ギターヒーロー、人理修復へと旅立つ   作:ヘル・レーベンシュタイン

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ようやく仕事の波が落ち着きました……また繁忙期が来るかもしれませんが。
あと、ぼざろ二期が確定した嬉しい反面、製作陣が違う様なので不安も少しあります。


第二十話

 

 

 

 

 私達はアステリオスさんとエウリュアレさんを船に乗せ、再び航海へと出た。その最中で、船長さんはお酒を飲みながらボヤく。

 

「いやー、あの島から出られてよかったよ。」

「だけど、カギ爪の男の手掛かりは無かったですね。これって振り出しに戻ったと言うことじゃ……」

「なぁに言ってるんだいぼっち、仲間が増えたんだから一歩前進だよ。そうだろう?エウリュアレとアステリオス。」

 

 側で海をずっと眺めてる二人に、船長さんはそう問いかける。だけどエウリュアレさんはともかく、アステリオスさんは無反応で……

 

「?どうしたのよ、黙って……」

「う………う……」

 

 その直後、アステリオスさんは体を震わせて叫んだ。

 

「な…に………か、くる!!!」

 

 アステリオスさんの視線の先を見ると、船が一隻こちらへと猛スピードで迫ってきていた。

 

「敵襲!撃て撃てぇ!!」

 

 船長さんの命令が降れば、すかさず砲撃が迫る船に向かって放たれる。だけど、止まる様子が一切見られない。

 

「効いてません!」

「チッ、なら急速旋回!」

「間に合いません!あの船、俺達にぶつかるつもりですよ!」

「効かねぇ大砲に、力任せの突進……忘れるもんかい。来やがったな髭野郎!!」

 

 髭野郎?船長さん、あの船に顔見知りが?そう思った直後、船長さんの声が弾ける。

 

「衝撃に備えろぉ!ぶつかるぞぉぉ!!」

 

 直後、船全体が地震に直撃したかのように激しく揺れた。

 

「うわぁああああ!!」

「あばばばばばば!?」

 

 何が何だかわからないまま、私は尻餅をついてしまった。

 

「い、一体どういうこと……」

『敵襲だ、他の海賊船の突撃を受けたんだ。おそらくはカギ爪の男の船と思われる。今こちらの船の横腹に激突しており、このまま砲撃を喰らえば致命傷だ。すぐにでも剥がしたいのだが……』

「その砲撃を撃ってこないあたり、向こうには何か用がありそうだね。魔術師くん、彼らの目的に目星はついてるかい?」

『……目的はわからないが、正体はわかる。カギ爪の海賊といえば彼しかいない。世界に広く知れ渡る海賊というイメージ、その源流となった人物は……』

 

 ロマンさんが言おうとしてることが、なんとなく察しがついてきた。それは歴史には詳しくない私ですら、その名前だけなら知っている。それは……

 

『“黒髭”エドワード・ティーチ!』

 

 そう、黒髭危機一髪というおもちゃが、日本で知れ渡ってるほど有名な海賊。そんな人が、ついに私たちの視界に入る程近くに現れた。

 その肩書きの通り、口に黒い髭が伸びた筋肉質な大柄な男性が甲板に佇んでいる。

 

「あの人が黒髭……」

「観測も済んだ、黒髭から超高密度の魔力反応が探知できている。つまり、彼が聖杯の所有者だ。」

「………はぁ」

 

 黒髭さんが聖杯や所有者と判明した直後、エウリュアレさんが辟易した様なため息を吐いた。

 

「あ、エウリュアレさん?」

「あなた達の目的ってアイツだったのね……」

「あ、ということは……」

「そう、私を追ってたのもあの男よ。私の知る限り世界最強の“ヘンタイ”サーヴァント」

 

 ヘンタイ、変態?それはどういう意味と聞こうとした時だった。

 

「エゥリュアレちゅわああぁぁぁぁん!!♡♡♡♡」

 

