と言うか最近風牙と朱乃さんを全然イチャイチャさせられていないのでマジでやばいです。
それと、この章が終わったら最新話まだで判明しているオリキャラの設定集を書きたいと思います。
あの後、リアス達は祐斗を除く残りの眷属を全員集め、ソーナ達にも助力を求め学園に来ていた。
そしてソーナとソーナの眷属達によって、学園を囲むように結界が張られた。
「ありがとう、ソーナ。あとは私達がなんとかするわ」
「リアス、相手は桁違いの化け物ですよ?いくら貴女達でも確実に負けるわ。今からでも遅くない、貴女のお兄様へ───」
「…貴女だって、お姉様を呼ばなかったじゃない」
リアスにそう言われたソーナは苦い顔をする。
「……私のところは…あなたのお兄様はあなたを愛している。サーゼクス様なら必ず動いてくれます。だから───」
「サーゼクス様には既に私が打診しましたわ」
「朱乃!」
勝手に打診した事に文句を言おうとしたリアスだったが、それに朱乃は冷静に対処する。
「リアス、あなたがサーゼクス様にご迷惑をおかけしたくないのは分かる。けれど相手は堕天使の幹部。あなた個人で解決するレベルを超えているわ」
「っ……」
悔しいが、朱乃の言う通りだ。
相手は三大勢力が戦争をしていた時代を生き抜いた歴戦の堕天使、間違いなく実力は下手な上級悪魔より上だろう。
そんな相手に自分達だけで戦うのはどう考えても実力不足だ。朱乃の打診は寧ろ当然のことだろう。
「……魔王様の力を借りましょう。サーゼクス様の軍勢はおよそ一時間程度で到着する予定ですわ」
本当に、朱乃には敵わない。
リアスはこの時そう思った。
「……はぁ。まったく、あなたには敵わないわ。……一時間ね。さて、私の下僕悪魔たち。私達はオフェンスよ。結界内の学園に飛び込んで、コカビエルの注意を引くわ。これはフェニックスとの1戦とは違い死線よ!それでも死ぬことは許さない!生きて帰ってあの学園に通うわよ、皆!」
『はい!』
「ちょい待ちぃ!」
リアス達が結界内に入ろうとしたその時、背後からここ最近でよく聞く声が聞こえた。
「武!」
「…武さん」
「おっすー。一誠、小猫…リアス・グレモリー、この戦い、ホラーが関わっている以上俺達も参戦させてもらうぜ」
「…そうね、貴方がいれば心強いわ。でも胡座はどうしたの?」
「あぁ、アイツは今ゼノヴィアと一緒に行動してる。ここに行くのは伝えたからもうすぐ来るはずだ。…それに、強力な助っ人も後で来るしな」
「強力な助っ人?それって一体…?」
「っと、その話は後だ。そろそろ行こうぜ」
武の言う通り、今は悠長に会話をしている時ではない。
そして皆は、結界の中へと突入するのだった。
正面玄関から突入すると、真っ先に校庭の異様な光景が目に入った。巨大な魔法陣に光り輝く4本の聖剣、そして初老の男が立っていた。リアスが調べていた人物、バルパー・ガリレイだ。
「バルパー、後どれくらいでエクスカリバーは統合する?」
上空から声がしたので上を見ると、そこには宙に舞う椅子に座ったコカビエルが余裕の表情をしており、その隣にアスモダイがいた。
「5分もいらんよ、コカビエル」
「そうか。では、頼むぞ。さて…サーゼクスは来るのか?それともセラフォルーか?」
「お兄様とレヴィアタン様の代わりに私達が…」
ドガァァァアン!!
