真は自分にとっての本拠である異空間の国、『亜空』へと訪れたスサノオと大黒天にアテナをもてなすために動いた。
そうして巴にアテナに対しての亜空観光をさせながら、自分はスサノオに大黒天と色んな話をして宴の準備が出来るまで待っていた。
「では改めて……スサノオ様、大黒天様、アテナ様……我らが『亜空』にようこそいらしてくださいました。どうぞ、もてなしをお楽しみください」
『もてなしに感謝を、真殿』
宴の準備が出来たため、料理に酒が用意された部屋に真は三人に向かって頭を下げ、丁寧に言った。
スサノオと大黒天にアテナはそれぞれ、笑みを浮かべて応えたのである。
そして真も含めて料理に酒を楽しんでいる中で……。
「それで真……お前はこんな世界と国を造って、どうしようとしているんだ?」
スサノオから目的を聞かれたので……。
「それは勿論……あの糞女神を神の座を引きずり落とし、誇りも尊厳も意思も何もかもを踏み躙り、汚し、凌辱し尽くした後で一番残酷な方法で殺し、女神の世界を全て奪い取って俺が神になる事です」
真はスサノオ達へ自分の野望であり、目的を正直に言ってのけた。
すると……。
『ふ……ふふふ……はははははは』
真の目的を聞いたスサノオ達は少しして吹き出し、そして大笑いする。
「ああ……ああ、そうだな。お前があの馬鹿女神からされた事を思えばそうしようとして当然だ。むしろ良く言った、気に入ったぞ真」
「ふふふ、神を殺し神になるか……うちの神話でも似たような事はあるし、お主が神になるというのなら構わんぞ」
「……ふふ、そうですね……いっそ、あの子は一度殺されるべきだ。説教や罰を与えても反省しないでしょうし」
スサノオも大黒天もアテナも真の目的に対し、肯定的であった。
「良し、真……お前のその目的を実行できるように協力してやるし、あの馬鹿女神をこのスサノオの名を以って許可してやる」
「そうじゃな、儂も真殿の手助けをしてやろう。本当にあの馬鹿女神には今回の件で愛想が尽きたし、真殿が神になる方が後々、良い事になるのは明白じゃからな。儂も許可をするぞ、儂の名を以ってな」
「私も真殿の手助けをするとしましょう。何なら立会人として関わっても良いですよ」
スサノオも大黒天もアテナも今回の女神がやらかした事については相当に頭に来ていたようで女神を殺す真への惜しみなき協力を約束し、他の神々へ話を通してくれる事も言った。
協力者として、これ以上に無い程に頼りになる者達を真は得たのであった……。