 ……なんかこう、目にハートを浮かべながら言語化困難な表情をした黒髭さんがそんな悍ましい台詞を吐いていた。しかも、それだけで止まらなくなり……

 

「あぁやっぱ可愛いかわいいKAWAII!!ペロペロしたい拙者の膝の上でキャンディペロペロ舐めてほしいでもって腋と鼠蹊部でダイレクトアタックしてほしい!あ、是非とも踏んで欲しいでござる素足!素足で踏んで台所でゴキブリを見つけた時の様に踏んでいただきたいその愛おしい刹那こそ拙者の心の至高天が有頂天になり愚息諸共KEITO☆TENTSUIとなって貴女に恋をした花YOOOOOOO!!!」

 

 あまりに早口だったのでもう記憶すらできなかったけど、きっと聞ける速度でも私の頭の中には入らなかっただろうし、理解もできなかったと思う。

 取り敢えず私は、もう何がなんだかわからなかったのでロマンさんに再確認の質問をした。

 

「あ、のロマンさん、あの人の名前は?」

『黒髭、エドワード・ティーチ』

「あ、どんな人でしたっけ?」

『海賊、君も知ってる通り世界で一番有名だよ。』

「あ、嘘つくのやめてもらって良いですか?」

『嘘じゃないです』

「_____」

 

どうやら避けられない現実として、あの人が黒髭さんであることを受け入れないといけないらしい。

 

「やっぱ何度目にしても気持ち悪い……」

「う」

 

 そしてエウリュアレさんが口を押さえながらそう言っており、やはり本物らしい。アステリオスさんも、彼女の前に出て守ろうとしている。

 

「あ、どけよデカブツ!エウリュアレ氏がみれなWA〜O!!」

 

 黒髭さんがアステリオスさんに文句を言おうとした直後、弾丸が黒髭さんの頭部スレスレを疾走する。発砲主は船長さんだ。

 

「テメェ……アタシを無視してんじゃないよ。散々ちょっかいかけやがって!覚悟しやがれこの髭野郎!!」

 

 明らかな怒気、それに当たって直様開戦するのかと思ったけど……

 

「ぱーどぅん?BBA 言語は理解不能なので人の言葉喋って貰えます?」

「……………は?」

 

 黒髭のその返答に、船長さんと私達は言葉を失う。しかしそんな私たちの様子をガン無視で黒髭さんWORLDが展開されていく。なんだろう……この人と比較したら、きくりお姉さんが慈愛の女神の様に思えてきた。

 

「BBAはお呼びじゃないんだよなぁ何その無駄乳ふざけてるの?まぁ傷はいいよ?イカすよね刀傷その手の属性はヌケますわでもね年齢はもうちょい配慮してくれません?せめて半分くらいなら拙者の許容範囲でそのくらいなら未成熟(ミルク)の香りっていうの?女の子が選ばれた黄金期にだけ発する無垢なフェロモンっていうやつ? 拙者はそこにも拘りたいくてドゥルフフフ、んふ、ふ、ふふふふふ―――」

 

 その独自のWORLDに私達は色んな意味で圧倒されてもはや黙るしかなかった。

 

「船長、大丈………(精神的に)死んでる……」

 

 そしてエウリュアレの問いかけにすら応えることができず、どうやら色んな意味で虚無になってる様だ。

 

「ど、どうしましょう先輩、こんな変な人初めてです……」

「あ、私も……あ、いや……でもはい、初めてです……」

 

 一瞬、酔った時のお母さんを思い出したけど、あれは私も受け入れたくない現実だから直様心のタンスにしまうことにした。

 と、考えていたらアーチャーさんが私達の前に出ながら戦闘態勢に入る。

 

「何はともあれ、戦闘態勢は解かないように。あの船には複数のサーヴァントがいるみたいだ。」

「えっ?」

 

 すると、アーチャーさんの視線の先を見るとそこに何人かの人影がいた。

 

