ある日の朝、金髪ショートヘアに赤と黒のロングコートを羽織った男性と、片方は黒髪ロングヘアーに青と黒のロングコートを羽織った眼鏡をかけた男性が歩いていた。
「あー痛ぇ、まさか公園のベンチで寝ることになるとは思わなかったぜ」
「仕方がないさ。今どこのアパートも空き部屋がないらしいからね」
「ったくよぉ、アイツに頼めれば直ぐなのによぉ『シュボッ!』…っぷはぁ」
「うっ、相変わらずタバコを吸ってるのか君は?」
「いいだろ別に、禁煙エリアじゃねぇんだからよ」
そうして会話しながら歩いていると、目の前から白いフード付きローブを羽織った人物が二人とすれ違った。
「……なぁ、今のってよぉ」
「間違いないね。あの白いローブの二人は…」
「…聖剣使い…か?」
「だろうね」
「…さーて、そろそろ行きますかかねぇ……駒王学園に」
それから少し時間が経ち、今日は駒王学園球技大会の試合日。
先ず行われたのは、クラス対抗戦であり、1番の目玉とも言えるテニス大会だ。
対戦するのは、オカ研部長リアス&副部長朱乃ペアと生徒会長『支取蒼那』&副会長『真羅椿姫』ペアだ。
「おくらいなさい!支取流スピンボール!」
「甘いわ!グレモリー流カウンターをくらいなさい!」
両者激しい、打ち合いが始まり、先に得点を取ったのは会長の方だった。
「やるわね、ソーナ。さすが私のライバルだわ」
「うふふ、リアス。負けたほうが小西屋のトッピング全部つけたうどんを奢る約束、忘れてないわよね?」
「ええ、私ですらまだ試していないそれを先を越されるなんて屈辱だわ。絶対に私が勝たせてもらう!私の魔動球は百八式まであるのよ?」
「受けてたつわリアス!それが私のあなたへの愛!!」
そうして二人は激しいラリーを続けた。
『……なぁ風牙、アイツら一応上級悪魔なんだよな。俺が知ってるのとずいぶん違うんだが…』
「ま、まぁ、時代が経てば変わっていくものですから…」
それを見ていた風牙とザルバはそれぞれコメントをしていた。
しかし、彼等がいるのは観客席ではなく、オカ研チームの待機場所だった。
これには理由があり、この後のドッチボールでは相手チームの方が数が多かった為、特別にオカ研チームの助っ人として風牙は参加したのだ。
「風牙くん。大丈夫?」
すると、テニスを終えて体育着に着替えた朱乃が風牙の元に来た。
「大丈夫ですよ。ドッチボールをやるのは久しぶりですから、実は少し楽しみにしてたんです」
「うふふ、じゃあ、誘って正解でしたね♪」
「えぇ、じゃあザルバ、ここで見ていてください」
『ま、流石に指輪を付けたままドッチボールは出来んわな』
そしてザルバを持ってきておいた特別な台座にはめ込むと、グラウンドへと向かった。
そしてドッチボールが始まったのだが…
「狙え!兵藤一誠を狙うんだ!」
「うおおおおおっ!てめぇら、ふざけんなぁぁぁぁ!」
先程から敵チームは、内野も外野も何故か一誠しか狙っていなかった。
まぁ理由は明白で…
リアス→駒王学園の二大お姉様の一人。大人気の学園アイドル。当てられない。
朱乃→リアスと同じく二大お姉様の一人。学園のアイドル。当てられない。と言うか当てたら風牙から恨まれそうで怖い。
アーシア→二年生ナンバー1の癒し系美少女。しかも金髪。当てられない。
小猫→学園のマスコット的なロリ美少女。当てたらかわいそう。
祐斗→全男子の敵だが、当てたら女子に恨まれる。当てられない。
風牙→朱乃とお付き合いしてるなんて羨ましすぎる!しかし当てたら女子生徒から反感を買いそうなので当てられない。
一誠→アーシアを独り占めしているのはおかしい!当てても問題ないだろう。いや、当てるべきだ!エロ三人組の一人出し当てても文句は言われない!死ね!ヘッドショットで行くぜ!ブッ殺してやる!
という理由で一誠だけが狙われていたのだ。しかも観客陣も一誠へ死ね死ねコールをしていた。
あまりにも理不尽である。流石に同情してしまう。
すると豪胆な野球少年が・・・木場に狙いを定めていた。
「クソォ!恨まれてもいい!!イケメンめぇぇぇえん!!覚悟ぉぉぉお!!」
そして木場に向かってボールを投げるが、朱乃から聞いた通りならあの程度のボールなら避けられる筈だが…
ボーッとしているのかボールに反応せずにその場に立ち尽くしていた。
ボールが木場に当たりそうになるが、風牙がギリギリキャッチして相手に投げ返したことで相手に一人当てた。
「大丈夫ですか?木場さん」
「…え、あぁ…うん」
その後の試合も、木場だけが上の空だった。
ザルバ『自分の考えを押し付けるだけじゃ誰も幸せにはならない。その考えがたとえそいつのことを思ってのことだとしてもな…』
次回、聖剣
そしてアイツらが動き出す。
風牙と朱乃がひたすらイチャイチャする番外編を書くかどうか?
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