ。この時を待っておりましたぁ……んはあああっ!!」

 

「ずっと、こうしたかったです若様ぁっ……ふ、ぅああっ!!」

 

「もっともっと愛してください、若様ぁっ!!」

 

「マコトさ……うふ、んんぅっ!!」

 

「若様……ありがとうございますぅ」

 

「は、激しすぎ……ふあああっ!!」

 

「こ、こんなの駄目ぇっ!!」

 

 真は夜に真の自室で巴と澪に凪、トアにソフィアと今回、アクアとエリスとも夜が明けるまで蜜月を過ごし、愛を交わし合ったのであった……。

 

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