「あれま、それは残念。そのまま船長の雰囲気に流されてくれりゃあ、おじさん達の仕事も楽だったんだけどねぇ。」

 

 その言葉の主の方へと視線を向ければ、そこには武装した人たちが居た。

 

「サーヴァントが四人も……」

「この前のバーサーカーもいます!」

 

 マシュはそう叫びながら盾を出現させた。私もそれに合わせる様に、ギターを構える。

 そして、黒髭さんも何故か笑顔をしながら4人の方へと歩み寄ってきた。

 

「お、皆さんいいところに。ではエウリュアレ氏とついでにBBAの“アレ”を」

「ついでじゃありません、聖杯が本命でしてよ。あと船長、こっち来んなですわ。」

(ッ!この人達の狙いも聖杯なんだ!)

 

 なら激突はもう避けられない、そう考えて私は船長さんへと声を掛ける。

 

「せ、船長さん起きてください!あの人たちも……」

「決めなよ……ぼっち。あの髭は、地獄の底に叩き落とす。」

「あ、はい……」

 

 顔面に青筋をめちゃくちゃ浮かべており、私は思わず圧倒される。その一方で、黒髭さんはそれすら楽しんでる様な笑顔を浮かべていた。

 

「ドゥフフフ!盛り上がってまいりましたなぁ。では、海賊同士いざ尋常に」

「「ぶっ殺!!!」」

 

 こうして大海原での、海賊同士の激突が始まったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「散開して各個撃破、アーチャーはアタシとだ!」

「アイ・キャプテン!」

「二人組が来る、アタシらで殺るよ!」

 

 ドレイクとアーチャーの視線の先に、銃の女とカトラスの少女が接近してくる。アーチャーはカトラスの女と激突し、ドレイクの銃口が銃の女へと向けられる。

 

「そのまま抑えな!銃使いはアタシが……」

 

 そのまま発砲しようとした刹那に、カトラスの剣先がドレイクの頭部に迫っていた。

 

「ッ!?」

 

 即座にドレイクは回避する、もしも僅かでも遅れていればドレイクの頭部が二つに割れていただろう。

 

(なんで銃使いがこっちに!?)

 

 遅れてアーチャーの棒が、カトラスの少女の背後から迫る。しかしそれすら察知してたのか、即座に跳躍して距離を取られる。

 

「おい、銃使いは任せたはずだろう!?」

「銃使いに一瞬、強烈な殺気を向けられてね。それに反応した隙に突破されてしまったんだ。

全く、凄まじいコンビネーションだね、この二人強いよ。」

 

 アーチャーのその言葉を聞き届ければ、今度は二人組から言葉が発せられる。

 

「まさか殺れないなんて、あの人まだ人間なんだろう?」

「えぇ、流石はフランシス・ドレイク。」

「その言い分、もしやアタシを知ってるのかい?もしかして同業かい?」

「百年以上後の海賊さ、だから敬意を表して告げさせて。」

 

 そう言い放ちながら、女達の銃とカトラスが交差する。

 

「我らが真名“アン・ボニー”と“メアリー・リード”此度の現界、敵として立ったからには___」

「この名を抱いて死ね、偉大なるフランシス・ドレイク」

「いいね同業……殺し合えて光栄だよ!」

 

 そして再び、海賊同士の殺陣が交差を再開した。

 

 

 

 

 

 

 

 私とマシュ、そして清姫ちゃんは槍を持った男性のサーヴァントと交戦していた。

 

「そらよっと!」

 

 槍の刺突、その軌道をマシュは盾で防いで逸らす。

 

(この程度なら!)

「うぉっと!」

 

 金属音が激しく鳴れば、槍の男性はふらつきながら僅かに後退する。

 

(あれ?割と脆い?)

(いける!)