リアスの言葉が終わる前に辺りに爆音が鳴り響いた。爆風が発生した場所には巨大な光の柱が突き刺さっており、その場にあったはずの体育館は影も形も無く消え去っていた。
たったの一撃で体育館を消した飛ばしたコカビエルの力に再び気を引き締めるリアス達一行を見たコカビエルは指を鳴らした。
「さて、地獄から連れてきた俺のペットと遊んでもらおうかな」
闇夜の奥から現れたのはまさに化け物であった。体長は10メートルぐらいはある巨体で、太い肢体にある爪の鋭さが破壊力を物語っている。
口から見える鋭利な牙や赤い瞳も凶悪だが、それを持つ頭が3つもあるのが衝撃的であった。
「ケルベロス!?」
「冥界の門に生息する地獄の番犬ですわ!」
『それだけじゃないぞ』
すると今度はアスモダイが空中に手をかざすと、そこから怪物が現れた。
その怪物は、全身の半分を鋼鉄の鎧のような物で包んでもう半分は卵の殻のような物で包んでおり、動く度に体液を落とし、口の部分からは常に涎のようなものが滴っていた。
『我等旧魔界派が作り出した古の『魔導兵器ランプティ』。魔戒騎士を殺せ』
アスモダイに命令されたランプティは武に向かって巨大な腕を振り下ろし、武はそれを避けた。
「武!」
「心配すんな!こいつの相手は俺がするからお前らはそこのワン公をぶっ潰せ!」
そして青龍刀を抜いた武はエンプティに攻撃を開始する。
それと同時に、リアス達もケルベロスとの戦いを始める。
まず、一誠は
アーシアも貴重な回復能力持ちなので、一誠の側で待機だ。
そしてリアスと朱乃と小猫がその間の時間稼ぎに徹する。
ケルベロスは口から炎を吐き出すが朱乃が炎を魔法で凍らせ、リアスは滅びの魔力で攻撃する。
しかし、複数の頭を持つケルベロスは別の頭から炎を吐き出し滅びの魔力を相殺し、最後の頭が追撃をしようとしたが、小猫がその頭に踵落としを決めた。
「さらにもう一撃あげますわ」
小猫の攻撃で一瞬怯んだケルベロスに朱乃は追撃に雷を放った。
そして武の方もかなり苦戦していた。
何度も青龍刀で切り付けるが、その巨大に見合う防御力を持つエンプティにはその程度では傷一つつけられない。
鎧を召喚したくてもこの後の戦いのことを考えれば不用意には纏えない。
皆が戦っている間も、一誠はエネルギーを貯めることに集中していた。
しかしそこにもう一体のケルベロスが現れ、一誠達に襲い掛かってきた。
が、次の瞬間ケルベロス首が一つ切り落とされ、エンプティの鎧の隙間を掻い潜り、一本の矢が目を貫いた。
「加勢に来たぞ」
「遅れてすまない」
そこにいたのは、ゼノヴィアと胡座だった。
そしてゼノヴィアは首を切られて怯んでいるケルベロスの胴体を切り裂いた。
「聖剣の一撃。魔物に無類のダメージを与える」
そしてケルベロスは一瞬で灰となって崩れた。
そしてそれと同時に、一誠のブーステッド・ギアにもエネルギーが充分溜まったようで、リアスと朱乃にエネルギーを譲渡した。
「これなら行けるわ」
リアスと朱乃も行けると確信するが、もう一体のケルベロスはアーシアに標的を定め突進する。
「しまっ!」
一瞬まずいと思った一誠だったが、その心配は杞憂に終わった。
何故ならアーシアに飛びかかろうとしたケルベロスを、地面から生えた無数の魔剣が刺し貫いたからだ。
「逃がさないよ」
「木場!」
そう、他でもない祐斗の神器の力である。
そして刺し貫かれて動けなくなったケルベロスに、朱乃は雷を放った。
「天雷よ! 鳴り響けッ!!」
ズドォォォォオン!!
「「「ゴギャァァア!?」」」
そしてその天雷を身に受けたケルベロスは、跡形もなく消滅した。
そしてそれと同時に、エンプティと武&胡座の方も決着がつこうとしていた。
目を貫かれたエンプティは、見えないながらも必死に光弾を放ち攻撃するが、標的が見えない以上ヤケクソで放っているような光弾に当たる二人ではない。
避けている間も、胡座はエンプティの胸を矢で射抜こうとしていた。
二人は攻撃を避け、武は数少ない鎧に守られていない部位である関節を切りつけた。
「そらよっと!」
『っ!』
そして胡座は、何十本にも束ねた矢を掴み思いっきりエンプティの胸に突き刺す。
先程から一点に攻撃を受け続けた結果、エンプティの硬い装甲もその一点だけ脆くなっていたのだ。
胸に矢が刺さり苦しむエンプティ。
そして武は、矢が刺さり穴が空いたエンプティの胸に青龍刀を突き刺した。
そして、エンプティはその場に倒れ込みそのまま塵となって消えた。
そして同じく力を譲渡されたリアスは、コカバアルに対して全力の滅びの魔力を放った。
「喰らいなさい!コカビエル!!」
流石の堕天使幹部もこれを喰らえばひとたまりもない。…そう考えていた一向だったが…
「なかなか面白い余興だったぞ」
そう言うとコカビエルは何と、滅びの魔力を片手で防いだのだ。
「おいおいマジか…」
「くっ…」
流石の武と胡座もこれには驚きを隠せなかった。
「なるほど、赤龍帝の力があればこれほどリアス・グレモリーの力を引き出せるのか…面白いぞ、これは酷く面白いぞ」
そうコカビエルが一人笑みを浮かべていると…
「…完成だぁ!」
バルパーがそう言い放つと、凄まじい光が辺りを包み、校庭の真ん中にある四本のエクスカリバーが重なり、一本に戻っていった。
そしてバルパーは最悪な一言を告げた。
「エクスカリバーが1本になった光で、下の術式も完成した。あと20分もしない内にこの町は崩壊するだろう。解除するにはコカビエルを倒すしかない」
その最悪な事実に、全員が衝撃を受けるのだった。
ザルバ『死人の思いを知ることは本来なら誰にも出来ない。だがもし、それを知ることができたなら、お前達はどうする?』
次回、願い
小さき者達の思いは、奇跡を起こす。