炎刃騎士ゼン、天弓騎士ガイの鎧を纏った武と胡座は、それぞれ変化した自分の武器でイリナとゼノヴィアに攻撃する。
「そら!そら!」
「くぅ!」
武は形状が変化した青龍刀を豪快に振り回し、イリナに反撃の隙を与えないまま攻撃を続ける。
「はぁ!」
「くっ!」
胡座も薙刀のように弓を振るい、ゼノヴィアに反撃の隙を与えないまま攻撃を続ける。
「「舐めるな!(ないで!)」」
しかし、二人もやられっぱなしという訳ではなく、反撃として聖剣を振るい、それぞれの武器がぶつかる。
そしてゼノヴィアの破壊の聖剣のエネルギーであたりに衝撃が走り、再び土煙が上がった。
どうなったかと目を凝らすリアス達…そして土煙が晴れるとそこには…
「さぁどうする?」
「まだやるかい?」
イリナの首の横ギリギリに剣を突き立てる武と、ゼノヴィアの顔真正面に矢を構える胡座の姿があった。
「私達の負けね」
「あぁ、言い訳のしょうがない」
これには流石に二人とも負けを認め、武と胡座は鎧を解除し、武器をしまう。
そして四人の元にリアス達が来る。
「武くんに胡座くんだったわね。いろいろ聞きたいことはあるけど、さっきのあれは何なの?」
アレと言うのは恐らく鎧のことだろう。二人はその質問に答える。
「あれは俺達魔戒騎士が持つ鎧だ」
「魔戒騎士は皆例外なく鎧を持ってるんだ」
魔戒騎士の強さに、リアス達は素直に凄いとしか思えなかった。
その後、武と胡座はゼノヴィアとイリナに勝利したので、自分達もコカビエル討伐の手助けをさせるよう要求した。
そして、ゼノヴィアとイリナの足を引っ張らないようにと言う条件を出した上で二人は協力することになった。
そしてゼノヴィアとイリナが帰った後、武と胡座も帰ることになった。
「さーて、そろそろ帰りますか…」
「だね…」
「…では、私が玄関まで送りますわ」
そう朱乃が提案したことにより、二人は朱乃と共に玄関まで向かう。
「…なぁアンタ、姫島朱乃さん…だよな?」
「っ!…そうですが、私は名前を名乗ってはいませんのに、なぜ知ってるんですの?」
朱乃が恐る恐る聞くと、武はクスクスと笑いを堪えながら答えた。
「ふふ、悪い悪い。いきなり名前で呼んだら失礼だよな。…アンタの事は、風牙から手紙で聞いたんだよ」
「っ!風牙くんから…って、お二人とも風牙くんの知り合いなんですの…!」
「あぁ…実は俺達、風牙の幼馴染なんだよ」
「幼馴染…」
風牙から聞いたことはあったが、この二人のこととは思わなかった。
「しかし、まさか風牙に恋人ができるなんて思わなかったな」
「だよなー。今でもあの時の衝撃は忘れらんねぇよ。…ま、朱乃さん見た感じ、アイツの事幸せにしてやれそうだし、これからもアイツの事よろしくな」
「…!勿論ですわ♪」
そうして、朱乃と武と胡座は少し風牙に関するお話をし、朱乃は二人を送り出したのだった。
ザルバ『手を組むってのは大変なことだ。そいつが信用できるかはそう簡単には分からないからな』
次回、協力
仲間だからって信用しすぎると足元を掬われるかも…なんてな
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