「二対一です、速攻で撃破を狙いましょう!」

「ええ!」

 

 マシュもその脆さを悟り、短期決戦を狙って清姫ちゃんと共に槍の男性へ激しく攻撃を放った。

 

「おととととと!!」

 

 まだ被弾はない、だけどあの脆さならその内……と私は感じた。なら、さらにダメ押しを狙おうとギターに手を掛ける。狙いは清姫ちゃん、彼女を瞬間的に強化すれば槍使いの人に防ぐ手段はおそらく無いはず。そう考えて礼装を起動させようとした時だった。

 

「いやぁ、若い子は激しいねぇ。でも良いのかい?そんなにマスターと離れちゃって」

「……え?」

「……あ」

 

 槍の人に言われて気付く、マシュと清姫ちゃんと私は結構離れていた。少なくとも手を伸ばして届く距離でもなく、走っても数秒は掛かる程に。

 そして直後、風切り音が聞こえたと思えば、私の目の前に激震と共にあのバーサーカーが現れた。

 

「ガアァァァッ!」

「マスター!!」

 

 マシュと清姫が、直様私の元へと駆け出そうとする。しかし……

 

「行かせると思うかい?」

 

 その一言同時に、槍の柄が二人を槍使いの元へと強制的に戻していく。そしてさっきの飄々とした口調から一転し、冷徹な口調で告げる。

 

「その為に君たちを誘い込んだのだよ?」

(先輩から私達を引き離す為に、手を抜いて脆い演技を!?)

 

 そしてバーサーカーの斧が振り上げられる、まずいまずいまずい!このままじゃ……

 

「先輩逃げてください!」

 

 叫ぶマシュ、しかし驚愕と恐怖で身動きの取れない私。そのまま振り下ろされる斧の餌食となる……

 

「ガァッ!」

 

 しかし、直後に激しい金属音が鳴る。私の前にアステリオスさんが現れ、斧を弾いたのだ。

 

「チッ、アレもいたか……」

「あ、ありがとうアステリオスさん……」

「あすてりおすで いい」

「あ、はい…」

「ぼっち、あのバーサーカーは私達で相手するわ。戦闘とか嫌だけど、あんなのに捕まりたくないし。」

「あ、はい助かります」

 

 更にエウリュアレさんも参戦してくれた。手には弓が握られており、どうやらそれで支援してくれる様だ。

 そして、バーサーカー同士の激しい激突が繰り広げられ……

 

「ぐぁ、う……」

「あ、アステリオスが押されてる?」

『まずいな、あのバーサーカーは黒髭のサーヴァントだ。だから魔力供給を受けている。その一方でアステリオスは契約をしてない、だから魔力供給を受けてないんだ。

加えてバーサーカーというクラス、他よりも魔力消費が多いからその差は致命的だ。』

「魔力の差?あ、それなら私が契約を……」

「へぇ」

 

 契約で魔力消費の問題を解決できる、そう私は思ってギターの演奏と共にそれを実行しようとした時だ。

 背後からエウリュアレさんの声が差し込んできた。

 

「やめた方がいいわよぼっち、人間があの子に触れるなんて」

「あ、え?それってどういう……」

 

 深く聞こうとした直後、アステリオスが激しく倒れる光景が映る。もう迷ってる場合じゃない!

 

「すみません、契約させてもらいますアステリオス!」

 

 そして私はギターの弦を弾き、詠唱を開始した。

 

「告げる!汝の身は我の下に!我が命運は……」

【σκοτώθηκε】

(な____)

 

 直後、私の脳内に不意によくわからない声が差し込んできた。

 

『え?ご、後藤さんのバイタル急激に低下!!』

『なんだって!?』

『原因は不明、ですが契約術式の起動中に苦しみ出して……』

「が、ぁ、あぁぁぁぁぁぁ!!!!」

【Σκότωσα, σκότωσα, σκότωσα πολλά, όχι, όχι, έφαγα ένα σωρό, όχι, όχι】

 

 何これ、よくわからない言葉が絶え間なく聞こえてくる………この声は、アステリオスのものだとなんとなくわかる。そしてそれは、恐怖と忌避感によるものだとなんとなくわかるけど……

