フスク王立学園からのロッツガルド学園への転入生でありながら、フスクの国では軍の魔術師で討伐任務も何度もこなしているという経歴を有する短いオレンジの髪の女子学生であるカレン=フォルス。
それが魔族の中で参謀を司る青い肌に長い金髪、赤い瞳で妖艶で魔性の色香を有する女性であるロナが扮した姿である。
カレン本人は殺したか、殺されたかして成り代わったのだろう。そうしてカレンとしてロッツガルドに潜入しながら、妙な薬を何人かに配っている。
その薬はどうも使い続ければ変異を及ぼすものと真は密かに奪い取った薬を『亜空』にいる澪の眷属の一人に解析させていて、それに対する解毒薬も製薬を開始させていた。
真はロナがどうするか様子を見ていたが……。
「直接、来てくれたか」
自分の講義を受講する申請をロナは出してきた。真はそれに対し、笑みを浮かべるとその申請を受け入れ……。
「今日から俺の講義を受講する事になったカレン=フォルスだ」
「初めまして、フスク王立学園から転入してきましたカレン=フォルスです。転入してまだ間もないので色々と教えてくださると嬉しいです。得意な事などは特になく、器用貧乏です。魔術では土が一番得意ですが他の属性もそれなりに扱えます。よろしくお願いします」
カレンに扮しているロナはこういった潜入やら諜報やらは慣れているようで、それはもうすらすらと好印象を抱かせるような態度で皆へと挨拶と自己紹介を兼ねた。
「とりあえず、お前の実力を見せてもらおうかカレン。学生ながら軍人でもあるお前の実力がどんなものかをな」
「まあ、怖いですわ」
そうして、真はカレンと手合わせをする。あくまで学生として優秀な能力程度に抑えつつ、時折意地になったのか少しの本気を出したりしながら、真と魔術の応酬を繰り広げる。
その中で真の実力を測りもしていた。
「はぁ、はぁ……ま、参りました。流石ですね、マコト先生」
「いやいやお前も中々だったぞ、カレン」
疲れ果てた様子を見せるロナに真はそれに合わせた対応をする。
そうして、講義が終わった後……。
「カレン=フォルス。お前に少し用があるのだが、この後、予定は空いているか?」
「ええ、今日は先生の講義だけなので」
「それは良かった」
こうして真はロナを誘い出す。ロナも真を探りたいようなので乗ってきた。
二人は共に歩き出し……。
「俺は幻術なんかに耐性があってな、お前の正体は分かっているぞロナ……だが、俺だけ分かっているのも不公平だから、俺が何者かヒントをやろう」
ロナに語りかけながら懐から取り出すようにしてステラ砦で起こったヒューマンと魔族の戦争に介入した際に被っていたフルフェイスの兜を見せる。
「っ、お前っ!!」
ロナは全てを把握すると本気で真を殺そうと魔術を発動した……。
二
夜中、とある部屋にて……。
「んあ、か、ん、ふむ……ぅああ、こんな、ひゅ、ヒューマンなんかにいっ、うあ!!」
ロナは言葉だけは抵抗と怒りを表しながらもその声色や表情は快楽を堪能しているそれであった。
「ふふ、良いぞ。そうして頑張っていろ。こういうのは燃え上がるからな」
「あく、ぅぁ……い、良い加減にぃっ!!」
真は自分を殺そうとしたロナを制し、捕えると勝者の特権が如く、その体を堪能しつつ、ロナの篭絡にかかっていた。
「ほらほら、お前ももっと気合を入れろよ。こういうのには慣れているんだろ? 骨抜きにしてみろよ」
「あく、んちゅ、んちゅ、あ、こ、こんなわ、私がぁ……」
優しく溶かすような行為や激しく快楽を叩き込む行為と色事の妙技をもってロナを翻弄しながら、身も心も蕩かせていく。
「ぅああ、い、いつまでぇ……も、もうや……くはあっ!!」
ロナはどんどん抵抗出来なくなっていき、真にされるがままになっていく。
「あああ、止め、死ぬ、死んじゃうっ!!」
降伏宣言のようなものまでする始末になる。そうして……。
「はあ、はあ、あはぁぁ、へ、ええ……」
真が満足した後には快楽でよがり狂って流した涙や涎など体液を流し尽くしつつ、快楽で蕩け切り、呆け切った脱力状態のロナがいた。
「これから、楽しもう。なぁ、ロナ?」
「うぁ……は、はいぃ」
優しく頭を撫でるとロナは身を震わせながら、確かに答えるのであった……。