番外編的な立ち位置ですので本編と繋がるかどうかは決めていません。
なので、この後登場予定のオリキャラが出てくるのでネタバレ注意です。
それと、緊急で作ってので駄文確定です。
7月21日。この日、風牙は朝から出かけており、近くのショッピングモールなどを転々としていた。
その理由は一つ、今日は彼がこの世で最も愛する女性、姫島朱乃の誕生日だからである。
風牙にとって、恋人の誕生日を祝うというのは初めてのことなので、気合いが入りまくっているのである。
その為、今日は朝から彼女への誕生日プレゼントを選ぶためにショッピングモールを転々としているのだ。
さて、そんな風牙だが、何も一人で来ているわけではない。
その隣には、『別の女性』がいた。
「風くんが一大事って言うから来たけど、成程ね。朱乃ちゃんの為にプレゼントを選んでたんだね」
「えぇそうです。ですが私、彼女にプレゼントを送るなど初めてで……なので、アドバイスをしてほしいんです。お願いします!
そう彼が頼み込んだ女性の名は
しかし、莉安は顔を少し膨らませると文句を言う。
「もう、風くんたら…私のことは、莉安『お姉ちゃん』って言ってっていつも言ってるじゃない」
「うっ…」
因みにだか、莉安も風牙に異性として好意を抱いているのだが、風牙にとって莉安は『大切な姉』以上の存在ではない為、異性として接されることは少ないのだった。
自分の好きな相手が、自分以外の惚れた女性なら誕生日プレゼントを渡すとなったら流石に機嫌も悪くなるというものだ。
だからと言って、彼女は朱乃のことが嫌いなのではなく、むしろ風牙にとっての大切な人なので、莉安にとっても大切な人であることに変わりはなく、だからこそこうやってプレゼント選びに付き合っているのである。
「ああもう!何をあげたら朱乃さんは喜んでくれるんでしょうか…?」
『…ぶっちゃけお前がくれたものならなんでも喜びそうだけどな朱乃は…』
ザルバがため息混じりにそう言うと、莉安が早速アドバイスをしてきた。
「風くん。人にプレゼントをあげる時はね、その人が普段愛用しているものをあげると喜ぶと思うんだ」
「普段愛用している物……そうだ!」
すると風牙は思い当たる節があったのか、急いである場所へと向かうのだった。
その日の夜、風牙はリビングで朱乃と一緒に雑談をしていた。
実は先程まで、オカ研の皆んなで朱乃の誕生日会を行っており、今はみんなが自分の分の後片付けを終えて帰った後、自分達の出したゴミを片付けていたのである。
そして片付けがある程度終わった所で、風牙は朱乃に話しかける。
「あ、あの…朱乃さん…!」
「?どうしたの、風牙くん…?」
少し緊張している様子の風牙を、朱乃は少し不思議に思ったが、風牙は懐からオシャレな紙袋を取り出した。
「こっ、これ…誕生日プレゼント、です。改めて…お誕生日おめでとうございます!朱乃さん…!」
そう言って手渡された紙袋を中身を取り出すと、そこにあったのは……綺麗な装飾が施されたティーカップだった。
「これ…朱乃さんの紅茶を入れる時に使うと思って…莉安姉さんに、プレゼントは普段使いできるものが良いと言われたので…ダメでしたか?」
風牙が不安そうにそう聞くが…次の瞬間朱乃は風牙に抱きついてキスをした。
「ちゅ///…んちゅ///…ちゅむ///」
「んぅ///…うむ///…むう///」
そうしてディープキスを暫くした後、キスを終えると、朱乃はお礼を言った。
「…ぷはぁ!…ありがとう、風牙くん」
そして朱乃はニッコリと笑みを浮かべる。
「とっても嬉しい誕生日プレゼントでしたわ♪」
その笑顔を見た風牙は、これからもこの笑顔を守ってみせると、改めて誓うのだった。
次は風牙の誕生日会を書こうと思います。
後、感想を頂くと作者のやる気が(多分)上がります。