 

「……当然よ。」

 

 そんな私の様子を、まるで予想通りと言わんばかりの口調でエウリュアレさんが告げる。

 

「あの子は人間とは契約しないわ、あなた達が怖いもの。」

「こ……わい?」

「あの子は生前“怪物”だった、何も知らない子供達を貪り食った。」

「____」

「また人間と関わって、“怪物と(そう)”なる事が怖いのよ。」

 

 私は言葉を失った、エウリュアレさんがこんな場面で嘘なんてつくわけがない。だから、それはアステリオスの過去であり、あの言葉が悲痛な叫びなのだとしたら……

 

「………」

「だからあの子は迷宮にいたの。何も知らないなら弁えなさい、手を伸ばしたって破滅するだけ……」

「いやです!!」

「___」

 

 けど、それでも私は諦めたくないと思った。

 

(私はアステリオスの過去を知らない。きっと受けたその恐怖は、私なんかじゃ想像もできなければ背負えるものじゃないと思う。)

 

 それでも私は一歩踏み出す。

 

(彼と出会った僅かな時間、そして告げられた真実。それらを踏まえて、私にわかる事があるとしたら、それは彼が……)

 

「あぁぁぁぁ!!」

 

 私は、彼の背中に手を伸ばして掴んだ。だって、彼はかつてのわたしとよく似ているから、見捨てたくない。

 

『バ、バーサーカーの戦闘域だぞ!?なんで無茶をするんだぼっちちゃん!?』

「貴方……」

 

 そして私は、心のままつぶやく。

 

「に、人間が怖いから関わりたくなくて、迷宮にいたとしても……今、ちゃんと外の世界に出てるじゃないですか。なら、外に踏み出す理由があるんですよね?」

「………」

「だって、私もそうだったから……ずっと押入れの中で一人で演奏してたけど、バンドがしたくて、何度も外に出て、自分なりに、色々試してみたことあるから……」

 

 その果てに、偶然とは言え虹夏ちゃんに出会えて結束バンドに入れた。あの時は虹夏ちゃんの強引さでそうなった。

 なら、今度は私の番だ。私と似た葛藤を抱いてる子に、手を伸ばして外の世界へと連れていくんだ!

 

【じゃあ、これは約束。たとえあなたでさえ、自分をそう呼ばなっても、私だけはあなたをその名前で___】

 

 数秒後、私の令呪から輝きが溢れる。それはつまり……

 

「おまえのちから かりえうりゅあれ を まもる ために」

「……あ、はい。ばんばん使っちゃってください!」

「……っ!あり が とう !」

 

 直後、今までとは比較にならない速度でアステリオスが跳躍した。

 

「!?」

 

 そしてすかさず二本の斧が、あのバーサーカーへと振り下ろされて轟音が鳴り響く。

 

「グゥアアァァァッ!フザ、ケル、ナァァァ!」

 

 その言葉とは裏腹に、敵のバーサーカーの斧に亀裂が入る。

 

「コロ、ス、コロスゥゥゥッ!!ミンナコロシテ、セイハイヲォォォッ!」

「ころ させ ない!!」

 

 そして、アステリオスのその叫びと共に放たれた二連撃がバーサーカーの身体に十字の斬撃を叩き込んだ。そして、その姿が次第に薄れていく。

 

『敵サーヴァント撃破!!』

「ハァ………ハァ……」

「あ、お疲れ様ですアステリオス。こ、これからよろしくお願いします……」

 

 そう言いながら、私は恐る恐る彼へと手を伸ばした。それは初めて、スターリーで接客した時の緊張感とよく似た気持ちな気がして……

 

「うん よろしく……」

 

 そしてアステリオスのその大きな手が、私の掌に優しく乗っかってくれたのだった。

 

 




黒髭のセリフどんな風にアレンジしようとして悩んだ結果がコレだよ!!
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